unusualをパーツに分割すると、un+usual。un-は「ない」という意味です。usualは「いつも」という意味です。「いつもの通りではない」ということから、「めったにない」「ありえない」というような意味になります。
unusualの派生語
単語 | 意味 | 発音 |
---|
unusual | 異常な、珍しい | アンユージュアル |
unusually | 異常に、非常に | アンユージュアリー |
usual | 普通の、通常の | ユージュアル |
usually | 通常は、たいてい | ユージュアリー |
unusualness | 異常さ、珍しさ | アンユージュアルネス |
unusualの語源的意味
「unusual(アンユージュアル)」という単語は、「普通ではない」「珍しい」「異常な」という意味を持っています。この言葉の背景には、語源的な知識があり、それを理解することで「unusual」の意味がより深くわかります。ここでは、語源的な知見をもとに、「unusual」の意味を中学生でも理解できるように解説していきます。
1. 語源から見る「unusual」の成り立ち
「unusual」という単語は、二つの部分に分けて考えることができます。
- “un-“(アン): これは「否定」を表す接頭辞です。英語で「un-」がつくと、元の単語の意味を否定することになります。たとえば、「happy(幸せな)」に「un-」をつけると「unhappy(不幸な)」となり、「幸せではない」という意味になります。
- “usual”(ユージュアル): これは「普通の」「通常の」という意味を持っています。この「usual」は、ラテン語の “usus” という言葉から来ています。”usus” は「使用」「習慣」という意味を持ち、そこから「いつも使われる」「いつもそうである」という意味に発展しました。
これらの二つの要素が組み合わさることで、「unusual」は「普通ではない」「通常とは異なる」という意味になります。つまり、「unusual」は、何かが一般的なことや普段の出来事とは違うことを示す言葉です。
2. 「usual」と「unusual」の関係
「usual」は「通常の」や「普段の」という意味です。たとえば、いつも同じ時間に学校に行ったり、毎日同じように宿題をすることは「usual」な行動です。これに対して、「unusual」はその逆を意味します。たとえば、いつもは朝7時に起きるのに、その日だけ10時まで寝てしまった場合、「今日はいつもと違って、普通ではない」と感じます。これが「unusual」という状態です。
例文で見る「unusual」と「usual」の違い
- “usual”: “It is usual for him to walk to school.”
(彼が歩いて学校に行くのは普通のことです。) - “unusual”: “It is unusual for him to be late.”
(彼が遅れるのは珍しいことです。)
このように、「usual」は日常的な、または一般的な出来事を指すのに対し、「unusual」はそれとは反対に、珍しい、または特別な出来事を指します。
3. 「unusual」の現代英語での使い方
現代の英語では、「unusual」はさまざまな場面で使われ、普通ではないことや、めったに起こらないことを表現するために使われます。以下にいくつかの具体的な例を挙げて、どのように「unusual」が使われるかを見てみましょう。
例文1:
- “The weather is unusual for this time of year.”
(この時期にしては天気が珍しい。)
この文では、「unusual」が「この時期にふさわしくない、珍しい天気」という意味で使われています。つまり、通常は違う天気が予想される時期に、異常な天気が発生しているということです。
例文2:
- “It was unusual for her to miss the class.”
(彼女が授業を欠席するのは珍しいことです。)
この文では、「unusual」が「普段はしない行動」という意味で使われています。つまり、彼女は通常授業に出席するのに、その日は珍しく欠席したということです。
4. 日常生活での「unusual」の例
「unusual」という単語は、日常生活でも頻繁に使われます。例えば、次のような場面で使われます。
- 食べ物に関して: 「この料理は珍しい味がする」と言いたいとき、”This dish has an unusual taste.”(この料理は普通ではない味がする)と言うことができます。普段食べる味とは違う特別な味を感じるときに使います。
- 行動に関して: たとえば、友達がいつもは明るく元気なのに、その日は黙っていたら、”It is unusual for him to be so quiet.”(彼がこんなに静かでいるのは珍しい)と言えます。
5. 「unusual」と似た意味の単語
「unusual」と似た意味を持つ単語もいくつかあります。これらの単語を知ることで、より多様な表現ができるようになります。
- rare(レア): 「稀な、珍しい」という意味で、「unusual」と似た意味です。ただし、「rare」は「非常に珍しい」「めったに起こらない」というニュアンスが強いです。
- 例: “This is a rare opportunity.”(これは稀な機会です。)
- extraordinary(エクストラオーディナリー): 「並外れた、驚くべき」という意味です。「unusual」よりもさらに強調した意味を持ちます。
- 例: “He has an extraordinary talent.”(彼には並外れた才能がある。)
6. まとめ
「unusual」という単語は、ラテン語の「usus(使用、習慣)」に由来し、「普通ではない」「珍しい」という意味を持っています。現代英語では、普段の生活や一般的な出来事と比べて、珍しいことや異常なことを指す際に使われます。日常生活でも、天気や行動、味、経験など、さまざまな場面で使われる便利な単語です。
「unusual」を理解することで、英語で「普段と違う」「めったにない」という意味を正確に表現できるようになります。この言葉を使って、より具体的に自分の感じたことや状況を説明できるようになるでしょう。