increaseをパーツに分解すると、in-creaseとなります。
-creaseの部分、音楽の授業で聞いたことはありませんか?
そうクレッシェンド(段々大きく)とディクリシェンド(段々小さく)という意味です。
increaseはin(中で)+crease(段々大きく)ということで「増加する」という意味になります。
ディクリシェンドとの関係で言えば、decreaseが「減少する」という意味であることははっきりしますね。
-creaseはcreate(創造する)とも語源的な共通点があります。
Analyst forecasts decline in rice prices as supply increases : NHK World Japan / Tuesday, June 10, 12:25
『銀のフレーズ』p.42, 43に掲載
この記事を読むとわかること
- increaseの本来の意味と使い方
- 語源「crescere」からイメージで覚える方法
- 音楽用語「クレッシェンド」とのつながり
- increaseの派生語・関連語で語彙力アップ!
increaseの意味は?中学生でもわかる簡単な説明
英単語「increase」は、ふつう次のような意味で使われます。
- 動詞:増える、増やす
- 名詞:増加、上昇
例文:
Prices continue to increase.
(物価は増え続けている)
There has been a big increase in visitors.
(訪問者の大きな増加があった)
つまり、「数や量が上に伸びていく」というイメージが基本です。
increaseの語源は「育つ・成長する」
increaseは、ラテン語の increscere(インクレスケレ)がもとになっています。
パーツ | 意味 |
---|---|
in- | 中に、内側に |
crescere | 育つ、成長する |
→「中で育って大きくなること」= 増える、増やす という意味になったのです。
これは木が土の中からぐんぐん育つイメージや、人数がじわじわ増えていく様子にピッタリ合いますね!

音楽の「クレッシェンド」と同じ語源!
音楽でよく聞く「クレッシェンド(crescendo)」も、実は同じ「crescere=育つ」が語源です。
- crescendo:だんだん強く(音が成長するように大きくなる)
このように、「increase」も「crescendo」も「大きくなる」「成長する」という語源イメージでつながっているのです。
increaseと語源を同じくする関連語・派生語リスト
以下は、increaseと同じ「crescere(育つ)」をもとにした英単語です。
単語 | 意味 | 語源的な意味 |
---|---|---|
increase | 増える | 中で育つ |
decrease | 減る | de(下へ)+育つ=小さくなる |
crescendo | だんだん強く(音楽) | 育って大きくなる音 |
crescent | 三日月 | 少しずつ育つ月 |
recruit(ラテン語系) | 新人を増やす | 同語源と考えられる派生 |
これらをセットで覚えると、語彙力がぐんとアップします!
increaseを使った覚え方・イメージ術
「in(内に)」+「crease(育つ)」=中で育ってふくらむ
このイメージがあれば、「in+crease=増える」とスッと覚えられます。
覚え方のコツ:
- 木が芽を出して大きくなるイメージ
- 風船が中からふくらむような感覚
- 人がどんどん集まっていく様子
まとめ:increaseは「育って大きくなる」こと!
- increaseは「育つ(crescere)」が語源
- 「内側から育つ」→「増える」
- 音楽の「クレッシェンド」と語源が同じ
- 関連語とセットで覚えると記憶に残る!
語源から意味を理解すると、ただ丸暗記するよりも深く、楽に覚えられるのが魅力です。英語の勉強をもっと楽しくしたいなら、語源の力をぜひ活用してみてください!