伝えたい内容が、うまく伝わらない時「こういうこと?」と、相手が英語で返してくれると申しました。相手が返してくれた内容が、自分の言いたいことと同じであれば、相手が言ってくれた英語をそのまま頭に入れればいいのです。
このように、英語を使う人の強みは、コミュニケーションの場面すべてが、良質のインプットになるということです。海外から来る方々、またはネットでやり取りする方々は、かならずしも英語が母語とは限りません。英語が母語でない場合、比較的やさしい英語を使ってくれます。これを、ケア・テイカー・スピーチ(caretaker speech)と言ったりします
また、相手も英語のミスをするだろうと考えていますから、あなたが間違った英語を使ったとしても、いちいち「その英語間違ってる」なんて、絶対に言いません。ただ、うまく伝わらなかったりした場合は、聞き返してくれますから、また言い直せばいいわけです。
多くの場合、「こういうこと?」と相手があなたの言いたいことを、言い直してくれます。相手が言い直してくれたことと、あなたが伝えたいことがある程度合っていれば「Yes」と一言言えばいいだけなんです。
こういう経験を積めば積むほど、あなたの「使える英単語」が少しずつ増えていきます。自分の言いたかったことほど、わかると頭に残るものです。それを、相手が言ってくれるわけです。
もちろん英語が母語でない方とコミュニケーションする場合は、相手も間違っていることがありますから、後で確かめる必要があるかもしれません。その「確かめるひと手間」で、あなたの「使える英単語」は、さらに増えていくことになります。
外資系の会社等に就職し、契約を交わすような場面では、きわめて正確な英語が要求されます。けれど、日常的な人間関係を保つための英語でしたら、間違いは許容範囲。むしろ、黙ってしまうよりも、相手に好感を持ってもらえます。そうすれば、コミュニケーションは、より円滑に進んでいくことが多いです。
ホラン千秋 Nスタ卒業を番組で発表 今後の活動は?