はじめに|時間が足りないのは“実力不足”ではない!
IELTSリーディングでは、60分で3つの長文と約40問の設問に答える必要があります。
1つ1つは読めても、「最後まで解ききれなかった…」という受験者がとても多いのです。
でも、これは英語力のせいだけではありません。
正しい時間配分と読み方の順番を知ることで、誰でも完走できるようになります。
この記事では:
・リーディング全体の時間戦略
・3パッセージごとの配分目安
・設問の順番と読む順番の工夫
・先読み・スキャニング・スキミングの活用法
・ありがちな失敗とその対処法
を、わかりやすく紹介します。
IELTSリーディングの基本構造
リーディングは次の3つのパッセージで構成されています:
- Passage 1:やや易しめ、日常的な話題
- Passage 2:中級レベル、実用文や説明文
- Passage 3:最難関、抽象的・学術的な内容
各パッセージに13〜14問の設問が付き、合計40問。時間は60分、途中休憩なし、マークシート転記時間も含まれません。
時間配分の目安|おすすめは「15-20-25」戦略
リーディングの鉄則は「焦らず、最後まで完走」すること。
そのためには、以下のような配分が現実的です:
- Passage 1:15分以内
- Passage 2:20分以内
- Passage 3:25分以内
残り数分で見直し・塗りつぶし(マーク)時間を確保しましょう。
Passage 3は難易度が高いため、最後に時間を多めに残すのが鉄則です。
読み方のテクニック|全文読まなくてOK!

IELTSでは、全文を丁寧に読む必要はありません。
大事なのは以下の読み方を使い分けることです:
- スキミング(Skimming)
→ パッセージの主題・構成・目的をざっくり把握
→ 見出し・最初と最後の文に注目 - スキャニング(Scanning)
→ 特定のキーワードや数値、固有名詞を探す
→ 設問と本文の“マッチ”に集中 - 精読(Detailed reading)
→ 本当に必要な箇所だけ、ゆっくり読み込む
設問順と読む順番のコツ
設問には以下のようなパターンがあります:
- True / False / Not Given
- Multiple choice
- Matching headings
- Sentence completion
- Diagram labeling
設問と本文の順番が一致する問題は、設問を先に読んでから本文に戻るのが効率的。
Matching系の問題(見出し・文選択など)は、本文を先にざっと読んでから解くのがベターです。
よくある失敗とその対策
❌ Passage 1で時間をかけすぎて、最後に焦る
→ ✅ 最初から時間を区切って解こう(15分タイマーを設定)
❌ 設問を全部読んでから本文に行くと忘れる
→ ✅ 「2〜3問ごとに読む→戻る→解く」流れが◎
❌ 難問にこだわりすぎて他を落とす
→ ✅ わからない問題は3秒悩んでスキップ→最後に戻る!
練習でやるべきこと|時間管理の感覚を身につけよう
・公式問題集や過去問をストップウォッチを使って解く
・設問タイプごとの読み方を体にしみこませる
・週1回は「60分で全問完答」の模試練習を行う
まとめ|時間配分×読解戦略でスコアは変わる!
IELTSリーディングは、読む力+時間管理力の戦いです。
「焦って最後までいけなかった…」は、テクニックで防げます。
60分を味方につけるには、今から時間を意識した練習を。
そして自分に合った戦略を身につけて、本番で力を発揮しましょう。
【2025年最新】IELTS TRAINER PROの無料体験とは?IELTS対策スクールの実力を徹底検証!
▶ IELTS TRAINER PRO 無料体験はこちらから
