PR

語源で学ぶ英単語という考え方|一夜漬けからリスキリングへ、知っている単語を増やしていく学習法

著者情報
【著者:鈴木一世(イッセー)】

現役大学教員・カウンセラー。
  専門の「第二言語習得理論」と「心理学」に基づき、氷河期世代・非正規雇用・転職に関わるリスキリング戦略をデータで解説。挫折しそうな人のための、脳と心の攻略ガイド。  

▶︎ 詳しいプロフィールはこちら

英単語が覚えられない原因は、努力不足ではありません。

多くの場合、覚え方が「足し算」になっていることが問題です。

語源で学ぶ英単語学習は、単語を次々に追加する方法ではなく、すでに知っている単語を起点に語彙を広げていく学習法です。

このページでは、
一夜漬けの短期学習にも、英語の学び直し(リスキリング)にも共通して有効な「語源学習の考え方」を整理します。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

語源学習の出発点は「知っている知識」を最大限活用すること

一般的な語源解説では、
ラテン語やギリシャ語など、見慣れない要素が前面に出がちです。

本サイトの語源学習は、そこを出発点にしません。

  • すでに見たことがある英単語
  • 意味はあいまいでも聞き覚えのある語
  • TOEIC・英検で一度は出会った単語

こうした既存の知識を最大限に活かすことを前提にしています。

スポンサーリンク

語源で学ぶ英単語:4つのステップ

語源を手がかりに英単語をパーツ分解し、接頭辞と既知の単語を線でつないで理解する語彙リスキリングのイメージ

1.長い英単語をパーツに分ける

英単語を「ひとまとまり」で覚えようとせず、
接頭辞・語幹・語尾といった意味を持つパーツに分解します。

rebuildableの場合

たとえば rebuildable という英単語は、一見すると長くて覚えにくい単語ですが、
次のようにパーツに分けて考えることができます。

  • re-(再び)
  • build(建てる)
  • -able(〜できる)

つまり rebuildable は、
再び(re)建てる(build)ことができる(-able)」という意味になります。

counterproductive の場合

counterproductive は、仕事や組織の文脈で頻出する単語です。

この単語は、次のように分解できます。

  • counter-(反対の/逆向きの)
  • productive(生産的な)

ここで counter は、
ボクシングのカウンターパンチをイメージすると分かりやすくなります。

相手の攻撃に対して正面から打ち合うのではなく、
相手の動きに逆らう形で、流れを断ち切る一撃
それがカウンターパンチです。

このイメージを英単語に当てはめると、
counterproductive

「成果を出そうとして行った行動が、
かえって成果の流れを止めてしまう」

という意味になります。

つまり counterproductive は、
生産的どころか、逆効果になる」という意味です。

2.分けたパーツの中に「知っている単語」を見つける

完全に未知の要素ではなく、
すでに知っている単語・意味・イメージを探します。

先ほどの例であれば、buildproductcounter は基本的な単語であったり、
すでに日本語として使われているカタカナ英語の中にあるものです。
そのカタカナ、実は英語じゃない?|意味から学び直すカタカナ英語一覧【一夜漬け×リスキリング】

英語が苦手な方も、カタカナ英語で爆発的に単語力が付きます。

3.接頭辞の意味と、既知の単語を語源的につなげる

接頭辞の方向性(in-/re-/ad- など)と、
知っている語の意味を組み合わせて、意味の流れを理解します。

4.派生語一覧で語彙を増やす

1語で終わらせず、
同じ語源・パーツを持つ単語をまとめて確認し、
語彙をネットワーク化します。

なぜ「一夜漬け」にも有効なのか

語源学習は長期向けと思われがちですが、
実際には短時間学習とも相性が良い方法です。

  • 丸暗記より理解が早い
  • 忘れても再構築しやすい
  • 1語から複数語に展開できる

そのため、
一夜漬けのTOEIC・英検対策として使いながら、
結果的に語彙が定着していく
という流れが生まれます。

英語リスキリングとの関係

英語の勉強をやり直す・・・と言っても、膨大な量の単語をどうやって覚えるの? と考えてしまいますよね。

英語リスキリングとは、
新しい知識を増やすことではなく、
すでに持っている知識を「使える形に組み直すこと」です。

語源で学ぶ英単語は、

  • 覚え直し
  • 学び直し
  • 再利用

というリスキリングの発想と完全に一致します。

単語を忘れたとしても、
語源の考え方が残っていれば、何度でも立て直せる
それが、この学習法の最大の強みです。

人間は、幼いころ、若いころは機械的な暗記の方が得意です。でも、年齢が上がるにしたがって、また覚えることが多くなるにつれて、理屈を付けて覚える方が頭に残るのです。

語源で学ぶ英単語 取り組み方

この循環によって、
語彙は「点」ではなく「構造」として蓄積されていきます。

まとめ

語源で学ぶ英単語は、
暗記が苦手な人のための逃げ道ではありません。

すでに覚えた単語を、無駄にしないための学習法です。

一夜漬けから始めても構いません。
ただし、覚えた単語を「つなげて増やす」視点だけは、
ぜひ持ち続けてください。

この考え方が、
TOEIC・英検対策を超えて、
英語を学び直すための土台になります。

関連リンク

語源で覚える英単語リスト【一夜漬け対応】|TOEIC・英検に効く語彙リスキリング

語源 com- / con- で理解する英単語の考え方|知っている単語を活かす語彙リスキリング

語源 pre- で理解する英単語|「前に」の意味から広げる語彙リスキリング

英語リスキリングという考え方|英語学習を仕事につなげ直すための全体像