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【語源で覚える】evaluation|”e+value” で「価値を引き出す=評価」

著者情報
【著者:鈴木一世(イッセー)】

現役大学教員・カウンセラー。
  専門の「第二言語習得理論」と「心理学」に基づき、氷河期世代・非正規雇用・転職に関わるリスキリング戦略をデータで解説。挫折しそうな人のための、脳と心の攻略ガイド。  

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「evaluation(評価)」という単語、少し長くて身構えるかもしれません。でも、じっと見てください。真ん中に、中学で習うあの単語が座っています。

value(価値) です。

e-valu-ation。ここに気づくと、この長い単語が急に身近になります。評価とは、ものごとの「価値」を測ること・・・そう思えば、意味も綴りもすっと入ってきます。この記事の主役は、この真ん中の value(価値) と、そのルーツ val です。

※ この記事は、姉妹編の valuation(価値の見積り・査定)と対になっています。valuation が「金銭的にいくらの価値か」を算定する話なら、こちらは evaluation =「良し悪しを総合的に測る」話です。あわせて読むと、val 一族が立体的になります。

valuation=企業価値?意味と語源を最短で理解【一夜漬け英単語】TOEIC・英検対策

【語源で覚える】valuation|「バレンタイン」や「valid」と同じ「強さ」から生まれた査定・企業価値の言葉
valuation(評価・査定・企業価値)を語源から。根っこはラテン語 valere「強い・価値がある」で、バレンタインや valid と同じファミリー。evaluation との使い分け、ビジネス必須コロケーション、翻訳練習10問つき。
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evaluation を分解してイメージで覚える|真ん中の value が主役

evaluation をパーツで見ると、こうなります。

e(外へ)+ valu(value=価値)+ ation(〜すること)

真ん中の value はそのまま「価値」。頭の e- は「外へ・引き出す」の意味(ex- の仲間)。合わせると、「価値を外に引き出して、測ること」。それが evaluation = 評価です。

たとえばテストの評価も、製品の評価も、自己評価も、やっていることは同じ・・・中にある「価値」を外に取り出して、目に見える形にすること。この一枚の絵をつかむと、evaluate(評価する)・evaluator(評価者)まで一気につながります。

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evaluation の基本の意味と使い方

evaluation は「評価」「査定」「価値判断」を表す名詞です。テストや仕事の成果、計画やアイデアの良し悪しを、じっくり見きわめる・・・そんな場面で使います。

  • performance evaluation(勤務評価・人事評価)
  • product evaluation(製品評価)
  • self-evaluation(自己評価)

単なる「点数つけ」ではなく、「中身をよく見て、その価値を判断する」というニュアンスがあります。e(外へ)+ value(価値)の語源を知ると、この「価値を引き出して見せる」という感覚が腑に落ちます。

混同しやすい evaluation と valuation

似た形ですが、使う場面が違います。

  • evaluation・・・良し悪しや成果を、総合的に評価する(例:人事評価、成績、計画の検討)
  • valuation・・・主に金銭的な価値を算定する(例:不動産の査定、企業価値の評価)

どちらも芯にあるのは val(価値)。「総合的に測る」のか「金額を見積もる」のかで選び分ける、と覚えておくと迷いません。

val(価値)でつながる単語ネットワーク

evaluation の中心 val(ラテン語 valere=価値がある・強い) を知っておくと、別ジャンルに見える単語が一気につながります。まずは「価値」寄りの一族から。

単語意味イメージ
value価値val そのもの=価値
valuable貴重な、価値の高い価値(val)でいっぱい
valid有効な、妥当な価値・効力がある
invalid無効なin(否定)+valid=効力がない
valuation評価額、査定価値(val)を見積もること
equivalent同等のequi(等しい)+val=価値が等しい

val(強さ・力)でつながる単語ネットワーク

valere の元の意味は、実は「強い・力がある」。そこから「価値がある」へ広がりました。だから val には、見た目では value と結びつかない「強さ」の一族もいます。ここが、この単語ならではの面白い広がりです。

単語意味イメージ
valiant勇敢な強さ(val)にあふれた
valor勇気、武勇強さ(val)そのもの
prevail打ち勝つ、広まるpre(前に)+val=強さで勝る
prevalent広く行き渡った強く広まっている
available利用できる、手に入るa+val=役立つ力がある
avail役立つ力(val)になる

「val が入っていたら、たぶん”価値”か”強さ”の話」・・・そう見えるようになると、初見の単語でも意味が推測できます。evaluation は、この大きな val 一族への入り口です。

派生語|evaluation まわり

単語品詞意味発音
evaluation名詞評価、査定イヴァリュエイション /ɪˌvæljuˈeɪʃən/
evaluate動詞評価する、査定するイヴァリュエイト /ɪˈvæljueɪt/
evaluator名詞評価者、査定者イヴァリュエイター /ɪˈvæljueɪtər/
re-evaluation名詞再評価リイヴァリュエイション
self-evaluation名詞自己評価セルフイヴァリュエイション
undervalue動詞過小評価する、過小に見積もるアンダーヴァリュー /ˌʌndərˈvæljuː/

TOEIC・英検での出題傾向

evaluation は、ビジネス寄りの実用語です。TOEIC では performance evaluation(人事評価)、product evaluation(製品評価)、evaluate a proposal(提案を検討する)といった形で、社内文書や案内文によく登場します。英検でも準2級〜2級レベルで見かける、押さえておきたい一語です。動詞 evaluate との行き来もできるようにしておくと得です。

英文で確認|翻訳練習10問

英文を見たら一度止めて、和訳を書いてみてください。答え合わせは記事の最後にまとめてあります。

  1. The teacher will evaluate our projects next week.
  2. Take a moment to evaluate how far you have come.
  3. An honest evaluation helps you grow.
  4. They evaluated the plan and found it strong.
  5. Don’t let one evaluation define your whole value.
  6. Self-evaluation is a quiet kind of courage.
  7. The team’s evaluation of the idea was very positive.
  8. Before you decide, evaluate what truly matters to you.
  9. Some things you can’t evaluate with numbers.
  10. Every evaluation is a chance to learn something new.

語源メモ|valere が「強い」から「価値」へ

evaluation は、フランス語 évaluation を経て英語に入りました。分けると é-(ex-=外へ) と valuer(価値を見いだす)。その芯はラテン語 valere で、もともとの意味は「強い・達者である」。そこから「価値がある・値する」へ広がりました。

この valere が、value・valid・valuable・equivalent といった「価値」系だけでなく、valiant(勇敢)・valor(勇気)・prevail(打ち勝つ)・available(役立つ)など「強さ・力」系の単語まで生み出しています。「強い」と「価値がある」が地続きだと知ると、一族の顔ぶれが腑に落ちます。

evaluation は、その大きな val 一族への入り口。一語を覚えるだけで、価値と強さ、両方向へ世界が広がります。

まとめ

evaluation は、e(外へ)+ valu(value=価値)+ ation で「価値を引き出して測ること」=評価。

  • val(価値)系・・・value/valuable/valid/equivalent/valuation
  • val(強さ・力)系・・・valiant/valor/prevail/prevalent/available
  • evaluation は、その一族への入り口

中にある価値を、外へ取り出して見えるようにする。それが「評価する」ということです。

evaluation の語源ワードマップ。中心は evaluation(=価値を引き出して測る)で、e(外へ)+valu(value=価値)+ation に分解。val(価値)系(value / valuable / valid / equivalent / valuation)、val(強さ・力)系(valiant / valor / prevail / prevalent / available)、覚え方のヒント(真ん中に value が見える)の4クラスタに整理した図。
  • 語源・中心:e(外へ)+ valu(value=価値)+ ation =「価値を引き出して測る」
  • 覚え方のヒント:真ん中に value(価値)が見える
  • val(価値)系:value/valuable/valid/equivalent/valuation
  • val(強さ・力)系:valiant/valor/prevail/prevalent/available

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翻訳練習の解答

  1. 先生は来週、私たちの課題を評価する。
  2. 少し立ち止まって、あなたがどれだけ歩んできたかを見つめてみよう。
  3. 正直な評価は、あなたの成長を助けてくれる。
  4. 彼らはその計画を評価し、しっかりしたものだと分かった。
  5. たった一度の評価に、あなたの価値すべてを決めさせないで。
  6. 自己評価は、静かな勇気のようなものだ。
  7. そのアイデアに対するチームの評価は、とても良かった。
  8. 決める前に、あなたにとって本当に大切なものを見きわめよう。
  9. 数字では測れないものもある。
  10. どんな評価も、新しい何かを学ぶチャンスだ。