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一夜漬け英単語記憶術 カタカナ語 (sym-,syn-)システム

 symbol=sym(一緒に)+bol(ボール)となり、「一緒に投げる、飛ばす」がもともとの意味でした。sym-は「シンパシー(同情)」の「シン」で「一緒に同じ気持ち」になることから「一緒に」という意味になります。

 オーケストラで使う、楽器のシンバルは、2枚「一緒」に合わせて音を出します。

 システム(system)は、sys-が「一緒」ということで「全体的なまとまりを持つもの」を意味します。組織、制度、体系などのように訳します。コンピュータのシステムと言えば、いくつかのプログラムが体系的に動いてパソコンの作業を便利にしてくれるものです。

 派生語には以下のようなものがあります。

systematic組織的 系統的
systemic組織的 系統的
systematize組織化する

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systemの語源的意味

「system(システム)」という言葉は、「仕組み」や「体系」「制度」を意味します。たとえば、コンピューターの「システム」や学校の「教育システム」など、さまざまな部分が組み合わさって全体として機能する仕組みを指します。この「system」という言葉の語源をたどると、古代ギリシャ語の「σύστημα(systēma:システーマ)」に行き着きます。

「σύστημα(システーマ)」は、「一緒に組み立てられたもの」や「まとめられた全体」を意味していました。この言葉はさらに「σύν(syn:シン)」と「ἵστασθαι(histasthai:ヒスタスサイ)」という2つの部分からできています。「σύν(syn)」は「一緒に」「共に」という意味を持ち、これは「シンフォニー(symphony)」や「シンパシー(sympathy)」などの英単語にも見られます。一方、「ἵστασθαι(histasthai)」は「立つ」や「配置される」という意味です。

つまり、「σύστημα(systēma)」は「一緒に立っているもの」や「一緒に配置されたもの」という意味を持っていました。異なる部分や要素が組み合わさって、一つのまとまりや仕組みを形成することを表していたのです。この考え方がラテン語を経て英語に取り入れられ、「system」という言葉になりました。

現代の英語では、「system」はさまざまな部分が組み合わさって全体を構成する仕組みや構造を指します。たとえば、「solar system(太陽系)」は、太陽とその周りを回る惑星やその他の天体が一緒にまとまっている全体を意味します。また、「nervous system(神経系)」という表現では、人間の体の中にある神経が連携して働いている全体の仕組みを指しています。

さらに、「computer system(コンピュータシステム)」という場合、コンピュータのさまざまなパーツやプログラムが一緒に動いて一つの目的を果たすための仕組みを表しています。また、「educational system(教育制度)」は、学校や教師、生徒、カリキュラムなどが組み合わさって作られる教育全体の仕組みを意味します。

このように、「system」という言葉には、「異なる部分が組み合わさって全体を形成する」という意味が含まれています。その語源を知ることで、「system」が単に「仕組み」や「体系」を意味するだけでなく、「さまざまな要素が連携して一つの全体を作り上げる」という深い考え方を持っていることが理解できます。

言葉の成り立ちを知ることで、「system」という言葉が持つ本来の意味や使われ方をより深く理解することができます。

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