acknowledgeをパーツに分解すると、ac+know+ledgeとなります。knowは「知る」「知っている」という意味ですから、知っていることを「認める」「承認する」という意味になります。努力などを認めるということから「感謝する」という意味にもなります。
acknowledgeの派生語
単語 | 意味 | 発音(カタカナ表記) |
---|
acknowledge | 認める、承認する、感謝する | アクノレッジ |
acknowledged | 認められた、公認の | アクノレッジド |
acknowledgement(英) / acknowledgment(米) | 承認、認識、感謝 | アクノレッジメント |
acknowledging | 認めている、承認している(現在分詞) | アクノレッジング |
acknowledgeの語源的意味
acknowledgeの意味を、類似の単語と合わせ、語源的に解説してみましょう。
「acknowledge(アクノレッジ)」の意味と語源
「acknowledge(アクノレッジ)」は、「認める」「承認する」「感謝する」 という意味を持つ英単語です。この言葉は、語源をたどるととても興味深い背景があります。
語源のルーツ
「acknowledge」は、古英語の “oncnawan”(理解する、認識する) という言葉に由来します。この “oncnawan” は、さらに分解すると以下のようになります。
“on-“(~に関して)
“cnawan”(知る、認識する)
※ この “cnawan” は、現在の英語の “know(知る)” にあたります。
つまり、「acknowledge」は「何かを知って、それを認める」という意味を持っていた ことがわかります。
その後、時代とともに「oncnawan」は形を変え、中英語(1100〜1500年ごろ) では “aknow” という形になりました。ここに “-ledge” という語尾が付け加えられ、最終的に「acknowledge」となりました。
「acknowledge」の現在の意味
「acknowledge」には、大きく分けて 3つの意味 があります。
- (事実や存在を)認める
例:He acknowledged his mistake.(彼は自分の間違いを認めた。)
これは、もともとの語源「知って認識する」に最も近い使い方です。 - (人や行為に)感謝する
例:I acknowledge your help.(あなたの助けに感謝します。)
ここでは、「相手の行為を認め、その価値を評価する」という意味になります。 - (受け取ったことを)知らせる
例:Please acknowledge receipt of this email.(このメールを受け取ったことを知らせてください。)
何かを受け取ったことを「認める」=「知らせる」という使い方です。
「acknowledge」と「knowledge」の関係
「acknowledge」には “knowledge(知識)” という単語が含まれていますが、これは偶然ではありません。
“know”(知る)
“knowledge”(知識)
“acknowledge”(知っていることを認める)
これらの単語はすべて、「知ること」に関係しています。特に「acknowledge」は、「知っているだけではなく、それを相手に対して表現する」という意味が加わっているのがポイントです。
まとめ
「acknowledge」は、もともと「知る」「理解する」という意味から発展し、現代では「認める」「感謝する」「知らせる」といった意味を持つ言葉になりました。語源を考えると、「知った上で、それを認めること」が本質的な意味 だとわかります。
このように英単語の語源を知ることで、単語のニュアンスがより深く理解できるようになりますね!😊