「英単語って何回覚えてもすぐ忘れちゃう…」そんな悩み、ありませんか?
実は、英単語は“7回出会えば定着する”という心理学的な記憶法則があるんです。
この記事では、ニュースやChatGPTを活用した効率的な英単語の覚え方、そして“忘れない”ための習慣化テクニックをご紹介!コロケーションやアウトプットも交えながら、実際に身につく英単語学習法をまとめました。

英単語は7回出会えば覚えられる?その理由とは
英単語学習には「エビングハウスの忘却曲線」や「間隔反復」といった記憶の理論がよく登場します。
その中でも、「1つの単語に7回出会うと記憶に残る」という説は、教育心理学や第二言語習得論でも根拠があるとされています。
ポイントは“7回書く”ではなく、“7つの異なる文脈や使われ方に触れる”こと。これにより、意味と使い方が自然に身につき、長期記憶に残りやすくなります。
英文ニュースの見出しから英単語を覚える方法
最初のおすすめは、英文ニュースの見出しから英単語を拾う方法です。英語ニュースには「意味のまとまり=コロケーション」で単語が登場するため、自然な使い方で覚えることができます。
例:Trumpとtariffs
以下タイトルからは “Trump” と “tariffs(関税)” が文脈ごと学べます。こうした短くインパクトのある見出しを読むことで、単語のイメージが一気に定着します。
ここでは、Trumpとtariffsがキーワードになっています。この2つをキーワードにして検索すると、ニュースサイトの見出しがヒットします。
Trump tariffs Financial Times
Trump delays 50% EU tariffs until July 9 CNN
What tariffs has Trump announced and why? BBC
Trump agrees to extend EU trade talks after 50% tariff threat BBC
Trump tariffs live updates: EU touts ‘good calls’ with US as negotiations resume in earnest yahoo finance
Trump Tariffs: Tracking the Economic Impact of the Trump Trade War Tax Foundation
Trump’s tariffs have launched global trade wars. Here’s a timeline of how we got here AP
ポイント:
- 内容が同じ記事をいくつか読むと、共通して使われる単語が出てくるので覚えやすくなる
- タイトルだけで意味が推測できるようになる
- 自然な語順(語感)に触れられる
- 政治・経済・社会などの時事ボキャブラリーが身に付く
『暗黒のフレーズ』p.133に掲載されています。
ChatGPTで英単語を7文の例文で習得する
ChatGPTを活用するのも、今の時代ならではの英単語学習法です。
特におすすめなのが、「覚えたい単語を使った例文を7つ作ってもらう」方法。
例:
tariffを使って例文を7つ作って。tariff以外は基本的な単語にして。
と依頼します。「基本的な単語にして」と指示を出すのは、1つの英文に知らない単語があると、そちらも覚えなければならなくなるからです。
「基本的な」よりも「英検3級レベルの」というような具体的な指示でもよいと思います。
- The country put a new tariff on cars.
- I read about a tariff on food in the news.
- They want to lower the tariff for clothes.
- A high tariff makes things more expensive.
- That country does not have a tariff on books.
- The president talked about the tariff today.
- We pay a tariff when we buy from other countries.
👉 ポイント:
- 単語の使い方が“1対1の訳”に縛られなくなる
- 構文や文型ごと覚えられる
- 発音や語調もChatGPTに聞ける(TTSツール併用で)
コロケーションで覚えると英単語は忘れにくい
英単語を単体で覚えると、意味が曖昧になりやすく、応用も効きません。そこで効果的なのがコロケーション(語の連語関係)で覚える方法です。
コロケーションというのは、一緒に使いやすい単語のペアです。たとえば「おいしいケーキ」という言葉のペアは普段使いますが「おいしい車」とはあまり言いません。
tariffを覚えたい場合、tariffと一緒によく使う単語をコロケーションとして頭に入れると便利です。
例:
- impose a tariff(関税を課す)
👉 The government decided to impose a tariff on steel. - high tariff(高い関税)
👉 A high tariff can hurt international trade. - remove a tariff(関税を撤廃する)
👉 They agreed to remove the tariff next year.
tariff barrier(関税障壁)
👉 Many countries are trying to reduce tariff barriers. - pay a tariff(関税を支払う)
👉 Importers have to pay a tariff on foreign goods. - raise tariffs(関税を引き上げる)
👉 The country plans to raise tariffs on electronics. - free from tariffs(関税がかからない)
👉 These products are free from tariffs under the trade deal.
このように、周囲の単語とセットで覚えることで、実際の会話や作文でも「口をついて出てくる」ようになります。
さらに定着させる学習法:アウトプット&逆練習
以下のような方法を加えると、さらに定着率が高まります。
✅ 自作単語ノートを作り英文を作る
- 単語+例文+イメージ画像を記録
- 「なぜこの単語を覚えたいのか」を添えると記憶が定着しやすい
✅ 穴埋め・英訳クイズで逆練習
先ほどChatGPTに作ってもらった英文を再びChatGPTに入力し「穴埋め問題を5つ作って。そのうち3題はtarriffが正解になる問題にして、残りの2問は別の単語を正解になる問題にして。正解は解答が終わってから出力して」と指示します。
ここでは正解を問題のすぐ後に入れておきます。
① The government decided to impose a ______ on imported cars.
👉 正解:tariff
② That country has a very high ______ on foreign food.
👉 正解:tariff
③ Many companies want the ______ to be removed for electronic goods.
👉 正解:tariff
④ I usually ______ breakfast at 7 a.m. every day.
👉 正解:eat
⑤ She is reading a book ______ history now.
👉 正解:about
✅ SNSやブログで「使ってみる」
- #今日の英単語 でX(旧Twitter)投稿
- ChatGPTで短文を英作文 → 添削依頼
✅ まとめ|英単語の覚え方と7回定着法の活用ポイント
- 単語は「7回の文脈的出会い」で記憶に残りやすくなる
- ニュースの見出しは実用的な語彙とコロケーションの宝庫
- ChatGPTを使えば、例文やクイズ、英作文練習がすぐできる
- コロケーションやアウトプットが“使える英語”への近道
📌 英単語学習は“受け身”から“活用”へ!
忘れない単語の覚え方は、自分の生活や興味に「リンクさせること」。ぜひ今日から、あなたの語彙学習ルーティンに取り入れてみてください!