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まず、結論から
「数学や国語はそこそこなのに、英語だけどうしても伸びない」・・・お子さんの成績表を見て、そう感じている親御さんは少なくありません。
長く大学で学生を迎えてきて、そして一人の親としても思うのは・・・英語だけが伸びないとき、たいていの原因は「勉強の量が足りない」ことではない、ということです。足りていないのは、たいてい「何を、どの順で埋めるか」という設計のほうです。
だから、塾を一つ足す前に、まず見てあげたいのは・・・お子さんに足りないのが「授業」なのか、それとも「進め方の設計」なのか、という切り分けです。この点は以下の記事で詳しく解説しています 👇
大学受験の英語に、親はどう関わるか|大学教員が見てきた「伸びる家庭」がしていたこと

焦って何かを増やす前に、いったんここを落ち着いて見ていきましょう。
| 授業を足せば効くかも | 授業より「設計」が要るかも |
|---|---|
| 特定の単元だけ分からない | どこでつまずいているか本人も分からない |
| 習えば解けるが演習量が足りない | 参考書を次々変えて、どれも中途半端 |
| 苦手は英語の一部分に限られる | 英語全体がぼんやり苦手なまま止まっている |
右側に心当たりがあるなら、この先を読み進めてみてください。
「英語だけ伸びない」には、理由の型がある
英語が伸び悩むお子さんを見てきて、原因はだいたい決まった型に収まります。
一つめは、語彙が薄いこと。単語と熟語の土台が足りないと、文法を習っても長文を読んでも、そこで必ず詰まります。
二つめは、音声処理でつまづいている、つまり英文の音読が苦手だということ。黙読で一語ずつ日本語に置き換える読み方のままだと、試験時間内に長文を読み切れません。
三つめは、過去の抜けを放置していること。中学範囲の文法に穴があるまま高校内容へ進むと、そこから先がずっと崩れます。
この三つは、どれも「授業をたくさん受ける」ことでは埋まりません。今どこに穴があるかを見つけて、正しい順序で埋め直すという作業だからです。逆に言えば、そこさえ整えば、英語は驚くほど素直に伸びていきます。
東京にある某難関大学の学生も同様です。受験勉強はきちんとやって大学受験は通過したけれど、語彙不足と音読が苦手であることには変わりありません。この状態だと、大学に入ってからの英語が苦痛に感じてしまうのです。
※語彙と速音読の具体的なやり方は、別記事で詳しくお話ししています。ここでは「この二つが土台になる」とだけ、覚えていただければ十分です。
英検3級に落ち学生が、この音読の取り組みで海外のニュース番組に取り組めるようになりました。
👉 〔関連記事〕【英語速音読の手順】1万人指導の成果データと福士蒼汰・山下智久の音読勉強法
英語は語源とイメージですぐ覚え、関連する単語も芋づる式に覚えられます。
その子に本当に必要な基礎が置き去りになってしまう。量をこなしているのに伸びない、という状態は、たいていここから来ています。
授業を足しても英語が伸びない、よくある理由
「塾に通わせているのに、英語だけダメなんです」・・・これは、保護者の方からよく聞く言葉です。
からくりはシンプルで、授業と設計は別のものだからです。塾も予備校も家庭教師も、主にしてくれるのは「教えること」です。
ある単元を分かりやすく解説してくれる。それはとても価値があります。でも、「お子さんの英語のどこに穴があって、それをどの順で埋めるべきか」を見立てて管理する作業は、授業とは別の仕事なんです。
穴の位置が分からないまま授業を足すと、どうなるか。得意なところをもう一度習って安心したり、逆に、土台が抜けているのに応用へ進んでしまったり・・・時間はかけているのに、かみ合わない。「量は足りているのに伸びない」というお子さんは、たいていここでつまずいています。足りないのは授業の量ではなく、進め方の設計なのです。
志望校のレベルが高い生徒ほど、難しい教材に取り組みがちです。ところが設計がうまくいっていないと、取り組んだ分の成果を感じにくく、挫折することが多いです。
独学で英語を伸ばせる子が、実はやっていること

どこでつまづいているかは、第三者の目、専門家の目で診断してもらうことが必要です。そこで頭に浮かぶのが、塾・予備校、家庭教師などです。最近はコーチングという指導法も増えてきました。
ここで一つ、公平にお伝えしておきたいことがあります。すべてのお子さんに、塾やコーチングが要るわけではありません。
独学でぐんぐん英語を伸ばしていく子は、たしかにいます。そういう子が何をしているかというと・・・自分で「今つまずいているのはここだ」と言葉にでき、「じゃあ次はこれをこの順でやろう」と組み立てられ、模試の結果を「なるほど、次はこうしよう」と次に生かせる。つまり、自分で自分の学習を設計し、管理できているんです。
海外の研究でもここ40年ほどの年月をかけて、この考え方が主流となっています。
自分で「今つまずいているのはここだ」と言葉にでき、次の手を組み立て、模試の結果を次に生かせる。教育心理学では、こうして自分の学習を自分で舵取りする力を「自己調整学習(self-regulated learning)」と呼びます。独学で伸びる子は、これが自然にできているのです。
もしお子さんがこれを一人でできているなら、無理にお金をかける必要はありません。市販の良い参考書と、正しい順序さえあれば、十分に伸びていきます。まずはそこを見てあげてください。
それでも「設計を外に持つ」意味
問題は、多くのお子さんにとって、この「自分で設計して管理する」が一番むずかしい、ということです。
そしてここは・・・親が代わってあげにくい領域でもあります。ピラー記事でもお話ししましたが、身内は近すぎて、冷静に現状を測って設計する役には、なかなかなれません。感情が入ってしまうんですね。
だからこそ、現状把握と設計と、進み具合の報告を、外の第三者に持ってもらうという選択に意味が出てきます。授業を受けるためではなく、「何をどの順でやるか」を一緒に決めて、続くように管理してもらうためです。
英語は、この効果がとくに出やすい教科です。積み上げ式で、抜けを見つけて順序を直すことが、そのまま得点に返りやすいからです。
難関校を目指すなら、この「設計」の差はもっと大きい
もしお子さんが難関校を狙っているなら、この設計の重みはさらに増します。近年、難関大の英語は長文がいっそう長くなり、求められる語彙のレベルも上がっています。
基礎点はみんな取ってくるなかで、最後に差がつくのは「差がつくひと押し」の部分・・・そこを正確に見極めて、限られた時間をどう配分するかという設計です。ここは、難関を目指すご家庭ほど、早い段階で専門家の目を一度入れておく価値があります。
難関大に特化して、全科目のバランスから戦略を立てるタイプのコーチング塾もあります。
「英語だけ」を切り出すのではなく、総合点の中で英語をどう位置づけるか・・・という考え方は、実は理にかなっています。英語が弱点でも、その対処は英語だけを見て決めるものではなく、全科目を見渡したうえで決めるもの。だからこそ、現状を丸ごと測って設計してくれる存在が効いてきます。
通える範囲に校舎があればそれもよし、近くになければオンラインで受けられるサービスもあります。お子さんの状況(住んでいる場所、志望校のレベル、英語以外の科目の状態)で選び分けてください。
高額を払う前に、無料でできる見極め
とはいえ、いきなり高いお金を払う必要はありません。むしろ・・・先に無料でできる見極めから始めるのが、いちばん賢いやり方だと思います。
この手のコーチング塾や個別指導の多くは、無料の受験相談や無料面談を用意しています。まずはそこで、お子さんの今の状態を客観的に見てもらい、「何が足りていて、何が足りていないか」「もし通うとしたら、どんな設計になるか」を聞いてみる。
これだけなら、お金はかかりません。しかも、親御さんだけで相談できるところもあります。「子どもと一緒だと受験の話でつい喧嘩になる」というご家庭には、これは助かる選択肢です。
料金についても、一点だけ。費用をきちんと公式サイトに明示しているか、追加費用が発生しない仕組みかどうかは、選ぶときの大事な目安になります。「あれもこれも」と後から課金が積み上がる形は、親も子も疲れてしまいます。明朗な料金を出しているところを選ぶ・・・これも一つの見極めです。
無料相談・無料面談を受けられる代表的なサービスを、下に挙げておきます。どちらも、まずは無料で現状を見てもらうところから始められます。
難関大に特化した設計型のコーチング塾・・・全科目のバランスから戦略を立てるタイプ。親御さんだけの相談も可能です。 👇 〔無料受験相談はこちら〕現論会(※アフィリンク/PR)
全科目指導で第一志望合格【難関大受験専門塾 現論会】場所を選ばないオンライン個別指導・・・近くに校舎がない、地方や海外在住のご家庭にも。まずは無料面談から。 👇 〔無料面談はこちら〕トウコベ(※アフィリンク/PR)
トウコベ公式サイト※料金体系や返金・保証などの制度は変わることがあります。金額や条件の詳細は、必ず各公式サイトで最新の情報をご確認ください(本記事の記載は2026年8月時点の一般的な説明です)。
※このページは、実際に相談・面談を受けた方の声や最新の情報が入り次第、随時更新していきます。
まとめ|英語は「量」でなく「設計」で決まる
お子さんの英語が伸びないとき、つい「もっと授業を」と考えてしまいます。その気持ちは、よく分かります。でも・・・足りないのが授業なのか、それとも進め方の設計なのか。そこを見分けることのほうが、ずっと大切です。
自分で設計して進められるお子さんなら、独学で十分。そこが一人ではむずかしいお子さんなら、設計を外に持つことを考えてみる。難関を目指すなら、その見極めは早いほど効きます。どちらにしても、焦って契約する必要はありません。まずは無料の相談で、今いる場所を知るところから・・・そこが、次の一歩の向きを、そっと定めてくれます。
よくある質問
Q. 英語だけを個別で見てもらうことはできますか?
A. できるところもありますが、注意も要ります。英語が弱点でも、その対処は英語だけを見て決めるものではなく、全科目のバランスの中で決めるのが本来です。まずは現状を丸ごと見てもらい、英語にどれだけ時間をかけるべきかを含めて相談するのがおすすめです。
Q. 無料相談だけ受けても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。無料相談や無料面談は、そのまま入会しなければいけないものではありません。お子さんの現状を客観的に知り、家庭で続けるか、外の力を借りるかを判断するための材料として使って構いません。親御さんだけで受けられるところもあります。
筆者:鈴木一世|大学教員・心理カウンセラー。中学・高校教諭を経て現職。長く教育と相談の現場で、学生とその保護者に向き合ってきました。

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