冬のボーナスの時期になりました。嬉しいはずのこの時期、SNSでは怒りの声がさく裂しています。それもそのはず、ボーナスの額面と手取りがあまりに違い過ぎるからです。予想はしていたものの、これはあまりにひどい!
ということで、ボーナスの額面がいくらだと、手取りがどれくらい減るのか大まかに計算してみました。
画像はあくまでイメージ(願望)です。
ボーナス支給日と平均支給額
2024年冬のボーナスについて、以下の情報ような情報があります。
支給日
- 公務員の場合:
国家公務員の冬のボーナス(期末手当と勤勉手当)は、12月10日に支給されます。地方公務員も多くが同日に支給されます。
- 民間企業の場合:
支給日は企業によって異なりますが、大企業では公務員と同じ12月10日に支給するところが多いとされています。中小企業では12月中に支給されることが一般的です。
平均支給額
- 東証プライム上場企業:
労務行政研究所の調査によれば、2024年冬のボーナスの平均妥結額は83万5,133円で、前年同期比3.4%増となり、過去最高額を更新しています。
- 業種別の支給額:
- 製造業:平均86万7,759円(前年比3.2%増)
- 非製造業:平均71万641円(前年比4.3%増)
- 中小企業:株式会社フリーウェイジャパンの調査によれば、2024年冬のボーナスを「支給予定あり/支給済み」とする中小企業は34.2%で、平均支給額は51.2万円となっています。
これらの数値は、企業規模や業種によって大きく異なるため、参考程度にご覧ください。また、個々の企業や自治体によって支給日や金額は異なる場合があります。
年代別支給額
2024年冬のボーナス平均支給額を年代別にまとめたデータは、現時点で詳細な統計が公開されていない可能性があります。パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」が発表した「2024年最新版:ボーナス平均支給額の実態調査」によると、年間ボーナス平均支給額は106.7万円で、前回調査より0.4万円減少しています。
この調査では、20代と30代の支給額が増加し、40代と50代は減少する結果となっています。特に、20代は3.9万円増加し74.8万円、50代は5.6万円減少し123.9万円となっています。
これらのデータは年間のボーナス支給額を示しており、冬のボーナスに限定した平均支給額の年代別データは提供されていません。
支給金額別手取り額 お~い、なんで35%も引かれるの?
さて、額面としては上記のようなデータになりますが、実際の手取り額はいくらになるのでしょうか。大まかに計算してみました。あくまで参考程度にご覧ください。
支給額 (円) | 健康保険料 (円) | 厚生年金保険料 (円) | 雇用保険料 (円) | 所得税 (円) | 控除合計 (円) | 手取り額 (円) |
---|
100,000 | 9,000 | 18,000 | 600 | 7,240 | 34,840 | 65,160 |
200,000 | 18,000 | 36,000 | 1,200 | 14,480 | 69,680 | 130,320 |
300,000 | 27,000 | 54,000 | 1,800 | 21,720 | 104,520 | 195,480 |
400,000 | 36,000 | 72,000 | 2,400 | 28,960 | 139,360 | 260,640 |
500,000 | 45,000 | 90,000 | 3,000 | 36,200 | 174,200 | 325,800 |
600,000 | 54,000 | 108,000 | 3,600 | 43,440 | 208,840 | 391,160 |
700,000 | 63,000 | 126,000 | 4,200 | 50,680 | 243,880 | 456,120 |
800,000 | 72,000 | 144,000 | 4,800 | 57,920 | 278,720 | 521,280 |
900,000 | 81,000 | 162,000 | 5,400 | 65,160 | 313,560 | 586,440 |
1,000,000 | 90,000 | 180,000 | 6,000 | 72,400 | 348,400 | 651,600 |
物価は下がる兆しはまったくなし。頼みの綱であるはずのボーナス、なんとなんと、支給総額の35%も持ってかれてしまうんですか? 働く気力、まったく失せました。