carpoolはパーツに分割するとcar+pool。
どちらもご存じの単語ですね。-poolは、泳ぐ「プール」の他、「物をプールする」というようにも使います。
「取っておく」という意味です。みんなで使う車を「取っておく」ということから、「車を共有すること」となります。
日本では「カーシェアリング」と言ったりしますね。
この記事を読むとわかること:
・英単語「carpool」の正しい意味と使い方
・「carpool」の語源をやさしく解説
・「pool」の意外な意味と混同しやすい点
・英単語を語源から記憶する方法とそのメリット
carpoolの意味|車をみんなで使う仕組み
「carpool(カープール)」とは、複数人で1台の車を共有して通勤・通学することを意味します。主に次のような文脈で使われます。
- We carpool to the office every day.(私たちは毎日乗り合わせてオフィスに通っています)
- Carpooling helps reduce traffic and pollution.(カープールは交通量や汚染を減らすのに役立ちます)
「車の相乗り」と訳されることもありますが、単なる便乗ではなく、協力して一緒に移動する仕組み全体を指すのがポイントです。
carpoolの語源を分解してみよう

carpool は、実は2つの単語の組み合わせからできています。
パーツ | 意味 | 備考 |
---|---|---|
car | 自動車 | ラテン語 carrus(荷車)→ フランス語 car → 英語で「車」 |
pool | 共有資源、共同出資 | フランス語 poule(賭け金)→「みんなで出し合う」という意味に発展 |
語源から見ると、「車をみんなで出し合って使う仕組み」という意味になります。
この語源的なイメージを知っておくと、単なる記号のような英単語がぐっと立体的に理解できるようになります。
「pool」は水ではない?語源に注目!
多くの人が「carpool」の「pool」をプール(水)と誤解しがちですが、ここでの「pool」は「水たまり」ではなく「共有・共同」の意味です。
例:
- a talent pool(人材のプール)
- a resource pool(資源の共有)
- carpool(車の共有)
語源はフランス語の「賭け金の山(poule)」にあり、複数人が出し合った共同資源というニュアンスが中心です。
英語ではこの「pool」という語が経済・組織・交通など多くの分野で使われています。
carpoolという言葉が生まれた背景
「carpool」は比較的新しい英単語です。1940年代、アメリカで以下のような目的で生まれました。
- 第二次世界大戦中の資源節約(ガソリン・タイヤの消費抑制)
- 政府が国民にカープールを推奨
- 現代では環境配慮や渋滞対策として再注目
つまり、carpoolは英語の中でも「実用性」から生まれた社会派英単語です。
英単語を語源から記憶するメリット
carpoolのような複合語は、意味をパーツごとに分解して理解することで記憶に強く残ります。
語源から覚えるメリット
- 見た瞬間に意味の「構造」がわかる
- 他の単語にも応用できる(例:resource pool, data pool)
- 似たような誤解(waterのpool)を防げる
記憶のイメージ化:
たとえば car(車)と pool(共有)をセットで想像して…
🚗+🤝=carpool(みんなで車を分け合う)
このように覚えれば、TOEICや英検でも出題されたときに思い出しやすくなります。
まとめ|carpoolは語源から理解して記憶すべし!
項目 | 内容 |
---|---|
英単語 | carpool(車を共有して通勤・通学すること) |
語源 | car(自動車)+ pool(共同で出し合う) |
誤解しやすい点 | pool=水ではなく「共有」の意 |
覚え方 | 🚗+🤝=carpool(協力して車に乗る) |
学習ポイント | 語源で意味が構造的に理解でき、記憶にも残る |
carpoolは、見た目はシンプルな英単語ですが、語源をひもとくことで記憶に残る深い学びへと変わります。