以前の記事で、英文読後のサマリーライティングが速読能力を促進するという記事を公開しました。
サマリーライティングが速読力を劇的に高める理由と効果的な学習法
この記事では、具体的な取り組み方とスケジュール例の提案をいたしました。
この記事を読むとわかること
- 速読+サマリーライティングとシャドーイングの効果的な組み合わせ
- 中高生から大人の初級者まで使える1週間の学習スケジュール
- 英語力を総合的に伸ばすための実践的なトレーニング法
- 英語学習の習慣化をサポートするポイント

英語の基礎力を伸ばすには「読む力」と「聞く力」の両立がカギ
英語学習において、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能はバラバラに見えて、実は深くつながっています。特に「読む力(速読)」と「聞く力(リスニング)」は、初級者が最初につまずきやすいポイント。
そこでおすすめなのが、速読+サマリーライティングとシャドーイングを1週間単位で組み合わせて行う学習法です。これにより、「読解力」「要約力」「音声理解力」「発音」「語順処理能力」が同時に鍛えられます。
なぜこの2つを組み合わせると効果的なのか?
速読+サマリーライティングの効果
- 英語を英語の語順で理解する力がつく
- 重要な情報を抜き出す要約力が育つ
- 読んだ英文を記憶しやすくなる
シャドーイングの効果
- ネイティブの音のつながりやリズムが身につく
- 聞き取れなかった音を再現する力がつく
- 発音・イントネーションが改善される
この2つを組み合わせることで、理解力と反応スピードの両方が鍛えられ、英語処理力が一気に底上げされます。
【保存版】1週間の英語学習スケジュール(30〜60分/日)
曜日 | 学習内容 | 時間目安 | 目的 |
---|---|---|---|
月曜 | 速読+サマリー①(300語) シャドーイング①(2分音声) | 各25分 | 英文処理スピード+音の模倣 |
火曜 | 速読+サマリー②(350語) 前日のシャドーイング復習 | 各25分 | 読解力+発音の定着 |
水曜 | リスニング→口頭サマリー(5分音声) シャドーイング② | 各25分 | 内容把握力+リスニング強化 |
木曜 | 速読+サマリー③(400語) シャドーイング②のゆっくり再現 | 各25分 | 要点抽出+音の再構築 |
金曜 | ニュース記事で速読→要約 自由シャドーイング(好きな動画音声) | 各25分 | 応用練習+モチベーション維持 |
土曜 | 今週のサマリー見直し&書き直し シャドーイング①②の録音&聞き返し | 各30分 | 自己フィードバック+反復学習 |
日曜 | 英語日記 or 英語動画視聴でリラックス | 15〜30分 | 習慣維持+インプット補強 |
使用する教材・おすすめコンテンツ
速読+サマリーにおすすめの素材
- CNN
- News in Levels(無料英語ニュースサイト)
- 英検準2級・2級の過去問
- 『速読速聴・英単語シリーズ』
リンク
シャドーイングにおすすめの音声素材
- TED-Ed(2〜5分のアニメ付き英語動画)
- Voice of America Learning English
- 英検のリスニング音声
- NHKラジオ英会話アプリ
習慣化のコツ:無理のないペースでOK
- 毎日やらなくても週5日で十分
- 時間がない日は15分の軽い復習だけでもOK
- 曜日によって「読む日」と「聞く日」を交互にすることで飽きにくくなる
プライドや焦りから、よくばるのはよくありません。挫折のもとです。すべては、ベビー・ステップで進めましょう。
ちなみに、同時通訳をされる方のウォームアップは、音読15分だそうです。
まとめ:読む・書く・聞くを一度に伸ばす最短ルート
英語が苦手な人ほど、「読む」「書く」「聞く」を分けて考えてしまいがちです。
しかし、速読+サマリーライティングとシャドーイングを組み合わせることで、英語を英語のまま処理する力=英語脳が自然と育っていきます。
継続は力なり。まずは1週間、スケジュール通りにやってみましょう。
気づいた頃には、「読むのが速くなった」「聞き取りやすくなった」と感じられるはずです。
サマリーライティングが速読力を劇的に高める理由と効果的な学習法