asteroidは、パーツに分割するとa+ster+oid。sterはstarを意味します。ここから小惑星という意味になります。
銀座アスター 店の名前とasteroid, starの関係
中華料理の店として有名な「銀座アスター」の名前も語源は同じようです。銀座アスターのホームページ 銀座アスターは、上海にあったアスター・ハウス・ホテルにちなんで付けられた店名という説があります。
このアスター・ハウス・ホテルは、米国の最も豊かな資産家 John Jacob Astorが1836年ニューヨークに建てたAstor House を連想させるように名付けられたのであろうとされています。 Astor House はブロードウェイにあり、ニューヨークの最初の豪華ホテルで、各部屋に水道などの最新設備を備えていました。
asteroidの派生語
stardom スターの地位、人気者であること スターダム
superstar スーパースター、非常に有名な人 スーパースター
asteroid belt 小惑星帯(火星と木星の間の小惑星の帯) アステロイド ベルト
asteroidal 小惑星のような、星形の アステロイドル
asterisk アスタリスク、星印 (*) アスタリスク
asterisked アスタリスクを付けた アスタリスクト
asterism 星群、星座、結晶の集合体 アステリズム
astrobiology 宇宙生物学 アストロバイオロジー
astrodynamics 宇宙力学 アストロダイナミクス
astrometry 天体の位置や動きを測定する学問 アストロメトリ
asteroidの語源的意味
「asteroid(アステロイド)」という言葉を聞くと、宇宙を漂う小さな天体、小惑星を思い浮かべる人が多いでしょう。この言葉は、天文学で主に火星と木星の間に存在する無数の小さな天体を指す言葉として使われますが、その意味を深く理解するためには語源を知ることが役立ちます。
1. 語源をひも解く
「asteroid」という言葉は、古代ギリシャ語の「ἀστήρ(aster)」と「-ειδής(-eides)」という二つの部分からできています。
ἀστήρ(aster) は「星」を意味します。これは夜空に輝く星を指す言葉で、英語の「star(スター)」と同じ語源を持ちます。ちなみに「astronomy(天文学)」や「asterisk(アスタリスク)」といった言葉にも「aster」が含まれています。
-ειδής(-eides) は「~のようなもの」「~に似ているもの」という意味を持つ接尾辞です。この部分は「resembling(~に似ている)」というニュアンスを加えています。
この二つが組み合わさった「asteroid」は、「星のように見えるもの」という意味になります。実際、小惑星は地球から見ると小さな点のように輝き、まるで星のように見えるため、この名前が付けられました。
2. 天文学における「asteroid」
「asteroid」という言葉が初めて使われたのは、19世紀初頭の天文学者ウィリアム・ハーシェル(William Herschel)によるものです。当時、天文学者たちは火星と木星の間にある新しい天体を発見しましたが、それらは惑星ほど大きくなく、不規則な形をしていたため、惑星(planet)ではないものの「星のような見た目」をしていることから「asteroid」と呼ぶことにしました。
3. 小惑星の特徴
小惑星は実際には星ではなく、岩石や金属でできた天体です。太陽系の中に無数に存在し、その大きさは数メートルから数百キロメートルまでさまざまです。地球のように丸くはなく、形がいびつでゴツゴツしているものが多いです。
4. なぜ「星のよう」と表現するのか?
地球から見た小惑星は、光を反射することで輝いて見えるため、夜空に浮かぶ星と同じように点として認識されます。実際には星ではなく、太陽の周りを回る「岩の塊」なのですが、遠くから見ると星のように見えるため「asteroid」という名前がしっくりきたわけです。
5. まとめ
「asteroid」という言葉は、「星のような見た目を持つもの」という意味を持ち、天文学の中で小さな天体を指す言葉として使われています。この言葉の語源を知ることで、ただの専門用語ではなく、見た目や特徴に基づいて名付けられたことがよくわかります。また、「aster(星)」という部分が含まれているため、他の言葉(astronomy=天文学、asterisk=*マーク)を覚えるときにも役立ちます。
このように、言葉の語源を知ることは単なる単語暗記ではなく、言葉の意味を深く理解し、関連する知識を広げる手助けとなります。
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