mandatoryは、mandateの形容詞形です。mandateをパーツに分解すると、man+dateとなります。「人」が「日時」を指定するという意味だと考えられます。ここから、誰かが指示する→「強制(する)」「指示(する)」「義務(付ける)」という意味になります。
mandatoryはその形容詞なので「義務的な」「強制的な」という意味になります。
mandatoryの派生語
単語 | 意味 | 発音(カタカナ表記) |
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mandatory | 義務的な、強制的な | マンダトリー |
mandatorily | 義務的に、強制的に | マンダトリリー |
mandate | 命令、指示、権限の委任 | マンデート |
mandated | 義務づけられた、命令された | マンデーテッド |
mandating | 命令すること、義務づけること | マンデーティング |
「mandatory」の意味と語源をわかりやすく解説
「mandatory(マンダトリー)」という言葉は、「義務的な」「強制的な」という意味を持つ形容詞です。「必ずやらなければならないこと」を表すため、学校や法律、ルールなどの場面でよく使われます。
たとえば、「ヘルメットの着用は義務です」と言いたいときに、「Wearing a helmet is mandatory」と表現します。このように、「mandatory」は、やることが決まっていて、選択の余地がないというニュアンスを含んでいます。
1. 「mandatory」の基本的な意味
「mandatory」は、何かが法律や規則、上からの命令によって必ず実行しなければならないことを指します。
- 義務的な行動を表すとき
Attendance at school is mandatory for all students.
(すべての生徒にとって学校への出席は義務です。) - 法律や規則による義務を表すとき
Wearing seat belts is mandatory by law.
(シートベルトの着用は法律で義務づけられています。)
このように、「mandatory」は「やらなくてはいけない」と強く決められている状況に使われます。
2. 語源をひも解く
「mandatory」という言葉は、ラテン語の 「mandatum(命令、指示)」 に由来します。
- mandare(命じる、委ねる)という動詞から派生しており、ここから「mandate(命令、指示)」という言葉も生まれました。
- -ory は形容詞を作る接尾辞で、「~に関する」という意味を加えます。
つまり、「mandatory」は「命令に関する」「命じられたこと」という意味になります。この語源から、「何かを命じられて必ずやらなければならない」というニュアンスが強調されていることがわかります。
3. 「mandatory」と関連する言葉
「mandatory」は、同じ語源を持つ言葉と一緒に使われることが多く、それらの言葉を知っておくと理解が深まります。
- mandate(マンデート):「命令、指示、権限の委任」という意味の名詞
- 例:The government issued a mandate to reduce pollution.
(政府は汚染を減らすための命令を出した。)
- 例:The government issued a mandate to reduce pollution.
- mandatorily(マンダトリリー):「義務的に、強制的に」という意味の副詞
- 例:Students are mandatorily required to wear uniforms.
(生徒は義務的に制服を着なければならない。)
- 例:Students are mandatorily required to wear uniforms.
- mandating(マンデーティング):「命令すること、義務づけること」という意味の動名詞
- 例:The law mandating the use of safety equipment was passed.
(安全装備の使用を義務づける法律が可決された。)
- 例:The law mandating the use of safety equipment was passed.
4. 具体的な例で考える
学校での例
学校で「毎朝の挨拶は必ずすること」という決まりがあるとします。この場合、「毎朝の挨拶をすること」が「mandatory(義務)」です。生徒はこれを守らなければならないので、「選択肢」ではなく「必ずやること」になります。
日常生活での例
- 自転車に乗るときにヘルメットを着用することが法律で決められている場合、その行為は「mandatory(義務的な行為)」になります。
- 学校で決められた宿題は、やらなければならないので「mandatory」です。
このように、「mandatory」は「必ず守らなければならないルールや行動」を指します。
5. 「mandatory」と「compulsory」の違い
「mandatory」に似た言葉に「compulsory(コンパルソリー)」がありますが、これらには微妙な違いがあります。
- mandatory:「命令や規則に基づく義務」
→ 公式な命令や法律などによって強制される場合に使われます。
例:Wearing a seat belt is mandatory by law.
(シートベルトの着用は法律で義務です。) - compulsory:「避けられない義務」
→ 強制的にやらなければならないことを指し、主に教育や訓練などの場面で使われます。
例:Education is compulsory for children under 16.
(16歳未満の子どもにとって教育は義務です。)
6. まとめ
「mandatory(マンダトリー)」は、「義務的な」「強制的な」という意味を持つ言葉で、法律や規則、公式な命令によって何かを必ず行わなければならないときに使われます。この言葉はラテン語の「mandatum(命令)」に由来し、もともとは「命じられたこと」という意味を持っていました。
語源を知ることで、「mandatory」が単なる「やらなければならないこと」ではなく、「公式に命じられている」「必ずやらなければならない」という強いニュアンスを持つ言葉だと理解できます。学校や日常生活でも「義務的な行動」を指すときに使える便利な言葉なので、ぜひ覚えてみてください。