parityは、pairとつづりが似てませんか? 実はparityとpairには語源的な共通点があるのです。
pairは似たようなもの、同じものを意味しています。parityもこれと同様に「同等」「平等」「対等」という意味になります。
parityの派生語
単語 | 意味 | 発音 |
---|
parity | 同等性、平等、均衡 | パリティ |
disparage | 見下す、軽蔑する | ディスパリッジ |
disparate | 全く異なる、不釣り合いな | ディスパレット |
comparison | 比較、対照 | コンペリソン |
comparable | 比較可能な、同等の | コンパラブル |
impair | 損なう、弱める | インペア |
repair | 修理する、修復する | リペア |
impairable | 損なわれる可能性のある | インペアラブル |
parityの語源的意味
「parity」の意味を語源的に解説
「parity(パリティ)」という言葉は、英語で「同等性」や「平等」、「均衡」を意味します。この単語の語源をたどると、ラテン語の 「paritas(平等)」 に由来しています。この「paritas」は、さらにラテン語の 「par(等しい)」 という言葉から派生しています。
語源の詳しい説明
- ラテン語の「par」
ラテン語で「par」は「等しい」や「同じ」という意味を持っています。この言葉は、数学や社会的な平等を表す際によく使われていました。 - 「-ity」の役割
「-ity」は名詞を作る接尾辞で、「状態」や「性質」を表します。そのため、「par」と「-ity」が結びつくことで「等しい状態」や「平等であること」を指す「parity」という言葉が生まれました。
日常での使い方
「parity」という言葉は、特に以下のような場面で使われます:
- 経済や給与の平等
「男女間の給与の平等(gender pay parity)」というように、社会的な平等を表す際に使われます。 - 技術や通信分野
コンピュータや通信で「パリティビット」という用語があります。これは、データの正確性を確認するための技術的な仕組みのことです。 - 数学や物理学
「偶数と奇数の区別」や「対称性」を指す際にも使われます。
象徴的なイメージ
「parity」をイメージするなら、天秤を想像してください。両側がピッタリと釣り合っている状態が「parity」です。このバランスが崩れると、不平等や偏りが生まれてしまいます。
このように、「parity」という言葉は、均衡や平等を大切にする考え方を表現する、とても深い意味を持つ言葉なのです。
「parity」と「pair」の語源的な共通点
「parity(パリティ)」と「pair(ペア)」は、一見すると異なる意味を持つ単語ですが、語源をさかのぼると共通のルーツを持っています。どちらの単語も、ラテン語の 「par(等しい、同じ)」 に由来しています。この「par」は、平等や均衡、対等性を表す基盤となる概念です。
parityとpairの共通のルーツ:ラテン語「par」
- 「par」の意味
ラテン語の「par」は、「等しい」や「同じ」を意味します。この言葉は、数や量、状態、立場が等しいことを表現する際に使われていました。
「parity」とのつながり
- parity は「par」に接尾辞「-ity」がついて、「等しい状態」や「平等」という抽象的な性質を表す言葉になりました。具体的には、均衡や対等性、特に社会的な平等や数学的なバランスを指します。
「pair」とのつながり
- pair は「par」にラテン語の「-ia」を加えた「paria(等しいもののセット)」が起源です。この「paria」が古フランス語を経て英語に入り、「pair」という形になりました。現在の意味である「一組のもの」や「2つで1つのもの」という概念を表します。
語源的な共通点のまとめ
- 共通する基盤
両方の単語に共通するのは、「等しい」という基本的な考え方です。- 「parity」は、状態や性質の平等を意味し、
- 「pair」は、等しいものが2つ揃って1つのセットを成すことを意味します。
イメージで捉える共通点
両者をイメージで説明するなら、「parity」は「天秤が釣り合う状態」、そして「pair」は「2つの同じ重さの物が天秤の両端にある様子」です。どちらも「釣り合い」や「等しさ」を根本に持っています。
これらの単語は、「平等」「対等」という考え方をラテン語から受け継ぎ、現代の英語でも重要な概念として使われています。