この記事では海外の英語ニュースを使った学習教材のご紹介をいたします。海外英語ニュースなんて、絶対ムリ!と思っている方も、ご紹介する順番に勉強を進めていけば、必ず取り組めるようになります。中学・高校で20年、大学で25年教えて来た経験と実績から、自信を持ってそう言わせていただきます。
海外英語ニュースに取り組む前の チョー初心者向け音読教材
みんなの英語音読 入門編 パク クァンヒ (著), カナダ教師英語朗読訓練研究チーム (著)
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海外英語ニュースに取り組むのはハードルが高い! そう思う方は多いでしょう。しかし、適切な勉強法を知っていれば、英検3級に合格するレベル(もしくはそれ以下)でも海外英語ニュースに取り組むことは十分可能です。私が過去に教えた学生も、英検3級に合格できなくても、CNNのシャドーイングに取り組むことができるようになります。
こうした勉強法を書籍で示してくれているのが『みんなの英語音読 入門編です』。上のアマゾンへのリンクにはサンプルページがあるのでご覧になって下さい。
海外英語ニュースのハードルが高い理由は、ズバリ! 発音が難しくて速すぎるということでしょう。『みんなの英語音読 入門編』は、次のような工夫をしていますので、速い発音に対応できる速音読のスキルが身に付きます。この本に書いてある通りに勉強を進めてみて下さい。1冊終わる頃には、発音の達人になっているかもしれませんよ。
海外英語ニュースに取り組む前の準備として、この1冊に取り組めば自信が付くと思います。2012年に発売され、今でも売れている書籍です。この書籍には続編があります。
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発行年が古いこと、音声が豊富に用意されていることからでしょうか、この3冊は付属のCDのみの提供となっています。『世界の小説編』がやや難易度が高めです。チョー初心者の方は『入門編』『世界の童話編』のいずれか1冊をきちんと勉強されるとよいと思います。1冊を勉強し終えた方は、次の「初心者向け」教材に進みましょう。
初心者向け!海外英語ニュースを教材にした効果的な教材と勉強法
初級者からのニュース・リスニング CNN Student News(季刊)
CNNニュースリスニング(季刊)
初級者の方にはこの2冊をおススメします。『初級者からのニュース・リスニング CNN Student News』の方が英語がやさしめなので、海外英語ニュースに抵抗のある方はまず、こちらから始めてみるとよいでしょう。こちらに慣れて来たな、と思った方は『CNNニュースリスニング』に取り組みましょう。
初級者にとっては、量より質です。少ない英文で徹底して速読練習をするのがおススメ。2冊とも1本30秒程度のニュースで、分量は少な目。ただし、海外英語ニュースのエッセンスはぎっしり詰まっています。音読速度の問題と合わせて『CNNニュースリスニング』の特徴は、この記事で取り上げています。
こちらの記事でご紹介した無料アプリを使って、徹底的に速音読の練習をしましょう。速音読がどうしてもできないという方向けに、このような記事もご用意しています。
ここに書いた手順通りに学習することで、英検3級レベルの方でも十分に海外英語ニュースの速音読が可能になります。
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中級者以上向け! 海外英語ニュースを教材にした効果的な勉強法
初級者向けの2冊がある程度使えるようになったら、いよいよ中級以上のレベルを目指しましょう。ここからは質から量を目指す段階となります。TOEICなどは高得点を目指そうと思えば思うほど、単語力がものを言います。ここでご紹介する2冊の雑誌は、初級者向けの2冊と比べて分量が多めとなっています。
毎月購入するのが大変な場合は、数か月おきに購入して、1冊をきちんとやり終える方がよいでしょう。
CNN ENGLISH EXPRESS
初級者向けの2冊とほぼ同様のコンセプトです。スムーズに学習のレベルを上げたいのであれば、こちらを使うとよいでしょう。過去の号にさかのぼって、自分の好きな特集を選べは、学習意欲を継続させるのに役立つはずです。
内容は難易度別に「基礎編」「中級編」「上級編」と分かれています。毎月買って1冊読み切れない時は、とりあえず「基礎編」だけ続けて取り組むというやり方もありです。
取り組み方は初級編で触れた2冊と同じように取り組んでいただければよいと思います。内容理解→オーバーラッピング(速音読)が基本です。これができるようになれば、「聞き流すだけで」単語が頭に入って来るようになります。机の上ではオーバーラッピングを、移動中には音声だけを聞き流す。これだけで、単語力・リスニング能力の大幅な向上が短期間に体感できます。
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ENGLISH JOURNAL
こちらの雑誌は最近になって編集方針が変更になったようです。インタビュー記事とニュースのコンテンツが2つの柱になっています。こうした構成になっているのは、ある理由があると思われます。CNNなどの海外ニュース番組のデータを調べた研究があります。その研究で分かったのは、単語のレベル等については、圧倒的にインタビュー記事の方が難易度が低かったということです。
一般的に、書く場合と話す場合では、使う単語のレベルが違うということはよく言われることです。そういう意味で、インタビュー記事は比較的取り組みやすいこと、ニュースはやや難易度が上がっているということです。難易度別の二部構成となっているのがこの雑誌の特徴と言えるのではないでしょうか。
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英語学習に最適な海外ニュース教材の選び方ガイド
英語を勉強するために、海外のニュースを教材として使うととても効果的です。でも、たくさんのニュース教材があるので、どれを選べばいいか迷うこともあるかもしれません。まとめに代えて、英語学習に最適な海外ニュース教材の選び方をまとめます。
1. 自分の英語のレベルに合った教材を選ぶ
英語のニュースは、難しいものから簡単なものまでいろいろあります。自分の英語のレベルに合ったものを選ぶことが大切です。
- 初級者向けの教材: まだ英語に慣れていない場合は、簡単な単語や短い文章で書かれたニュース教材を選びましょう。例えば、子ども向けのニュースサイトや、簡単な英語で書かれたニュース記事がおすすめです。
- 中級者向けの教材: 少し英語に慣れてきたら、少し長めの文章や、少し難しい単語が含まれるニュースを選んでみましょう。これにより、新しい単語を覚えたり、英語の文法を深く理解したりすることができます。
2. 音声付きの教材を選ぶ
リスニング力(英語を聞き取る力)を伸ばすためには、音声付きのニュース教材を選びましょう。
- ニュースを聞いてみる: 音声付きのニュース教材では、ニュースキャスターが実際に話しているスピードで英語を聞くことができます。最初は速く感じるかもしれませんが、何度も聞くことで耳が慣れてきます。
- オーバーラッピングに取り組む:英文を見ながら音声と同じ速度で音読する「オーバーラッピング」の練習ができます。オーバーラッピングは、リスニング能力の向上を短期間に経験できる上、リーディング速度の向上、発音能力の向上と、よいことづくめです。
- シャドーイングの練習: 聞こえた音をすぐに真似して発音する「シャドーイング」という練習ができます。これにより、発音やリズムも身につけることができます。発音が苦手、という方も、シャドーイングに取り組むことで、発音が自動的に矯正され、ネイティブのような発音になります。
3. 自分が興味を持っているトピックのニュースを選ぶ
英語の勉強が楽しくなるように、自分が興味を持っている話題のニュースを選びましょう。
- スポーツや音楽、科学など: 自分が好きなテーマのニュースを選ぶと、もっと楽しんで勉強できます。好きなことに関するニュースなら、英語での学びも楽しくなります。
- 時事問題や環境問題など: 世界の出来事について学ぶことで、英語力だけでなく、知識も広がります。興味があるトピックを選んで、英語と一緒に学びましょう。
英語学習に最適な海外ニュース教材を選ぶには、自分のレベルや興味、学びたい内容に合ったものを見つけることが大切です。音声付きの教材や、好きなトピックのニュースを選ぶことで、楽しく効率的に英語を学ぶことができます。自分に合ったニュース教材を見つけて、英語の勉強を楽しく続けましょう!
PDFのダウンロードができる
書籍の全データをダウンロードできるかどうかも、1つのポイントです。最近はChatGPTに英文を入力することで、穴埋め問題や選択肢の問題を作ることができるようになっています。TOIECの問題を、一度読んだ海外英語ニュース番組の英文を使って問題を作ることで、TOEICのスコアアップも可能になります。