glacierのつづりをパーツに分割するとglac+ierとなります。glac-の部分は、glass(ガラス)に似ていませんか?ガラスは氷に見た目が似ています。glacierが「氷河」という意味になるのは、こうした語源的な背景があるのです。
glacierの派生語
glaciation | 氷河作用、氷河期 | グレイシエーション |
glaciologist | 氷河学者 | グレイシオロジスト |
glaciated | 氷河で覆われた | グレイシエイティッド |
deglaciation | 氷河の後退、融解 | ディグレイシエーション |
interglacial | 間氷期の | インターグレイシャル |
glacierの語源的意味
「glacier(グレイシャー)」は「氷河」という意味です。この単語は、ラテン語の glacies(グラキエス)から来ていますが、glacies は「氷」を意味し、さらにインド・ヨーロッパ祖語の gel-(冷たい、凍る)に由来しています。この gel- は、「寒い」「凍る」という意味を持っており、現在の「glacier」が表す「冷たくて大きな氷の塊」のイメージに繋がっています。
「glacier」とは、山や寒い地域に長期間存在する巨大な氷の川のようなもので、ゆっくりと動きながら、土地の形を変えるほどの力を持っています。この言葉には、「冷たさ」や「凍ったもの」のイメージが根底にあり、長い時間をかけて出来上がった「氷の大自然の一部」を表しています。
glassとglacierの語源的な共通点
「glass」と「glacier」には、語源的に共通点があります。どちらの単語も「氷」や「冷たいもの」を意味するインド・ヨーロッパ祖語の語根 gel- や glas に由来しており、「冷たい」「凍る」などの意味が含まれています。
- glass
- 語源は古英語の glæs にさかのぼり、これは「琥珀」「透明なもの」を指していました。この単語はさらに古いインド・ヨーロッパ祖語の ghel-(輝く、透明、緑がかった色)と関係があるとされています。「ガラス」は透明で光を通し、冷たい感触があるため、この語根が採用されました。
- glacier
- 「氷河」を意味するこの単語はフランス語の glacier に由来し、語根はラテン語の glacies(氷)です。このラテン語もインド・ヨーロッパ祖語の gel-(冷たい、凍る)から派生しています。つまり、「glacier」は氷河や凍ったものを指す語根を持っています。
両単語とも「冷たさ」や「凍る」性質を暗示する語根から派生しており、語源的に「冷たくて透明なもの」といったイメージが共通していますが、意味としては異なる方向に発展しています。
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