compareをパーツに分解すると、com+pareとなります。com-は、communicationのcom-が示す通り「一緒」という意味です。-pareは、pairと発音が一緒ですね。2つの物を一緒に並べてみるというのがcompareのもともとの意味であると考えれば、「比較する」「比べる」という意味になるのがわかると思います。
compareの派生語
単語 | 意味 | 発音(カタカナ表記) |
---|
compare | 比較する | コンペア |
comparison | 比較、対比 | コンパアリスン |
comparable | 比較できる、類似の | コンパラブル |
comparatively | 比較的 | コンパラティブリー |
comparer | 比較者、比較する人 | コンペアラー |
incomparable | 比較にならない、無類の | インコンパラブル |
incomparably | 比較できないほど、格別に | インコンパラブリー |
compareの語源的意味
「compare(比較する)」は、ラテン語の「comparare(コンパラーレ)」という言葉に由来します。このラテン語は、さらに2つの要素に分けられます。
- 「com-(コン)」
これは「一緒に」や「共に」を意味します。英語の「with(~と共に)」に近いニュアンスを持つ接頭辞です。 - 「parare(パラーレ)」
これは「準備する」や「揃える」という意味を持ちます。
これらが合わさった「comparare」は、「共に並べて整える」や「共に揃える」という意味になり、そこから「比較する」という現代的な意味が生まれました。
英語での「compare」の使い方
「compare」は、2つ以上のものを並べて違いを見つけたり、似ている点を確認したりする行為を指します。たとえば:
- 「Apples and oranges are often compared.」
(リンゴとオレンジはよく比較される。)
このように、2つのものを対比して「どう違うのか」「何が共通しているのか」を見つけることが目的です。
日常生活での「compare」
比較は、生活の中で自然に行っています。たとえば:
- 「どの服が似合うか」
- 「どのスマホが性能と価格のバランスが良いか」
これらの判断はすべて、物事を「compare(比較)」している例です。
派生語との関連
「compare」には多くの派生語があります。たとえば:
- comparison(コンパリスン):「比較」という名詞形。
- 例:「This comparison shows the differences.」(この比較は違いを示している。)
- comparable(コンパラブル):「比較できる、類似している」という形容詞。
- 例:「These two are comparable in price.」(これら2つは価格が比較できる。)
まとめ
「compare」は、物事を並べて違いや共通点を探す行為を意味します。その語源から考えると、「共に並べて見る」というイメージがわかりやすいでしょう。この考え方は、言語や文化の理解だけでなく、日常生活や科学的な分析でも重要な基礎となります。