magnifyをパーツに分割してみます。すると、mag+ni+fyとなります。mag-の部分で思い浮かぶカタカナ語はありませんか?そう、マグカップ(mug)です。マグカップは普通のカップより大きいカップ。magnifyの意味を覚える時は大きなマグカップを思い出しましょう。
「マグカップ→大きい→拡大する、誇張する」。誇張して大げさにたたえるということから「称賛する」という意味にもなります。
magnifyの派生語
単語 | 意味 | 発音(カタカナ表記でアクセント部分を太字で) |
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magnification | 拡大、拡大率 | マグニフィケイション |
magnifier | 拡大鏡、虫眼鏡 | マグニファイヤ |
magnified | 拡大された、大げさにされた | マグニファイド |
magnifying | 拡大する、誇張する | マグニファイング |
magnanimous | 寛大な、度量の大きい | マグナニマス |
magnitude | 大きさ、規模、重要性 | マグニトゥード |
magniloquent | 誇張した、仰々しい(言葉遣いや表現が大げさな) | マグニロクエント |
magnifyの語源的意味
「magnify(マグニファイ)」という言葉について説明します。
1. 語源について
「magnify」という言葉は、ラテン語の「magnus(マグヌス)」という言葉が元になっています。「magnus」は「大きい」という意味です。そして「-fy」はラテン語の「-ficare(フィカーレ)」が変化したもので、これは「~にする」という意味があります。つまり、「magnify」はもともと「大きくする」という意味でできた言葉です。
2. 現代の意味
今の英語で「magnify」は、次のような意味で使われています。
- (1)何かを大きく見せる、拡大する
例えば、虫眼鏡(拡大鏡)で小さい文字を大きくして見やすくすることを「magnify」と言います。「顕微鏡で細胞を拡大する」などもこの意味です。 - (2)大げさにする、誇張する
「自分の悩みを実際よりも大きく考える」とか、「誰かの話を大げさに伝える」という意味でも「magnify」が使われます。これは「本当の大きさよりも大きく見せる」というニュアンスから来ています。 - (3)称賛する、賛美する
特に宗教的な場面では「神を大きく賛美する」という意味で使われます。これは「神の偉大さを強調する」という意味です。
3. 例文で理解しよう
- 「The microscope can magnify the bacteria.」
(その顕微鏡は細菌を拡大することができます。)
→ この例では、「小さいものを大きく見せる」という意味です。 - 「He tends to magnify his problems.」
(彼は自分の問題を大げさにする傾向があります。)
→ ここでは「問題を実際よりも大きく考える」という意味で使われています。
まとめ
「magnify」という言葉は、「大きくする」という意味から広がって、「拡大する」「誇張する」「賛美する」といったさまざまな意味で使われるようになりました。その語源を知ることで、「magnify」が持つ本当の意味を理解しやすくなりますね。