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英語のスピーキングが苦手なのはなぜ?その原因6選

英語を話すのが苦手で、つい避けてしまうことありませんか?実は、私もかつてはスピーキングでネイティブと意思疎通ができるようになるまでには時間がかかりました。

しかし、大学教員として多くの学生を指導する中で、誰でも克服できる方法があると確信しています。

このブログでは、スピーキングが苦手な理由を一緒に考えながら、その理由を具体的にお伝えします。この記事を読めば、「英語を話してみようかな」という気持ちが少しずつわいて、英語を話す楽しさを感じられるようになりますよ!

スピーキングが苦手なのはなぜ?その原因6選

英語で話しかけられた時、頭が真っ白になってしまうのはなぜだと思いますか? それは無理やり頭の中で、完璧な英文を作って話そうとするからです。

頭の中で日本語を考えて、それを知っている文法知識に当てはめてといろいろなことを考えているうちに、頭が回らなくなります。その間、沈黙が続きますから、相手は答えを返してもらうのをあきらめることになります。

ではどうしたらよいのでしょう。英語を話そうと思ったら、次の4段階を順番に試してみて下さい。

  1. ジェスチャー 身振り手振り
  2. 単語レベルで勝負する
  3. フレーズで話す
  4. 英文で話す

詳しくは以下の記事で触れていますので、ご参照いただければと思います。

英語のスピーキング練習方法|独学で始める効果的なステップ
小さなステップをクリアし、最初から完璧さを目指さない姿勢

フレーズを頭に入れて音読する方法に、フレーズ・サイト・トランスレーションという方法があります。英語のライティングやスピーキングの能力を伸ばす方法として、大学の授業でも積極的に取り入れています。自分で作った英文でフレーズ・サイト・トランスレーションの練習をして、英語で15分以上のプレゼンテーションができるようになった学生さんもいらっしゃいます。

英語運用能力を高めるフレーズサイトトランスレーション

また、同じ文章を繰り返し音読する方法も有効です。これは、次に述べる英単語不足解消にも有効です。

速音読能力(繰り返し速音読)

英語を話すとき、頭に浮かぶ単語やフレーズが少ないとスムーズに話せませんよね。これは日本語でも同じで、語彙が限られていると伝えたいことが伝えにくいものです。

解決策としては、自分が日常で使いそうなフレーズを覚えること。たとえば、「How was your day?(今日はどんな日だった?)」や「I’m looking forward to it.(それを楽しみにしてるよ)」のようなシンプルな表現をまず覚えるところから始めてみましょう!

言葉のストックと言っても、日常的に使う英語のレベルは中学3年間で学ぶ文法や文型の知識があれば、かなりのことが表現できるものです。

真面目な方ほど、難しいテキストを選びがちですが、中学校の教科書や問題集の例文を片っ端から覚えるというのがスピーキング能力上達の一番の近道です。

あまり知られていないことですが、「わかる単語」と「使える単語」は脳の中で蓄積される場所が違っています。「読んでわかるけど話せない」というのは、知っている単語はある程度あるけれど、それが使える単語になっていないということです。

この点は次の記事でも触れていますので、時間があればご一読下さい。

「わかる英単語」と「使える英単語」

「発音が間違っているかも…」と心配になって、話すのをためらったことはありませんか?日本人は完璧な発音を求めすぎる傾向があります。でも、英語を母語としない人がたくさんいる現代、少しアクセントがあっても問題ありません。

まずは、ネイティブの発音を真似してみることが大切です。YouTubeやポッドキャストを使って、生きた英語を耳にする時間を増やしてみてください。発音に少しでも自信がつくと、自然と口が動くようになります。

短期間に劇的に発音がよくなる勉強法については以下のリンクを参照して下さい。英検3級に合格できなかった学生が海外のニュース番組の音読を、ニュースキャスターと同じ速度で音読できるようになる勉強法です。

オーバーラッピング

発音能力を伸ばしたい方には、この本をおススメします。ビジュアルに発音の仕方がわかります

スピーキングが苦手な最大の理由は、単純に「話す機会が少ない」ことです。英語は言語なので、使わないと上達しません。テニスやピアノと同じで、練習が必要なんです。

おすすめの方法は、オンライン英会話や英語カフェに参加すること。最初は緊張するかもしれませんが、少しずつ慣れてきますよ。特に初心者に優しい環境を選べば、楽しく練習できます。

スピーキング能力は、アウトプットという点ではライティング能力と深く関係しています。そういう意味で、ライティング能力を伸ばすことが、スピーキング能力を伸ばすことにつながります。

ライティング能力を付ける方法として私がおススメしているのは次の3つです。

1. SNSで英語の投稿にコメントしてみる。
2. 英語で日記をつける。
3. 気に入った英文を見つけて、単語を入れ替えて英文を作る。

その他、英語で独り言を言う習慣をつけるのも、スピーキング能力を伸ばす上で有効です。

通勤・通学の途中、身の回りの風景や、人の動きを見て、それを英語で説明するようにします。わからない単語があれば、スマホでその都度調べることで解決します。

この練習は、TOEICテストのPart1 写真描画問題の能力向上につながります。

スマホを使う場合は、以下の記事も参考にしてみて下さい。独り言を言う際調べた単語を単語帳に残す機能があるアプリもあります。

英単語の勉強 スマホの活用

「間違えたら恥ずかしい」「笑われたくない」と感じるのは、誰でも同じです。でも、間違えずに成長する人なんていません。むしろ、間違えることで学べることがたくさんあります。

だからこそ、間違いを恐れない心構えが重要です。例えば、話し相手に「I’m still learning English, so please correct me if I’m wrong.(まだ英語を勉強中なので、間違っていたら教えてください)」と伝えると、相手も優しく接してくれるはずです。

英語のミスを指摘するのは日本人くらいです。私自身、海外の人たちとやりとりをしていて「あ、あの英語間違った」と思うことは多々あります。

でも、「お前の英語、ここ間違ってる」なんて言われたことは1度もありません。海外の方と交流する時、英語のミスよりも何を伝えたいかの方が重要なんです。

英語のネイティブでない国の人もいますし、そういう方たちは私たちと同じか、それ以上に英語のミスをしまが、まったく気にしません。

出川哲郎さんの姿をぜひ見習ってほしいと思います。コミュニケーションしたいという気持ちさえあれば、英語力は後からついてきます。

世界の果てまでイッテQ! の出川英語(Denglish)

会話中に相手の言っていることを完璧に理解しようとすると、次に自分が話すことを考える余裕がなくなります。その結果、沈黙が生まれてしまうんです。

解決策は、完璧な聞き取りを目指さないこと。相手の話の中でキーワードを拾って、そこから自分の言葉を作ればOKです。たとえば、「weekend」という単語が聞こえたら、「How was your weekend?」と返してみるだけで会話が続きます。

心理学の世界では、人の話を聞こうという気持ちのある人は30%。実際に聞き取る力(傾聴力)のスキルがある人は10%に満たないという話があります。つまり、聞くより「話したい」のです。欧米圏では特にそうですが、自分の意見がない人は敬遠される傾向にあります。

ですから、聞くより話すことを優先する。リスニング能力を付ける前にスピーキングの練習をするという発想も大切です。

スピーキングが苦手なのはなぜ?その原因6選

スピーキングが苦手な理由はいろいろありますが、どれも少しずつ解消できるものです。まずは、「苦手だから話さない」という思考を変えてみましょう。失敗を恐れず、練習を重ねることで、必ずスピーキングのスキルは上達します。実際に使う時間がどれだけ長いかに比例して、スピーキング能力は伸びていきます。

あなたも今日から小さな一歩を踏み出してみませんか?何か一つでも試してみたら、きっと英語を話すことがもっと楽しくなるはずです!

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