はじめに|模試は“解くだけ”じゃ意味がない
IELTSのスコアを上げたいなら、公式模試(Cambridge IELTSシリーズ)の活用が欠かせません。
ただし「時間通りに解くだけ」で終わってしまうと、成績はなかなか伸びません。
模試の本当の目的は、弱点を知り→改善し→再挑戦することです。
この記事では:
・公式模試(Cambridge IELTS)の概要
・スコアアップに直結する模試の活用ステップ
・模試結果の正しい分析方法
・リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングそれぞれの復習法
を、順番に解説していきます。
Cambridge IELTSとは?公式模試の特徴
Cambridge University Pressが発行する「Cambridge IELTS」は、
実際の試験とほぼ同じ形式・難易度・時間配分で構成された公式模試です。
【主なシリーズ例】
- Cambridge IELTS 10〜18(最新版が18)
- 各冊に4セット分の模試(計4回分)
- 解答・スクリプト・モデルアンサー付き(リスニングCD/MP3)
おすすめの理由:
- 出題傾向が本番と一致している
- 問題の質・語彙の難易度・配点基準がリアル
- スコア換算表つきで実力が把握しやすい
模試の活用ステップ|おすすめのやり方5ステップ

IELTS模試は、次のようなサイクルで回すと効果的です:
Step 1|本番と同じ条件で解く(時間・静かな環境)
→ 曖昧にせず、試験用の時計や用紙を使って集中。
Step 2|正答と照らし合わせて自己採点
→ ケアレスミスと読解ミスを分けて記録。
Step 3|間違えた問題の原因を分析
→ 「語彙がわからなかった」「設問の意図を取り違えた」など。
Step 4|リスニングはシャドーイング、リーディングは精読で復習
→ ライティングとスピーキングは模範解答と比較。
Step 5|2週間後に同じ模試をもう一度解く(記憶が薄れた頃)
→ 1回目と比較してスコア・精度の伸びを確認。
パート別:模試の復習ポイント
✅ リスニング
- 音源スクリプトを見ながらDictation(書き取り)
- 答えと“その根拠”となる音声の部分を対応させて確認
- シャドーイングでリズムと語順を身につける
✅ リーディング
- 間違えた問題のパラグラフを精読(時間をかけて)
- 正解の根拠がどこにあったかを明確にする
- 選択肢の言い換え語に注目して語彙力も強化
✅ ライティング
- 模範解答を読んで「構成」「論理の展開」「語彙・表現」を比較
- 自分の文章と照らして「どこが弱いか」を見つける
- 添削を受けられるサービスを活用するとさらに効果的
✅ スピーキング
- 自分の回答を録音し、模範解答やスクリプトと聞き比べる
- 流暢さ・自然さ・語彙の幅を重点的にチェック
- 模試の質問を練習用に繰り返し使う(音読・ペア練習)
✅ メリットと留意点
メリット
- 本物の試験に近い音声や設問で実戦力が身につく
- 各模試には採点解説やモデル答案付きなので自己学習しやすい
- 難易度調整しながら段階的に力を伸ばせる
注意点
- 古い巻(10巻以前)は過去形式の出題で、現在とは異なる傾向の可能性あり
- 模試を「解くだけ」で終えても伸びないため、復習と分析の徹底が必要
模試のタイミング|いつ・どのくらい使う?
- IELTS学習の初期(現在地確認)
- 中間チェック(月1回ペース)
- 本番2〜3週間前(実力の最終チェック)
👉 目安:月に1〜2回の頻度で解き、復習に1週間かけるのが理想。
まとめ|模試は「弱点を見つけ、つぶす」ためのツール
模試を何度も解くことが目的ではなく、
模試を通して、改善ポイントを明確にし、確実にステップアップすることが最終目的です。
公式問題集を“試験シミュレーター”として使いこなすことで、
本番でも落ち着いて対応できる力が身につきます。
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