flyerはfly+erですから、文字通り「飛ぶもの」を意味します。では、なぜこれが「チラシ」という意味になるのでしょうか。
駅前などでティッシュに入れたチラシを配っている方がいらっしゃいます。昔のチラシは、まとまった量を空に投げて飛ばして人々が取り合うように持って行ったのです。そういう意味で、チラシは「散らし」と考えることもできます。
今のようにネットなどはありませんから、重要な情報は紙の媒体しかありません。個別に配るより、空に向かって飛ばしてまく方が「なんの情報だろう」と、こぞって取り合いになったりするわけです。
日本語でも「飛ぶように売れる」という言い方をします。大谷翔平さんがまた記録を打ち立てて、新聞の号外やチラシで配られるようなことがあれば、「飛ぶようにはける」ことになるでしょう。
2024年度大学入学共通テスト(英語)既出