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やり直し英語、何から始める?独学でも最短で成果が出る勉強法5選

英語をやり直したいけど、何から始めればいいのか迷っていませんか?そもそも・・・

・知らない単語が多すぎる
・単語が長くなると発音がわからない
・覚えてもすぐ忘れる
・どんな教材を買えばいいのかわからない

こうした悩みをかかえている人は、実はかなり多いんです。そもそも日本人の英語力は先進国でも最低と言われていることはご存じですか? みんながぶつかって、すり抜けて来たことなんです。

この記事では、中学高校で15年、大学で25年英語を教えている私が、ゼロから英語の勉強をやり直したい方に5つの方法を提案します。

いわゆるFランと言われる大学でも教えて来ました。そこで、英検4級(中学2年レベル)に受からない学生が、半年で海外のニュース番組をすらすら音読できるようになる方法です。ぜひ最後までご覧下さい。

正確に単語の発音を身につける!スマホアプリ&ネットを活用した英語学習法

まずやるべきことは、単語の発音を聞こえたまま言えるようにすることです。そのためにスマホアプリを活用します。

英語が苦手な人の多くは、つづりをローマ字読みして「なんとなく」発音を覚えることが多いです。このままだといくら勉強しても「伝わる英語」に近づきません。そこで次のように勉強してみて下さい。

・単語をノートに書く
・スマホアプリで発音を聞く
・聞こえたままの発音を書き出す

単語帳を作る時に、発音を書くことがあると思いますが、必ず「聞こえたままの発音」で書きとって下さい。

早稲田大学でも英語の授業を担当していますが、受験勉強をたくさんこなした人ほど、自己流のカタカナ発音が多いんです。すると、発音を直してあげても、なかなか正しい発音になりません。

逆に、英語の勉強をあまりしてこなかった、きちんと教わって来なかった人の方が発音に関しては有利なのです。カタカナ発音すらわからないので、聞き取れた通りに発音を身に付ける下地が残っているからです。

音声面に関しては、英語が苦手な人の方が伸びしろが大きいんです。

肝心なスマホアプリですが、次に紹介する2つが使えればほぼ十分です。

英単語の勉強 スマホの活用

カタカナ英語を活かして効率よく単語を覚える!派生語で語彙力アップ

単語力を伸ばすためにおススメなのが、カタカナ英語です。

身の回りにあるカタカナ英語をノートに書き出してみて下さい。かなりたくさんのカタカナ英語が見つかるはずです。

アメリカの大学で使っている経済学の教科書を分析したところ、教科書で使われている単語のうち、30パーセント以上がカタカナ英語だったという研究があります。

事実私が大学入学共通テスト(英語)の筆記試験の単語からカタカナ英語を抜き出しただけでもこんなにたくさんありました

カタカナ語 2023年度大学入学共通テスト リーディング

カタカナ語 2024年度大学入学共通テストリーディング

カタカナ英語は実際の英語と発音が違いますので、先ほどお伝えしたスマホアプリで正しい発音を「聞こえたまま」発音をメモして覚えるのが効果的です。

もう1つ。カタカナ英語には、派生語というのがあります。airyという単語の意味、ご存じですか? airyはair+yとパーツに分割できます。airは「空気」ですから、airyは「空気のような」というのがこの単語のイメージです。それで「ふわふわした」という意味になるのです。

カタカナ英語とその派生語は以下のページでご覧になれますので、よろしければご参照下さい。

カタカナ英語 一覧 英単語の意味をわかりやすく解説 一夜漬け英単語の覚え方 

英単語は語源で覚える!意味を推測できる学習法とは?

カタカナ英語に加えて、語源で覚えると英単語の意味は記憶しやすくなります。

lonelyは「寂しい」という意味ですが、なぜそういう意味になるかわかりますか? lonelyをパーツに分割すると、l+one+lyとなります。

oneという単語が隠れていますね。つまり「ひとりぼっち」というのlonelyの意味であり、それは、つづりに隠されたoneが語源になっているからなのです。

カタカナ英語は、派生語と一緒に覚えると効率的だという話をしましたが、語源で覚える単語にも派生語があります。そうすれば、単語1つを覚えただけで、3つ以上の単語を同時に覚えることができることになります。

英単語の意味をわかりやすく解説 一夜漬け英単語の覚え方 語源編 全リスト

音読&筆写で英語力を強化!音読しながら書き写す勉強法

単語の正しい発音を身に付けたら、発音しながらその単語を書き写すことが英語力の基礎を固めるために重要です。

これを音読筆写と言います。外国語を学ぶために最も効果的であることは、大脳生理学の世界でも実証されています。音読筆写がなぜ効果的かと言うと・・・

・発音しながら書くことで、発音がゆっくりになる
・発音がゆっくりになると、発音とつづりのルールがわかるようになる
・慣れてくると発音記号が読めるようになる

私は今でこそ、大学で英語を教えていますが、中学1年生の2学期までは、英語の成績は2(5段階)でした。お正月になぜかわかりませんが、単語をたくさん発音しながら書いていたら、いつの間にか3学期の成績が5になっていました。

発音とつづりの関係についてまとめたのが「フォニックス」と言われる考え方です。ネットで検索してみて下さい。

音読筆写の効果については、こちらで説明をしています。

発音しつつ つづりを書き写す

オーバーラッピングで英語を鍛える!リスニング&スピーキング上達法

オーバーラッピングは、短期間でリスニング能力の向上を体験できる上に、将来的にスピーキング能力につながる最強の勉強法です。

音声学の世界では「言えないものは聞き取れない」というのが定説になっています。つまり、スラスラ発音できるようになることで、リスニングが得意になるということです。

オーバーラッピングとは、

・音声を聞きながら
・英文を見て
・同じ速度で
・音読する

という活動です。20年前から英語の音読がブームになり、中学や高校でも取り組むところが増えていますが、まだまだその大切さは、十分に理解されていません。オーバーラッピングの効果としては、主に次の3つがあります。

・聞きながら発音することで、自動的に自分の発音がネイティブの発音に近づく
・英文を音声と同じ速度で読んでいくので、リーディング速度が上がる
・繰り返して聞くことで、単語の定着が進む

具体的な取り組み方と注意点は以下で説明していますので、時間がある時にご参照下さい。

オーバーラッピング

オーバーラッピング シャドーイング 取り組む際の注意点

自分にとって最適な音読速度を見つけること

音読速度を必要なレベルまで伸ばすこと

まとめ

ここでは5つの勉強法をご紹介しました。単語力+発音能力こそが、英語力の基礎です。これが身に付けば、スピーキングが得意になります。あなたの英語力に応じて、興味のあるところから始めてみて下さい。

私はこの方法を早稲田大学の授業でも取り入れています

それはなぜか? 早稲田大学の学生さんたちは、どの学部でも「自分はリスニング能力が苦手」と言います。単語力はある程度あるのに、リスニングが苦手ということは、発音の練習、オーバーラッピングなどの訓練を受けていないからです。

早稲田大学でも通用する、つまり、ある程度英語ができるという方にとっても効果的な学習法5選。ぜひお試しください。

中学2年生レベルの英語が理解できない学生が、半年の講義で海外のニュース番組を読めるようになる方法です。あなたも、必ずできるようになります。

どんな教材を選んだらよいかわからないという方のために、以下のような記事も用意しました。

海外の英語ニュースを使ったおすすめの学習教材5選

あなたの英語力が無限に伸びますように、祈っています。

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