likelyをパーツの分割すれば、like+lyとなります。
likeは「~のような」という意味で使うことがあります。
「似ている」と言い換えてもよいでしょう。
「似ているようなものがたくさんある」ということから「ありそうな」「~しがちな」という意味になります。
英語ニュースだけでなく、TOEICでも頻出の単語ですので、しっかり覚えましょう。
金のフレーズ p.10-11掲載
この記事を読むとわかること
- likely の意味と使い方
- 語源「like(似ている)+ ly」で理解する方法
- 「like = 好む」ではなく「like = 似ている」から派生した意味
- more likely / less likely の頻出用法
- 英作文・スピーキングで即使える記憶術
✅ likely の意味は「ありそうな」「〜しそうな」
likely(ライクリー) は形容詞・副詞で、
✅ 形容詞:ありそうな、〜しそうな
✅ 副詞:おそらく
という意味で使います。
例文:
It is likely to rain tomorrow.
(明日は雨が降りそうだ)
She will likely arrive in the afternoon.
(彼女はおそらく午後に到着するだろう)
✅ 語源で理解!likely の成り立ち

◉ 語源構造
パーツ | 意味 |
---|---|
like | 似ている、好む |
-ly | 形容詞・副詞化 |
◉ like の本来の意味
「like」は古英語 lician に由来し、
もともと 「似ている(similar)」 という意味で使われていました。
そこから 「似ている → 好ましい → 好む」 という意味も後から派生。
✅ likely は「like = 似ている」の意味から発展した単語であることがポイントです。
✅ 「似ている」→「ありそうな」への意味変化
likely = like(似ている)+ ly(形容詞・副詞化)
もともとは 「似ている様子」 を表す形容詞として使われており、
✅ 「ある状況に似ている」 → 「その状況が起こりそう」
という意味の変化を経て、
✅ 「ありそうな」「〜しそうな」
という意味になりました。
✅ よく使う表現:more likely / less likely/most likely
likely は以下の表現で頻出します:
◉ more likely
「よりありそうな」「可能性が高い」
例:
It is more likely to rain in the evening than in the morning.
(朝よりも夕方の方が雨が降る可能性が高い)
◉ less likely
「あまりありそうにない」「可能性が低い」
例:
He is less likely to make the same mistake again.
(彼が同じ間違いを繰り返す可能性は低い)
✅ 英作文やスピーキングで「可能性の高低を表現したいとき」にとても便利な表現なので、セットで覚えておくことをおすすめします。
◉ most likely
「最もありそうな」「おそらく」「十中八九」
例:
She will most likely arrive by noon.
(彼女は十中八九正午までに到着するだろう)
This is the most likely explanation for the problem.
(これがその問題の最もありそうな説明だ)
✅ most likely は「おそらく」の自然な表現としてスピーキング・英作文で頻出するため、セットで覚えると便利です。
✅ まとめ
✅ likely = like(似ている)+ ly(形容詞・副詞化) → 状況に似ている → 起こりそう → ありそうな
✅ like = 好むではなく「似ている」から派生した単語であることがポイント
✅ more likely / less likely で可能性の高低を自然に表現可能
✅ 語源から理解すると、暗記ではなく「意味の物語」で記憶でき、英作文・スピーキング・読解で即戦力になる
英単語は 語源とイメージで学ぶと記憶に残り、一生使える語彙力に変わります。