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【語源で覚える】explain|”プレーン” の plain(平ら)に ex(外へ)で「説明する」

著者情報
【著者:鈴木一世(イッセー)】

現役大学教員・カウンセラー。
  専門の「第二言語習得理論」と「心理学」に基づき、氷河期世代・非正規雇用・転職に関わるリスキリング戦略をデータで解説。挫折しそうな人のための、脳と心の攻略ガイド。  

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「プレーンヨーグルト」の「プレーン」・・・なんとなく「混じりけなし」というイメージですよね。この plain、実は explain(説明する)の後半に、そのまま入っています。

explain を分けると、ex(外へ)+ plain(平ら)。ごちゃごちゃした話の凸凹を、平原みたいにフラットにならして、外へ広げてみせる・・・それが「説明する」の意味の中心です。この一枚の絵が入ると、辞書を引き直さなくても explain がすっと定着します。

※ この記事は、見た目そっくりの explicit(明確な)と対にしてあります。綴りは似ていますが、実は語源の家系が別。その違いは記事の中ほどで種明かしします。

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explain を分解してイメージで覚える|後半の “plain” が入り口

explain をパーツで見ると、こうなります。

ex(外へ)+ plain(平ら・混じりけのない)

まず後半の plain。「プレーン」ヨーグルトの plain です。ここに「平ら」という手がかりを重ねてください。乳製品といえば北海道。

その酪農地帯のように、地平線まで遮るものが何もない、広くてフラットな土地・・・それが plain(平原)です。

plain には「平らな」と「飾りのない(混じりけのない)」の2つの意味がありますが、これは「余計なものが一切ない、平原のようにクリアな状態」という同じ1つのイメージから枝分かれしたものです。

そこに ex(外へ) がつくと explain になります。ex はexit(出口)でおなじみの「外へ」。相手にとって分かりにくい、凸凹した内容を、外(ex)へ向かって、平原のようにフラット(plain)に広げてみせる・・・それが「説明する」です。

言葉の凸凹をならして中身を平らに広げるから、相手の頭の中もクリアになる。そう考えると、explain の手ざわりが変わってきます。

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explain の基本の意味と使い方

explain は「説明する」「解説する」を表す動詞です。ただ情報を並べるのではなく、「相手が分かる形にならして届ける」というニュアンスがあります。

  • explain the rules(ルールを説明する)
  • explain how it works(仕組みを説明する)
  • Let me explain.(説明させてください)

たとえば The teacher explained the rules step by step.(先生はルールを一つずつ順番に説明した)。ここには「順を追って、凸凹をならしていく」という plain のイメージがそのまま生きています。

そっくりさん explicit との違い|「平ら」と「折りをひらく」

explain とよく混同されるのが explicit(明確な)です。綴りが似ていて意味も近いので、同じ家系だと思われがち。でも、実は語源が別です。

  • explain=ex(外へ)+ plain / planus(平ら)・・・凸凹を平らにならして広げる
  • explicit=ex(外へ)+ plic / plicare(折る)・・・折りたたまれたものをひらいて見せる

どちらも「包まれていたものを外に出して、ハッキリさせる」方向ではありますが、explain は「平らにする」、explicit は「折りをひらく」。ここが決定的に違います。見た目がそっくりなので昔から混同され、explain の綴りも plain の影響で今の形になりました。いわば他人の空似の兄弟です。

この「折る(plic)」の家系には、apply(応用する)・complex(複雑な)・employ(雇う)・reply(返信する)などが並びます。explicit をきっかけに、こちらの家系にも広げていけます。

explicit の語源はこちらで詳しく解説しています。
→ https://isseisuzuki.org/explicit/

【語源で覚える】explicit の意味|”E” マークの正体は ex(外に)+ plic(折る)
explicit(明確な・露骨な)を語源から。意味の中心は plic(折る)。シンプル・コンプレックス・ディスプレイ・レプリカと同じ仲間で、「一つに折る simple → 重ねる complex → 外に広げる explicit」の並びで一発。apply・duplicate まで芋づる式、翻訳練習10問つき。

“plain(平ら)” でつながる単語ネットワーク

explain の入り口 plain(平ら/ラテン語 planus)を知っておくと、まったく別ジャンルに見える単語が一気につながります。

単語意味イメージ
plain明白な、平原余計なものがなくフラット=クリア
plane平面、飛行機平らな面/翼で平らに滑空する
plan計画平らな面に描いた見取り図
pianoピアノ「平ら・なめらか」=やわらかい音(piano e forte)から
explanation説明explain の名詞形=平らに広げたもの
esplanade遊歩道海沿いの平らな散歩道

「plan・plain・plane が入っていたら、たぶん”平ら”の話」・・・そう見えるようになると、初見の単語でも意味が推測できます。ピアノの piano まで同じ家系だと知ると、ちょっと嬉しくなりますよね。

ex(外へ)でつながる単語ネットワーク

一方、頭の ex(外へ) をたどると、「外に出す」系の単語がまとまって見えてきます。

単語意味語源
exit出口ex〈外へ〉+it〈行く〉
export輸出するex〈外へ〉+port〈運ぶ〉
expand広げるex〈外へ〉+pand〈広がる〉
express表現するex〈外へ〉+press〈押し出す〉
exhale息を吐くex〈外へ〉+hale〈息〉
exclude締め出すex〈外へ〉+clude〈閉じる〉

explain は、この「plain(平ら)」と「ex(外へ)」という2つの家系が交わる場所に立っている単語・・・そう捉えると、一語から二方向に世界が広がります。

派生語|explain まわり

単語品詞意味発音
explain動詞説明するイクスプレイン /ɪkˈspleɪn/
explanation名詞説明、解説エクスプラネイション /ˌekspləˈneɪʃn/
explanatory形容詞説明の、解説的なイクスプラナトリ /ɪkˈsplænətɔːri/

※ explicable・inexplicable・explicate・explicative・explicit は綴りが似ていますが、explain とは別語源(plicare=折る)です。「explain の派生語」ではないので、まとめて扱わないのがポイントです。

TOEIC・英検での出題傾向

explain は、日常でもビジネスでも頻出の超実用語です。TOEIC では could you explain(〜を説明していただけますか)、explain the procedure(手順を説明する)といった形で、会話・メール・アナウンスに広く登場します。英検でも3級〜準2級から見かける、早い段階で押さえたい一語です。

英文で確認|翻訳練習10問

英文を見たら一度止めて、和訳を書いてみてください。答え合わせは記事の最後にまとめてあります。

  1. Can you explain this to me?
  2. She explained the plan step by step.
  3. A good teacher explains things simply.
  4. Let me explain what I really mean.
  5. You explained it so clearly that everyone understood.
  6. Don’t worry — I’ll explain it again.
  7. He explained the map before we started walking.
  8. When you explain your idea out loud, it becomes clearer to you too.
  9. The guide explained the history of the town.
  10. Once you explain the reason, people usually understand.

(※ 6番の英文中のダッシュは原文どおりです。本文表記ルールとは別扱いにしています)

語源メモ|planus と ex が出会う言葉

explain は、ラテン語 explanare に由来します。分けると ex(外へ) と planus(平ら)。合わさって「平らにならす・平らに広げる」となり、そこから「(分かりやすく)説明する」の意味に育ちました。英語に入ってから、綴りが plain の影響を受けて今の explain の形になっています。

ここで一つ整理しておくと得なのが、explicit・explicable との違いです。これらは似て見えても、plicare(折る) という別の家系。explain は「平らにする(planus)」、explicit は「折りをひらく(plicare)」。ここを分けておくと、鋭い人に聞かれても迷いません。

まとめ

explain は、ex(外へ)+ plain(平ら)で「話の凸凹をならして、外へ広げる」=説明する。

  • plain(planus)・・・平ら・混じりけなし。plain/plane/plan/piano などの一族へ
  • ex・・・外へ。exit/export/expand/express などの一族へ
  • explain は、その2つが交わる入り口
  • explicit は”そっくりさん”だけど別ルート(plicare=折る)

平らにならして、外へ広げる。説明とは、相手の頭の中まで平らにクリアにしていく作業なのかもしれません。

explain の語源ワードマップ。中心は explain(=平らにならして外へ広げる)で、ex(外へ)+plain(平ら)に分解。覚え方のヒント(プレーンヨーグルトの plain=混じりけなし・平ら)、plain(平ら)一族(plain / plane / plan / piano / explanation / esplanade)、ex(外へ)一族(exit / export / expand / express / exhale / exclude)の4クラスタに整理した図。
  • 語源・中心:ex(外へ)+ plain(平ら)=「平らにならして外へ広げる」
  • 覚え方のヒント:プレーンヨーグルトの plain(混じりけなし・平ら)
  • plain(平ら)一族:plain/plane/plan/piano/explanation/esplanade
  • ex(外へ)一族:exit/export/expand/express/exhale/exclude

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翻訳練習の解答

  1. これ、説明してもらえますか。
  2. 彼女はその計画を、一つずつ順番に説明した。
  3. いい先生は、ものごとをシンプルに説明する。
  4. 私が本当に言いたいことを、説明させてください。
  5. あなたの説明がとても分かりやすくて、みんな理解できた。
  6. 心配しないで・・・もう一度説明するね。
  7. 彼は歩き出す前に、地図を説明してくれた。
  8. 自分の考えを声に出して説明すると、あなた自身の頭の中もクリアになる。
  9. ガイドさんが、その町の歴史を説明してくれた。
  10. 理由さえ説明すれば、たいてい人は分かってくれる。