TBS日曜劇場『19番目のカルテ』で注目されているキャラクターの一人が、赤池登(あかいけ・のぼる)という人物です。
総合診療医・徳重晃(演:松本潤)の恩師という役どころで登場し、物語のキーパーソンになる存在です。
演じるのは、俳優・田中泯(たなか・みん)さん。演技派というより、“異彩を放つ身体表現者”として世界的に評価されてきた人物です。
「赤池登って誰?」「田中泯ってどんな人?」という疑問を持った方のために、プロフィールや出演作、ドラマでの役どころを詳しく解説します。
赤池登とはどんな人物?ドラマ内の役どころを解説
赤池登は、総合診療医・徳重の原点となる“師匠”のような存在です。かつて大学病院で活躍していた医師でありながら、現在は島に移り住み、地域医療に従事するという生き方を選んでいます。
彼は医療の枠を超えて「人を診る」姿勢を持つ人物。患者の生活背景や心の変化にも深く目を向ける医師で、ドラマの中では主人公・徳重の“医師としての原点”を示す重要な役を担っています。
赤池登役の田中泯とは?プロフィールと芸歴まとめ
田中泯(たなか・みん)さんは1945年、東京都出身。年齢は2025年時点で80歳になります。俳優としての知名度よりも、もともとは世界的に知られる「舞踊家(ダンサー)」として活躍してきました。
田中さんは日本の前衛舞踊の巨匠・土方巽に師事し、「身体で語る芸術」を追求してきた人物です。演劇や映画の常識を超えた“身体表現者”として世界中から評価され、1990年にはフランス芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章しています。

演技デビューは『たそがれ清兵衛』!田中泯の主な出演作
俳優としての田中泯さんが初めて注目されたのは、2002年の映画『たそがれ清兵衛』。この作品で初出演ながら、日本アカデミー賞・最優秀助演男優賞を受賞し、一気に映画界の注目を集めました。
その後も、
- NHK大河ドラマ『龍馬伝』
- ドラマ『ばらかもん』
- 映画『海獣の子供』『無限の住人』
など、存在感を放つ役柄で出演。セリフよりも“たたずまい”や“目線”で多くを語る演技が、多くの視聴者に深い印象を与えてきました。
身体表現者×俳優という唯一無二の存在
田中泯さんの演技には、台本にない“動き”や“沈黙”すら意味を持たせる深みがあります。農村に住み、自らの身体表現を「場踊り」として自然の中で即興的に行うライフスタイルを貫いてきた彼だからこそ、演じる人物にも“生き様”がにじみ出るのです。
SNSでは「田中泯が出るだけで場が引き締まる」「セリフがなくても感情が伝わってくる」といったコメントも多く、年齢を重ねてもなお進化し続ける俳優です。
赤池登は『19番目のカルテ』のカギを握る存在!
物語が進む中で、主人公・徳重晃が迷いや葛藤にぶつかる場面が多々あると予想されます。そのとき、赤池登という存在が“心の原点”を思い出させる指針になるでしょう。
また、離島医療の現実や、医師としての生き方を問うストーリーにもなるため、田中泯さんの演技力と“哲学的な存在感”が物語に深みを与えることは間違いありません。
まとめ|赤池登は誰?→田中泯が演じる“生きた哲学”だった!
「赤池登って誰?」という問いの答えは、表面上は「徳重の恩師」「地域医療を支えるベテラン医師」ですが、真の答えは「人間とは何か、医師とは何かを体現する存在」です。
その役を担うのが、80歳を迎えた今も“生きる表現者”として進化し続ける田中泯さんという事実は、ドラマ全体に深いメッセージ性を与えています。
2025年7月13日から始まる『19番目のカルテ』、赤池登の登場シーンにはぜひ注目してみてください。