relevance（レレヴァンス） という英単語、TOEICや英検でもよく見かけるけれど、意味がぼんやりしていませんか？
実はこの単語、語源から理解すれば一気にスッキリします。しかも「lever（てこ）」や「elevate（昇進させる）」などと語源的に兄弟なんです。
パーツに分解すればわかります。
re+lev+anceで、-lev-の部分が「レバー（てこ）」と同じ語源となっています。
re-は「もう1度」という意味ですから、relevance全体で「もう１度持ち上げる価値や意味がある」ということで「関連性、妥当性、重要性」という意味になっていくわけです。
CNNでは次の記事に含まれています。
Google Search, Facebook and the iPhone may not last forever. And Silicon Valley is finally admitting it
5 minute read Published 9:00 AM EDT, Sun May 11, 2025
People aren’t friending each other as much on Facebook these days. The iPhone might not feel necessary in a decade. And Google searches on one of the world’s most popular smartphones are declining.
Those were some of the unusually frank admissions from two separate antitrust trials against Meta and Google. It was a rare acknowledgement from tech leaders that the once-cutting edge products their companies were founded on could someday lose their relevance.
この記事では、relevanceの語源・意味・派生語・関連語をまとめて、一夜漬けでも記憶に残るようにわかりやすく解説します。
relevanceの意味とは？
relevance の意味は主に以下の2つです。
- 関連性（話題や目的とのつながり）
- 妥当性・重要性（意味がある、ふさわしい）
例文：
- This information has little relevance to the topic.
（この情報はその話題とあまり関係がない） - The judge questioned the relevance of the evidence.
（裁判官はその証拠の妥当性を疑問視した）
つまり、「その物事が今ここで“取り上げる価値があるか”」が relevance の本質です。
語源から理解するrelevance
relevance の語源はラテン語 relevare（再び持ち上げる） に由来します。
語源構造：
- re-：再び、強調
- levare：持ち上げる（語根 lev＝軽くする、上げる）
- -ance：名詞語尾（～であること）
→ relevance = 持ち上げる価値があるもの → 重要・関係がある
語源的に言えば、「relevance」は人々の前に“持ち上げて見せるに値する”話題・情報・考えということになります。
leverとの語源的つながり
「relevance」は、「lever（てこ、レバー）」とも語源がつながっています。
- lever：てこ＝「持ち上げる道具」
- relevance：取り上げる価値がある＝「目立たせるべき」
どちらもラテン語 levare（持ち上げる） という動詞から派生しています。
物理的に持ち上げるのが lever、情報・注目を“上に持ち上げる”のが relevance です。
relevanceの派生語一覧（発音つき）
| 単語 | 品詞 | 意味 | 発音記号 | カタカナ発音 |
|---|---|---|---|---|
| relevance | 名詞 | 関連性、妥当性、重要性 | /ˈrɛləvəns/ | レレヴァンス |
| relevant | 形容詞 | 関係のある、適切な | /ˈrɛləvənt/ | レレヴァント |
| irrelevance | 名詞 | 無関係、的外れ | /ɪˈrɛləvəns/ | イレレヴァンス |
| irrelevant | 形容詞 | 関係のない、不適切な | /ɪˈrɛləvənt/ | イレレヴァント |
これらの単語は、TOEICのPart 7や英検の読解問題などで頻出です。
否定形（ir-）もセットで覚えるのが効率的です。
levを語源に持つ兄弟単語
| 単語 | 意味 | イメージ |
|---|---|---|
| elevate | 高める、昇進させる | 持ち上げる（e＋lev） |
| leverage | てこの力、影響力 | てこ（lever）から発展 |
| levitate | 空中に浮かぶ | 軽くなって上昇する |
| alleviate | 緩和する、軽減する | 重さや苦痛を軽くする |
| lever | てこ、レバー | 持ち上げる道具 |
語根「lev」は**“軽くする・上げる”**という共通の意味を持っています。
語彙の広がりを作るには、こうした語根でまとめて覚えるのが効果的です。
TOEIC・英検にも効く語源記憶術！
TOEICの長文では「relevant information（関係ある情報）」などの形でよく出ます。
英検準1級以上では、社会的・経済的文脈で「relevance to the issue」などの表現が問われることも。
語源から覚えておくことで、他の「lev」系単語も芋づる式に理解できるようになります。
まとめ｜relevanceは「持ち上げる価値があるもの」
- 語源：re（再び）＋ levare（持ち上げる）＋ ance（名詞化）
- 意味：関連性、重要性、妥当性
- lever（てこ）と語源が同じ
- 派生語：relevant / irrelevant / irrelevance
- 兄弟語：elevate, levitate, leverage など、“持ち上げる”が共通テーマ
関連性があるからこそ、人の目に“持ち上げられる”。それが、relevance の本質です。
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