reservationをパーツに分解すると、re+serv+a+tion。
re-は「再び」、-serv-はserveで「提供する」。
ここから「次に来る時のために取っておく」→「予約」「留保」
という意味になることはよくご存じかと思います。
TOEICでは、実は「不安」という意味で出てくることもあるんです。
それは「取っておく」のが物や場所だけではなく「心の中に取っておく」という意味があるからです。
「気持ちをすべて出し切らず心の中に取っておく」→「懸念」「不安」となると覚えておきましょう。
暗黒のフレーズ p.36-37集録
この記事を読むとわかること
- reservation の基本的な意味と使い方
- 語源「re-(再び)+ servare(保つ)」から意味を理解
- なぜ「不安・疑念」という意味が生まれるのか
- 関連語と一緒に覚えて語彙力をアップする方法
reservation の基本的な意味
reservation(リザヴェイション) は日常英語で次のように使われます。
1️⃣ 予約(ホテル・レストランの席を確保すること)
2️⃣ 留保・条件付き承認(完全な同意ではない状態)
3️⃣ 不安・疑念(心に残る引っかかり)
例文:
We made a dinner reservation at 7 PM.
(7時にディナーの予約をした)
I have some reservations about this proposal.
(この提案には少し不安があります)
語源で理解!reservation の成り立ち

◉ 語源構造
パーツ | 意味 |
---|---|
re- | 再び、後ろへ |
servare(→ serve) | 保つ、守る |
ラテン語の “reservare” = “re(再び)+ servare(保つ)”
→ 「後に取っておく」「残しておく」
これがフランス語経由で英語の “reserve” = 予約する、取っておく、控える となり、
名詞形の reservation = 予約、留保 という意味になりました。
✅ なぜ「不安・疑念」という意味になるのか?
reservation の語源イメージは 「何かを心の中に留め置く」 です。
そこから意味が次のように広がりました。
1️⃣ 席を取っておく → 予約
2️⃣ 判断を取っておく → 留保
3️⃣ 気持ちを完全に出さずに取っておく → 不安・疑念
つまり 「完全に同意できない部分を心の中に“取っておく”」= reservation(不安・疑念) という意味になったのです。
✅ イメージで覚える
reservation(不安・疑念)は
心の中で “YES” と言い切れず、留めている部分がある状態
ということです。
reservation の関連語で語彙力をアップ!
単語 | 品詞 | 意味 | 発音記号 | カタカナ発音 |
---|---|---|---|---|
reserve | 動詞 | 予約する、取っておく | rɪˈzɜːrv | リザーヴ |
reserved | 形容詞 | 控えめな、予約された | rɪˈzɜːrvd | リザーヴド |
reservation | 名詞 | 予約、留保、不安 | ˌrɛzərˈveɪʃən | レザヴェイション |
preserve | 動詞 | 保護する、保存する | prɪˈzɜːrv | プリザーヴ |
conserve | 動詞 | 保存する、節約する | kənˈsɜːrv | コンサーヴ |
すべて 「servare(保つ)」という語根から派生した兄弟単語です。
✅ まとめ
✅ reservation の語源は “re(再び)+ servare(保つ)” → 取っておく
✅ 取っておく → 予約 → 判断の留保 → 気持ちの留保 → 不安・疑念
✅ 「完全に同意できない部分を心に取っておく」= reservation(不安・疑念)
✅ reserve, preserve など関連語と一緒に覚えると強力