髙比良くるま(たかひら くるま)さんは、1994年9月3日生まれの30歳(2024年12月時点)で、お笑いコンビ「令和ロマン」のボケ担当です。東京都練馬区出身で、身長173cm、体重70kg、血液型はO型です。
学歴と経歴
練馬区立富士見台小学校、私立本郷中学校・高等学校を経て、慶應義塾大学文学部に進学しましたが、中退しています。
中高時代はラグビー部に所属し、ポジションは主にフランカーを担当していました。
大学在学中にお笑いサークル「お笑い道場O-keis」に所属し、先輩である松井ケムリさんとコンビ「魔人無骨」を結成。
その後、吉本興業のNSC東京校に23期生として入学し、2018年に首席で卒業しました。2019年5月1日、新元号「令和」の施行に合わせてコンビ名を「令和ロマン」に改名しました。
芸風と活動
ネタ作りでは、自身の生活から見つける「あるある」を普遍的なものとして大切にしています。
また、美容に関心があり、コスメなどを利用して肌のメンテナンスを続けています。
YouTubeチャンネル「黙って食べれん」を9番街レトロの京極風斗さんと共同で運営しています。
賞レースでの活躍
「M-1グランプリ」にはNSC在学中から出場し続け、2023年に初の決勝進出を果たし、ファイナルステージではヤーレンズとの接戦を制して優勝しました。
また、2024年には「第45回ABCお笑いグランプリ」で優勝し、「M-1グランプリ優勝後にABCお笑いグランプリ優勝」を達成したコンビとして同大会史上初の快挙を成し遂げました。
人物像
芸名の「くるま」は、運転免許を持っていなかったことを記憶しておくために名付けられましたが、2023年3月に運転免許を取得しました。
少年時代、家庭の事情で辛い時期に『踊る!さんま御殿!!』を観て、「自分もさんまさんみたいになればつらい現実に勝てるかな」と思ったことがお笑いに興味を持つきっかけとなりました。
大学時代には、学部の勉強に興味を持てず、大学に通いながら芸人をやることへのもどかしさを感じ、相方・ケムリさんのNSC入学と合わせて大学を中退しました。
髙比良くるまさんは、分析力と戦略を持ってお笑い賞レースに挑み、独自の視点で漫才やM-1について考察した初の著書『漫才過剰考察』を2024年11月8日に発売しました。
今後も多方面での活躍が期待されるお笑い芸人です。
髙比良くるまさんは、分析力と戦略を持ってお笑い賞レースに挑み、独自の視点で漫才やM-1について考察した初の著書『漫才過剰考察』を2024年11月8日に発売しました。今後も多方面での活躍が期待されるお笑い芸人です。
髙比良くるまさん 漫才、M-1グランプリを分析した本を出版していた
髙比良くるまさん(お笑いコンビ「令和ロマン」)の著書として、以下の作品があります。
『漫才過剰考察』
- 出版日: 2024年11月8日
- 出版社: 辰巳出版
- ISBN: 978-4777831180
内容概要:
本書は、髙比良くるまさんが漫才やM-1グランプリについて深く分析・考察した一冊です。2015年から2023年までのM-1グランプリの歴史を振り返り、各年の傾向や変化を詳細に解説しています。また、新型コロナウイルスの流行が漫才に与えた影響、東西での言葉の違い、南北の異なる環境が漫才に及ぼす影響、さらには「顔ファン論争」や漫才の世界進出についても多角的に分析しています。
さらに、霜降り明星・粗品さんとの2万字を超えるロング対談も収録されており、M-1、漫才、テレビ、YouTubeの今後について深く語られています。
髙比良さんの圧倒的なマシンガントークと独自の視点が詰まった本書は、漫才ファンやお笑いに興味のある方にとって必読の一冊となっています。
目次:
- はじめに
- 「自分は報われていいような人間ではない」
- 2023決勝直前インタビュー
- M-1グランプリ
- 2023を司法解剖
- 2023と似ていた2018
- 技術勝負の2015-2018
- 多様な漫才が花開いた2019-2023
- 「あるある」お笑い、「ないない」お笑い
- 「顔ファン」とSNS論争
- 2024を予想する
- 寄席
- 漫才における寄席とは
- お客さんの特徴
- 寄席成功の二大要素「理解」と「発声」
- 東と西の違い
- 西の引き上げられたフィクションライン
- 南と北の特徴
- 漫才が海を越えるとき
- スペシャル対談
- 霜降り明星・粗品×令和ロマン・髙比良くるま
- M-1、漫才、テレビ、YouTube、それぞれの今後……
- おわりに
- 「どうか健やかに、お笑いを楽しんでください」
著者プロフィール:
髙比良くるま(令和ロマン)
お笑い芸人。吉本興業所属。1994年生まれ、東京都練馬区出身。慶應義塾大学のお笑いサークルで相方・松井ケムリさんと出会いコンビを結成。2023年のM-1グランプリでは、第1回大会の「中川家」以来のトップバッター、かつ歴代王者の中で最短となる芸歴5年9ヶ月での優勝を果たした。M-1王者として異例の出場を果たしたABCお笑いグランプリ2024でも優勝するなど、今最も勢いのある芸人。