PR

日本はルッキズム大国?某アナウンス部長の「ブスは採りません」発言

フジテレビの元アナウンス部長・露木茂氏が「フジテレビはブスは採りません」と発言したことが報じられました。

露木茂アナウンス部長が言い放った「ブスは採りません」通り…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

同局は1980年代から美人女子大生を積極的に採用し、アイドル的な女子アナを前面に押し出す戦略で成功を収めてきたとするネットの主張が増えています。しかも、近年では女子アナをタレントや芸能プロ社長への接待要員として利用していたとの疑惑も浮上し、社内文化や倫理観が問われています。

このような状況は、日本社会に根強いルッキズム(外見至上主義)の象徴とも言えるでしょう。

このブログでは、次のような点についてまとめてみます。

ルッキズムとは何か? 男性社会を象徴する端的な現象

日本はルッキズム大国?某アナウンス部長の「ブスは採りません」発言

最近、フジテレビの元アナウンス部長が「ブスは採りません」と発言したというニュースが話題になりました。この一言は、多くの人に衝撃を与えただけでなく、日本に根強く残るルッキズム、つまり外見至上主義を象徴するものとして注目されました。

これに対するネットの反応として見過ごせないのは、CAやアナウンサーには見かけの良さが求められて当然であるという主張です。これは、典型的な男性目線で、特に女性を性の対象としてしか見ていない発想が背景にあるように思えます。

外見が就職や社会的評価に影響を与える現象は、特に男性中心の社会で顕著に見られます。このような価値観が、女性たちの自己肯定感やキャリア選択に大きな影響を及ぼしているのです。この発言をきっかけに、ルッキズムの問題について改めて考える機会が増えたと言えます。

特に日本では、外見が重要視される場面が多くあります。就職活動では見た目が「第一印象」として強調され、メイクや髪型、体型まで細かく指導されることもあります。

このような社会的圧力は、女性だけでなく男性にとっても大きな負担となるのです。外見だけで評価されるのではなく、能力や内面が尊重される社会を目指す必要があります。

日本におけるルッキズムの流れ

日本は、長い歴史の中でルッキズムが根付いてきた国と言われています。

たとえば、戦後の高度経済成長期には「清潔感」「明るさ」といったイメージが女性に求められ、その象徴として女子アナウンサーやアイドルが登場しました。この文化は、現在でもテレビや広告、ファッション業界で受け継がれています。

さらに、SNSの普及により外見への意識はより高まりました。インフルエンサーやモデルの美しい写真が日常的に目に入ることで、「自分もこうでなければならない」というプレッシャーを感じる人が増えています。

結果として、自己肯定感を失い、精神的に追い詰められる人も少なくありません。

こうした流れは、若い世代だけでなく、中高年にも影響を与えています。「若々しさ」が美の基準として掲げられる日本では、年齢を重ねることさえも否定的に捉えられることがあるのです。

これらの現象は、日本が外見重視の価値観を持つ社会であることを示しています。

日本はルッキズム大国なのか? データが語る日本の実態

実際、日本がルッキズム大国であるかどうかを示すデータは数多く存在します。

2017年に行われた国際調査では、日本の10代女性の93%が自分の容姿に自信がないと回答しました。この結果は、調査対象国の中で最も高い割合でした。

さらに、プラン・インターナショナル・ジャパンが2022年に行った調査では、容姿について悩んだ経験がある女性は92.8%に達し、男性の74.2%を大きく上回っています。

これに加え、SNSの影響で若者の間では「完璧な外見」が求められる風潮が強まっていることが指摘されています。

また、ダヴの「少女たちの美と自己肯定感に関する世界調査」によると、日本の女性は調査対象14カ国の中で、自己肯定感が最も低い結果を示しました。

このことは、日本が他国と比較して外見至上主義の影響が顕著であることを裏付けています。

容姿への劣等感とは?
日本の女性は、世界で一番「見た目」に自信がない。調査でわかった7つのこと

これらのデータは、日本社会がいかに外見に依存しているかを浮き彫りにしています。

同時に、外見以外の魅力や能力が十分に評価されない現状も浮き彫りになります。このような社会的傾向が改善されない限り、多くの人が不平等を感じ続けることでしょう。

日本はルッキズム大国?某アナウンス部長の「ブスは採りません」発言

ルッキズムはある種の洗脳です:内面の美しさを表現し自分らしい生き方を!

ルッキズムというのは、マスコミやSNSによって作られた、ある種の「洗脳」だと考えることが必要です。

観光地に行き、旅館やホテルの女将のおもてなしを考えてみて下さい。「宿泊してよかった」と感じる時、女将の見かけではなく、そのおもてなしの気持ちや配慮、行動が大きな理由になっていると思います。

女将の心の美しさや内面が行動としてお客様に伝わるからこそ、そういう気持ちが生まれるのです。

この例が示すように、「人間の価値は外見以外の部分にこそある」ということです。確かに外見に重きを置く意識は強いからこそ、その中で自分らしさを保つことが何より大切です。

自分らしさを見つけるためには、まず内面の魅力を知ることから始めましょう。そしてそれを行動として表現しましょう。そして、その内面の美しさを外見より優先する感性を身に付けましょう。

日本はルッキズム大国?某アナウンス部長の「ブスは採りません」発言

たとえば、自分の好きなことや得意な分野に取り組むことで、自信が生まれます。さらに、信頼できる友人や家族と話すことで、新たな視点を得られることもあります。

小さな自信の積み重ねが実力になる!

そう断言した女優さんがおられます。

また、ルッキズム全盛の社会だからこそ、自己肯定感を高める方法を試してみてください。例えば、ポジティブな言葉を毎日自分にかけたり、小さな目標を立てて達成感を味わうことで、少しずつ自信を取り戻したいものです。

社会全体の価値観が変わるには時間がかかるかもしれませんが、あなたの内面の美しさが周囲に影響を与えることもあります。私も一人ひとりが自分を大切にし、自分らしく生きることで、ルッキズムに縛られない社会が実現する日が来ることを願う人間の1人です。

この記事が、ルッキズムに悩む方々の背中を押すきっかけになれば幸いです。自分の価値を見失わず、自分らしい生き方を楽しんで生きていきましょう!

タイトルとURLをコピーしました