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【山下智久の英語勉強法】洋楽クレイグ・デイヴィッドで覚えた「音の繋がり」と発音上達の秘密

著者情報
【著者:鈴木一世(イッセー)】

現役大学教員・カウンセラー。
  専門の「第二言語習得理論」と「心理学」に基づき、氷河期世代・非正規雇用・転職に関わるリスキリング戦略をデータで解説。挫折しそうな人のための、脳と心の攻略ガイド。  

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海外ドラマでも英語インタビューでも、当たり前のように通用する山下智久さんの発音。

「もともと才能があったんでしょ」で片づけたくなりますが、本人が明かしたその原点は、意外なほど地味で、そして誰にでも真似できるものでした。

中学3年生。塾でも教材でもなく、彼が選んだのはたった1曲の洋楽

歌詞カードを片手に、ネイティブの「音のつながり」を1つずつ拾い、歌えるようになるまで真似し込んだ——。

あの発音は、特別な環境ではなく、好きな曲を本気で繰り返した時間から生まれていました。

その曲が何で、どう練習したのか。そして同じやり方を、今から英語をやり直したい大人がどう使えるのか。

順番に見ていきます。

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はじめに:山下智久さんの発音の原点は「1本の洋楽」にあった

山下智久さんといえば、海外ドラマや英語インタビューでも通用する、なめらかな発音で知られています。

帰国生ではない日本育ちの人が、あの「英語っぽい音」をどうやって手に入れたのか。気になっている人は多いはずです。

きっかけは、特別な教材でも英会話スクールでもありませんでした。

中学生のころに出会った1本の洋楽を、歌詞を見ながら徹底的に真似したこと。

本人がパーソナリティを務めていたラジオ番組での発言として、この練習法が知られています。

この記事では、その具体的な曲と練習の中身を整理したうえで、今から英語をやり直したい大人でもそのまま使える3ステップに落とし込みます。

学生時代に英語が苦手だった人ほど、この「歌から入る」やり方は相性がいいかもしれません。

山pがどのようにして英語を使いこなすようになったのか。以下の記事で詳しく説明しています。
👇
【山下智久の英語勉強法】洋楽と「音読」で話せるようになった秘密を徹底解説

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海外作品で堂々と英語を話す山下智久さん。実は独学と地味な反復の積み重ねでした。洋楽の歌詞でリンキングを攻略し、教材を開きっぱなしにして続けた学習法を、学び直し世代の視点で解説。今日からできる音読の始め方も紹介します。
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山Pが研究した曲は、クレイグ・デイヴィッド『Fill Me In』

中3で出会ったUK発のR&B/2ステップ

山下さんが発音研究の題材に選んだのは、イギリスのシンガー クレイグ・デイヴィッド(Craig David)の『Fill Me In』

2000年前後にUKで大ヒットした、R&Bと2ステップ(UKガラージ)を掛け合わせた曲です。

ポイントは、この曲の「速いパート」。

歌詞を畳みかけるように歌うセクションがあり、単語と単語が次々につながって聞こえます。

日本人が一番つまずく「ネイティブの音のかたまり」が、ぎゅっと詰まった曲なのです。

Youtubeに公式ビデオクリップがあります。

Craig David – Fill Me In (Official Video)

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Fill Me in

歌詞カードを見ながら「単語と単語のつながり」を研究

山下さんがやったのは、なんとなく聴き流すことではありません。

洋楽を使った英語の発音練習をイメージしたアイキャッチ。ヘッドホンから音符と音声波形が広がり、山下智久さんの英語発音術『Fill Me In』活用法を表す

歌詞を手元に置き、文字と音を突き合わせながら、つながって発音される部分を1つずつ確認していったとされています。

「文字どおりに読むとこう。でも実際にはこう聞こえる」

——このギャップを耳と口で埋めていく作業こそ、発音上達の核心です。

英語では、隣り合う音がくっついたり(連結=リンキング)、消えたり(脱落)、変化したりします。

速い曲は、この現象が連続して起きるため、いやでもそこに意識が向きます。

「聞こえたように発音する」

これは私の授業では、おススメの勉強法。以下の記事を公開しておりました。
👇
英単語にカタカナを書くのはダメ?

英単語にカタカナを書くのはダメ?
発音を覚えようと、英単語の上にカタカナを書くことが多いと思います。これは必ずしも悪いことではありません。コツは「聞こえたように」カタカナを書くこと、英単語の上ではなく余白に書くこと、いつカタカナを書くのをやめるのかを考えながら取り組みます。

なぜテンポの速い洋楽が発音練習に効くのか

理由1:ネイティブ特有の「音声変化」が体に入る

教科書の音声は、1語ずつはっきり発音されがちです。

一方、実際の英語は単語がつながって流れます。テンポの速い洋楽は、この連結・脱落・同化といった音声変化のサンプル集のようなもの。

曲に合わせて口を動かすうちに、頭で考える前に音のつながりが再現できるようになっていきます。

理由2:リズムに乗ることで「英語の強弱と息づかい」が掴める

英語は、強く読む音と弱く読む音の差が大きい言語です。

すべてを均等に発音する日本語の感覚のままだと、どうしても平坦になります。

音楽のリズムは、この強弱(ストレス)のメリハリを自然に教えてくれます。

どこで力を入れ、どこを軽く流すか。これを理屈ではなく体で覚えられるのが、歌を使う最大の利点です。

なお、ここでやっているのは厳密には「音読」ではなく、音源に重ねて声を出す「オーバーラッピング」、音を追いかける「シャドーイング」に近い練習です。

名前を知っておくと、教材や動画を探すときに迷いません。

山pのように英語の発音を上達させたい! そう思ったら以下の記事もご覧になって下さい。
👇
オーバーラッピング

オーバーラッピング
オーバーラッピングは、発音を自分でも気づかないうちにネイティブの発音に近づけるとともに、リーディングの速度を上げることにつながる重要な練習法です。

英語速音読としてのシャドーイング

英語速音読としてのシャドーイング
リスニング能力向上に効果が期待できるシャドーイング。慣れないと難しい活動かもしれませんが、注意点をよく読んで取り組んでいただければできるようになります。

【実践】洋楽を使う3ステップ|大人のやり直し英語バージョン

学生時代と違い、大人の学習には「時間がない」「人前で声を出しにくい」という現実があります。そこを踏まえた手順にします。

ステップ1:歌詞(スクリプト)で「音のつながり」を目で確認する

まず、お気に入りの1曲の歌詞を用意します。

いきなり歌わず、文字を見ながら音源を聴き、「つながって聞こえる箇所」「消えて聞こえる箇所」に印をつけるだけ。

大人の再学習者へ:最初の曲は、速すぎず歌詞が聞き取りやすいミドルテンポの曲を選ぶと挫折しにくいです。

いきなり『Fill Me In』のような速い曲に行く必要はありません。

ステップ2:音源に重ねて声を出す「オーバーラッピング」

印をつけた箇所を意識しながら、音源と同時に声を出します。

完璧に追えなくて当然です。まず半分でも口が動けば成功くらいの気持ちで。

大人の再学習者へ:声を出しにくい環境なら、通勤の車内や入浴中など「一人の時間」に固定するのが続けるコツ。1日5分でも、毎日続くほうが効きます。

ステップ3:速い曲は「フレーズごとのリピート」から始める

テンポの速い曲を一気に通すのは無理があります。

1フレーズを区切って何度も繰り返し、口が慣れたら次のフレーズへ。少しずつ範囲を広げていきます。

大人の再学習者へ:1曲を完璧にする必要はありません。

「サビだけ」「速いパートだけ」歌えるようになれば、その音のパターンは他の英語にも応用が利きます。

注意点:歌は「発音と耳」のトレーニング。意味と運用は別で補う

ここは誠実にお伝えします。洋楽の真似は発音とリスニングに非常に効果的ですが、それだけで英語が完成するわけではありません。

歌詞には省略や口語表現、詩的な言い回しが多く、文法や語彙を体系的に学ぶ教材としては偏りがあります。

歌で「音」を鍛えたら、意味の理解や会話での運用は、別のインプット(ドラマ・リーディング・実際の会話)で補う

この役割分担を意識しておくと、遠回りせずに済みます。

歌は、英語を「楽しく続ける入口」として最強の素材です。

山下さんの例も、特別な才能の話というより、好きな1曲を本気で真似し続けた積み重ねだと捉えると、再現のハードルはぐっと下がります。

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まとめ:お気に入りの1曲を「歌える」まで真似してみよう

私自身、中学生の頃、毎日のようにカーペンターズの歌を歌っていました。自然に発音がよくなり、英語の先生やクラスメートから「英語の発音がうまい!」と言われました。英語を教えよう、そういう気持ちになったのは洋楽がきっかけでした。

山下智久さんの発音の原点は、クレイグ・デイヴィッド『Fill Me In』を歌詞ごと真似し込んだ経験だということに親近感を覚えます。やったことはシンプルで、誰にでも始められます。

  1. 歌詞を見て「音のつながり」を目で確認する
  2. 音源に重ねて声を出す(オーバーラッピング)
  3. 速い曲はフレーズごとに区切って繰り返す

英語の教材が続かなかった人ほど、「勉強」ではなく「好きな曲を歌えるようにする」と捉え直すだけで、続き方が変わります。まずは1曲、サビだけでもいいので真似してみてください。

ラップに限らず洋楽をカラオケで歌えるようにする、これも英語を上達させるために効果的なんです。

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よくある質問(FAQ)

Q:山下智久さんが英語の練習で聴いていた洋楽は何ですか?

A:クレイグ・デイヴィッド(Craig David)の『Fill Me In』です。

本人がパーソナリティを務めていたラジオ番組で、中学3年生のころにこの曲の歌詞を見ながら、発音のつながりを研究して歌えるように練習したと語ったことで知られています。

Q:エミネム(Eminem)の曲で英語を勉強したというのは本当ですか?

A:エミネムの『Lose Yourself』を10代のころの思い出の曲として挙げたとされる情報もありますが、「歌詞を見て発音のつながりを研究・練習した」と具体的に結びつけて語られているのは、クレイグ・デイヴィッドの楽曲のようです。

Q:洋楽を歌うことは、英語の発音やリスニングに効果がありますか?

A:効果的です。特にテンポの速い曲は、単語同士がつながって発音される「リンキング(音声変化)」を聞き取る耳と、それを再現する口の動きを同時に鍛えられます。

英語は耳で覚える+口で覚える

ただし発音・リスニングの強化が中心で、文法や語彙、会話での運用は別の学習で補うとバランスが取れます。

情報源

本記事の中心となる「クレイグ・デイヴィッドの楽曲を歌詞ごと真似して発音を研究した」というエピソードは、山下智久さん本人がパーソナリティを務めていたラジオ番組で発言があったとSNSでは言われています。

  • ラジオ番組名:InterFM『Sound Tripper!』(山下智久がパーソナリティ。2015年5月〜2018年3月放送)
  • 該当回:2015年11月27日放送回とされる
  • 概要:「11/27」を「いいリスニング(1127)の日」になぞらえ、自身のリスニング・発音の原点として、中学3年生のときにクレイグ・デイヴィッド『Fill Me In』の歌詞を見ながら、速いパートの発音のつながりを研究して歌えるように練習したエピソードが語られたとされる