dementiaをパーツに分割すると、de+ment+tiaとなります。-ment-は、mentalに似ていませんか?de-は、「ディする」と言う時に使うように、否定を意味しています。そこで「メンタル(心や精神)がだめになる」→「認知症」と頭にいれましょう。
demantiaの派生語
単語 | 意味 | 発音 |
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Demented | 認知症を患っている、狂気のような | ディメンティッド |
Demential | 認知症に関する、認知障害のある | ディメンシャル |
Pre-dementia | 認知症の前段階、初期兆候が見られる状態 | プリ-ディメンシャ |
Post-dementia | 認知症が進行した後の状態 | ポスト-ディメンシャ |
Dementedness | 狂気であること、精神が錯乱した状態 | ディメンティッドネス |
Dementing | 認知症を引き起こす、精神的に錯乱させる | ディメンティング |
dimentialの語源的意味
こんにちは。今日は「dementia(ディメンシャ)」という言葉について、英語言語学の世界的な視点から、わかりやすく解説します。この言葉は、医学的な言葉ですが、語源からたどると、単なる医学用語以上の意味を持っています。
「dementia」の語源
「dementia」という単語は、ラテン語が起源です。具体的には「de-(~から離れる)」と「mens(心、精神)」という言葉の組み合わせからできています。「de-」は何かが減少したり、離れたりすることを示す接頭辞です。そして「mens」は「精神」や「思考力」を意味します。この二つが合わさることで、「dementia」は「心が離れた状態」、つまり「正しい精神や思考から遠ざかった状態」という意味になります。
「dementia」の現代での意味
現代では「dementia」は認知症として使われることが多く、記憶力や判断力、理解力といった精神機能が低下する状態を表します。この病気になると、日常生活で必要な物事を正しく理解したり、覚えたりする力が弱くなり、徐々に自分自身や周りの状況を認識することが難しくなります。特に高齢者に多く見られますが、病気の種類や進行具合によっては若い人に発症することもあります。
使い方の変遷
「dementia」という言葉は、もともと「狂気」や「精神の混乱」を表す広い意味で使われていましたが、19世紀ごろから医学の分野で使われるようになり、今のように「認知症」という意味で定着しました。もとのラテン語の「mens(心)」という語源からわかるように、この病気は単なる記憶の問題だけでなく、人の心や人格に影響を及ぼすことがあります。そのため、dementiaという言葉には、「精神の失われた状態」という深い意味が込められているのです。
中学生でもわかる具体例
たとえば、おじいさんやおばあさんが急に今まで覚えていたことを忘れてしまったり、話している内容がわかりにくくなったりすることがあります。これが認知症の症状の一例です。「dementia」はただの「物忘れ」とは違い、時間が経つにつれて少しずつ症状が進行し、自分がどこにいるのかや、自分の家族を認識できなくなることもあります。
まとめ
「dementia(ディメンシャ)」という言葉の意味は、心や精神が本来の働きを失ってしまう状態を表しています。その語源はラテン語の「de-(離れる)」と「mens(心)」に由来し、「精神が正常な状態から離れてしまった」という深い意味を持ちます。現代では「認知症」として使われ、特に高齢者に見られる病気として知られています。この言葉を通して、私たちは認知症を理解し、病気の影響を受けている人々を支えることの大切さに気づくことができます。