「あの人はこういうキャラなんだよね」という言い方をします。ここでは、「キャラ」は英語のcharacterを縮めたカタカナ語です。
カタカナ語キャラ(character) は カラー に似ている?
characterの発音は、どこか「カラー(color)」に似ていませんか? characterは「特徴」や「個性」という意味ですが、ひとそれぞれの「色」「カラー」になぞらえて覚えてもよいかもしれません。
色は細かく分類すれば無数に存在します。人の個性もほんとうに幅広く、個性の1つ1つがきちんと認められる社会になるといいなと思います。
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カタカナ語 キャラ(character)と その派生語一覧
character | 性質 性格 特徴 個性 | chara+cter |
characteristic | 特徴的な 独特な | chara+cter+is+tic |
characterize | 特徴づける 特徴を示す | chara+cter+ize |
characterization | 特徴づけ 特徴の描写 | chara+cte+ize+tion |
uncharacteristic | 特徴的でない 特徴のない | un+chara+cter+is+tic |
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characterの語源的意味
「character(キャラクター)」は、「性格」や「登場人物」、「文字」など、いくつかの意味を持つ言葉です。中学生が理解できるように、語源をふまえて説明します。
語源的知見
- ギリシャ語の起源: 「character」という言葉は、古代ギリシャ語の「kharaktēr(カラクテル)」に由来しています。この言葉は「彫刻する道具」や「刻まれたもの」という意味があり、何かを「刻む」ことに関連していました。
- ラテン語とフランス語の影響: ギリシャ語の「kharaktēr」はラテン語の「character」に変わり、さらにフランス語に受け継がれて「caractère(カラクテール)」となりました。これが英語に取り入れられ、今の「character」という形になりました。
- 意味の発展: もともとは「刻まれた印」や「象徴」を意味していましたが、そこから「個人の特徴」や「人の性格」を表すようになりました。また、文字も「刻んで作られるもの」だったため、「文字」という意味でも使われるようになりました。
現代の意味
- 性格や人格: 人の性格や考え方、行動パターンを指します。たとえば、「He has a strong character(彼は強い性格を持っている)」というように使います。
- 登場人物: 映画や物語に出てくる人物のことを「character」と言います。「This is my favorite character in the book(この本の中で一番好きな登場人物です)」という風に使います。
- 文字: 文字や記号も「character」と呼ばれます。たとえば、アルファベットや数字は「characters(文字)」です。
「character(キャラクター)」という言葉にはいくつかの意味があります。もともとは「彫刻して刻んだもの」という意味でしたが、そこから「人の性格」や「物語の登場人物」、「文字」などを表すようになりました。
たとえば、
- 友達の性格を話すときに「character」を使います。
- 物語の中の登場人物も「character」と言います。
- 文字や記号も「character」です。
「character」は「刻まれたもの」から発展して、今では「その人らしさ」や「登場人物」、または「文字」を意味する言葉です。