「英語を使う仕事」と書かれた求人票を見て、「具体的にどのくらいのレベルが必要なのか」「自分のスキルで応募できるのか」と不安に感じたことはありませんか。
求人票の英語条件は、企業によって表現が曖昧だったり、実際の業務内容と乖離していたりすることがあります。
この記事では、20代で英語を活かした転職を考えているあなたに向けて、求人票の「正しい読み方」を具体的に解説します。
「転職 英語 を使う仕事」と検索してこの記事にたどり着いた方も、これから紹介する読み解き方を知れば、自分に合った求人を見極められるようになります。
求人票で「英語を使う仕事」と書かれている場合の読み方

「英語を使う」の定義は企業によって異なる
求人票に「英語を使う仕事」と書かれていても、その実態は企業によって大きく異なります。
よくあるパターン:
- 日常的に英語を使う:毎日の業務で英語が必須(頻度:80~100%)
- 時々英語を使う:月に数回のメール対応や会議(頻度:20~30%)
- 英語を使う機会がある:必須ではないが、使えると有利(頻度:0~10%)
同じ「英語を使う仕事」でも、実際の英語使用頻度は「ほとんど使わないに等しい」ケースから、毎日英語漬けの環境まで幅があります。応募前に、具体的な使用場面を確認することが重要です。
求人票から読み取るべき5つのポイント
1. 英語の使用場面が具体的に書かれているか
良い例:
「海外拠点とのWeb会議(週2回)、英文メールでの報告書作成(週5件程度)、海外ベンダーとの技術仕様調整」
曖昧な例:
「英語を使用する業務あり」「グローバルな環境」
具体的な記載があれば、企業は本気で英語人材を求めていると判断できます。
2. 「必須」か「歓迎」か「尚可」か
- 必須:英語力がないと応募できない
- 歓迎:英語力があると選考で有利
- 尚可:あれば良いが、なくても問題ない
この区別が曖昧な求人票は、実際の業務で英語をどの程度使うかも曖昧な可能性があります。
3. 具体的なレベル表記があるか
明確な例:
「TOEIC700点以上」「ビジネスレベルの英語力」「英語でのプレゼンテーション経験」
不明確な例:
「英語力のある方」「日常会話レベル」「読み書きができる方」
TOEICスコアや具体的なシーン(プレゼン、交渉など)が書かれている求人は、企業側も求めるレベルを明確に理解しています。
4. 業務内容との整合性
求人票全体を読んで、業務内容と英語条件が合っているか確認しましょう。
例えば:
- 「海外営業」なのに英語条件が「尚可」→実際は通訳を介す可能性
- 「国内営業」なのに「TOEIC800点必須」→外資系企業で社内公用語が英語の可能性
5. 企業のグローバル展開状況
企業のホームページで以下を確認:
- 海外拠点の有無と規模
- 外資系か日系か
- 社内の外国人比率
- プレスリリースでの海外事業の扱い
これらの情報と求人票を照らし合わせることで、実際の英語使用頻度が見えてきます。
英語条件の表記パターンと実際のレベル
TOEIC点数で示されている場合
企業が求人票に記載するTOEICスコアと、実際に求められるレベルには以下のような関係があります。
TOEIC600点~700点の場合:
求人票の表記例:
「TOEIC600点以上」「英語でのメール対応ができる方」
実際に求められるスキル:
- 英文メールの読み書き(定型表現が中心)
- 簡単な電話対応やWeb会議での聞き取り
- 資料の読解(辞書を使いながらでOK)
適した職種:
- 営業アシスタント(外資系)
- カスタマーサポート(バイリンガル対応)
- 購買・調達(海外ベンダーとのやりとり)
実務での実感:
このレベルは「英語を使う入口」に立てる目安です。完璧でなくても、積極的にコミュニケーションを取る姿勢があれば業務は可能です。
TOEIC700点~800点の場合:
求人票の表記例:
「TOEIC730点以上」「ビジネス英語での会議参加が可能な方」
実際に求められるスキル:
- Web会議での意見交換(発言できるレベル)
- 英語での報告書・提案書作成
- 海外クライアントとの商談サポート
- 技術ドキュメントの理解と説明
適した職種:
- 法人営業(外資系SaaS)
- ブリッジSE(海外拠点との連携)
- マーケティング(グローバル製品)
- プロジェクトマネージャー(国際案件)
実務での実感:
このレベルになると、多くの職場で「英語で仕事ができる」と見なされやすくなります。流暢さより、専門知識と英語の組み合わせが評価されます。
関連記事:英語力を武器に転職するためのレベル別ガイド|TOEIC・英検・実務英語の整理
TOEIC800点以上の場合:
求人票の表記例:
「TOEIC800点以上」「英語でのプレゼンテーション、交渉経験」
実際に求められるスキル:
- 英語でのプレゼンテーション
- 契約交渉や条件調整
- チームマネジメント(多国籍メンバー)
- 複雑な議論への参加
適した職種:
- 海外営業(直接商談)
- グローバルマーケティング
- 事業開発(海外展開)
- コンサルタント(国際案件)
実務での実感:
このレベルでは、英語を使う仕事で「主体的な役割」を期待されるケースが増えます。会議を主導したり、交渉をリードしたりすることも任されやすくなります。ビジネススキルと英語力の両方が求められます。
「ビジネスレベル」「日常会話レベル」の実態
明確な公式定義はありませんが、一般的には次のように考えられることが多いです。
「ビジネスレベルの英語力」とは:
企業によって解釈が異なりますが、おおむね以下を指します:
- TOEIC換算で700~800点程度
- 業務上必要な英語でのやりとりが問題なくできる
- 専門分野の議論に参加できる
- ビジネス文書の作成ができる
注意点:
「ビジネスレベル」の定義が曖昧な企業は、実際にどのレベルを求めているか面接で確認すべきです。
「日常会話レベル」「簡単な英会話」とは:
この表現も曖昧ですが、多くの場合:
- TOEIC換算で500~600点程度
- 自己紹介や天気の話など簡単な会話
- 旅行先での基本的なコミュニケーション
注意点:
求人票に「日常会話レベル」と書かれていても、実際には「ビジネスで使える英語」を期待している企業もあります。業務内容との整合性を確認しましょう。
「ネイティブレベル」「流暢な英語」とは:
- 帰国子女や留学経験者レベル
- TOEICはリスニングとリーディングの試験なので、ネイティブレベルを正確に測るものではありませんが、実務感覚としては、TOEIC900点以上あれば「かなり高い英語運用能力を持つ」と見なされることが多いです
- 英語でのディスカッション、議論、説得が自然にできる
- 文化的なニュアンスも理解している
このレベルを求める企業は、英語が業務の中心的な位置を占めています。
「必須」「歓迎」「尚可」の違いと応募判断
「必須」と書かれている場合
意味:
この条件を満たさないと書類選考で落とされる可能性が高い
応募判断:
- 自分のスキルが明らかに満たしている→積極的に応募
- 80%程度満たしている→応募してみる価値あり
- 50%以下しか満たしていない→他の求人を優先
実例:
「TOEIC800点以上必須」と書かれている場合、750点でも「学習中で近日中に800点取得予定」というアピールができれば、応募する価値はあります。
「歓迎」と書かれている場合
意味:
あれば選考で有利になるが、なくても応募は可能
応募判断:
- 条件を満たしている→強みとしてアピール
- 満たしていない→他のスキルでカバーできるか検討
実例:
「英語力歓迎(TOEIC700点以上)」の場合、600点でも他の専門スキル(業界経験、技術力など)が強ければ採用の可能性はあります。
「尚可」と書かれている場合
意味:
あったらプラスになるが、採用の決め手にはならない
応募判断:
- 他の条件(職務経験、専門スキル)を優先して判断
- 英語力は補足的なアピールポイント
実例:
「英語力尚可」と書かれた国内営業職では、営業実績やコミュニケーション能力の方が重視されることが多いです。
職種別:求人票の英語条件の読み解き方
IT・エンジニア系
よくある表記:
「英語の技術ドキュメントが読める方」「英語でのコミュニケーション能力」
実際に求められるスキル:
- 優先度:リーディング>リスニング>ライティング>スピーキング
- Stack Overflow、GitHubなど英語のリソースを活用できる
- 海外のAPIドキュメントを読んで実装できる
- 英語のエラーメッセージを理解できる
見極めポイント:
- 「読める」と書かれている場合:TOEIC600点台でも挑戦可能
- 「コミュニケーション」と書かれている場合:会話力も必要(TOEIC700点以上が目安)
関連記事:英語×IT・英語×営業の掛け合わせで市場価値が高まるキャリア戦略
営業・マーケティング系
よくある表記:
「英語での商談経験」「グローバルクライアントへの提案力」
実際に求められるスキル:
- 優先度:スピーキング>リスニング>ライティング>リーディング
- 顧客との関係構築を英語でできる
- プレゼンテーション資料を英語で作成できる
- 交渉や価格調整を英語で行える
見極めポイント:
- 「商談経験」と明記されている場合:実務経験が重視される
- 「グローバル」という言葉が多用されている場合:高い英語力が期待される(TOEIC750点以上)
事務・アシスタント系
よくある表記:
「英文メール対応」「英語での電話応対」
実際に求められるスキル:
- 優先度:ライティング>リーディング>リスニング>スピーキング
- 定型的なビジネスメールの作成
- 電話での簡単な取り次ぎ
- 英語資料の整理・翻訳サポート
見極めポイント:
- 「メール対応」のみの場合:TOEIC600点台でも可能
- 「電話応対」も含む場合:リスニング力も必要(TOEIC650点以上)
カスタマーサポート・サービス系
よくある表記:
「バイリンガル対応」「英語での問い合わせ対応」
実際に求められるスキル:
- 優先度:リスニング>スピーキング>ライティング>リーディング
- 顧客の問題を英語で聞き取り、解決策を提示
- 専門用語を使った説明
- クレーム対応(感情的な状況でも落ち着いて対応)
見極めポイント:
- 「バイリンガル」と書かれている場合:ネイティブレベルが期待されることも
- 「対応可能」程度なら:TOEIC650~700点で挑戦可能
見落としがちな重要情報の見つけ方
勤務地から読み取る英語使用頻度
本社勤務の場合:
- 日系企業:英語使用頻度は比較的低い可能性
- 外資系企業:社内公用語が英語の可能性が高い
海外拠点への出張が含まれる場合:
- 実際の英語使用頻度は高い
- 現地でのコミュニケーション能力が重要
リモートワーク可の場合:
- グローバルチームとの協業が前提の可能性
- オンライン会議での英語力が重要
上司・チーム構成から読み取る
求人票に「外国人上司」「多国籍チーム」と書かれている場合:
日常的な英語使用が前提:
- 日々の報告・相談が英語
- チームミーティングが英語
- 社内文書が英語
求められるレベル:
- 最低でもTOEIC700点以上
- 実務での英語使用経験があると有利
企業文化・価値観から読み取る
「グローバルマインド」「多様性」を強調している企業:
- 英語力だけでなく、異文化理解も重視
- コミュニケーションスタイルの柔軟性が求められる
「スピード感」「チャレンジ」を強調している企業:
- 完璧な英語より、積極的な姿勢を評価
- 「英語で失敗しても挑戦する」マインドが重要
面接で確認すべき英語関連の質問
応募前・書類選考後に確認すべきこと
求人票だけでは判断できない場合、以下の質問をすることで実態が見えてきます。
質問例1:「実際の業務で、英語を使う頻度はどのくらいですか?」
回答から読み取れること:
- 「毎日使います」→頻度80%以上
- 「週に数回程度」→頻度20~30%
- 「必要に応じて」→頻度10%未満の可能性
質問例2:「英語を使う具体的な場面を教えていただけますか?」
回答から読み取れること:
- メール、会議、電話、プレゼンなど具体的なシーンがわかる
- 自分の強み(リーディング、スピーキングなど)とのマッチ度を確認できる
質問例3:「チームや上司に外国人の方はいらっしゃいますか?」
回答から読み取れること:
- 「います」→日常的に英語を使う環境
- 「海外拠点にいます」→オンライン会議での英語使用が中心
質問例4:「入社後、英語力を伸ばすサポートはありますか?」
回答から読み取れること:
- 研修制度やオンライン英会話の補助があるか
- 企業が長期的な育成を考えているか
面接中に確認すべきこと
面接の場で、実際の英語使用について深掘りしましょう。
質問例5:「英語が必須とのことですが、現在のチームメンバーの英語レベルはどのくらいですか?」
この質問により:
- 自分がそのレベルに達しているか判断できる
- チーム内でどのポジションを期待されているか見えてくる
質問例6:「業務で英語を使う際、サポート体制はありますか?」
この質問により:
- 最初から完璧な英語が求められるのか
- 段階的に成長していける環境か
- 先輩社員のサポートがあるか
がわかります。
英語条件を満たしていない場合の応募戦略
「必須」条件に少し届かない場合
戦略1:学習中であることをアピール
職務経歴書・カバーレターに記載する例:
「現在TOEIC750点ですが、800点取得に向けて毎日2時間学習しており、○月に受験予定です。業務に必要な英語力は入社までに身につける自信があります。」
戦略2:実務経験でカバー
例:
「TOEICスコアは700点ですが、前職で海外ベンダーとのメール対応を2年間担当し、英語での実務経験があります。」
戦略3:関連スキルの高さでカバー
例:
「英語力は現在向上中ですが、○○業界での5年の営業経験と、△△の専門知識で貢献できると考えています。」
「歓迎」条件を満たしていない場合
戦略:他の強みを前面に出す
「歓迎」条件は、あくまでプラスアルファです。以下の点を強調しましょう:
- 職務経験の豊富さ
- 専門的なスキルや資格
- 実績(数値で示せるもの)
- 学習意欲と成長マインド
例:
「英語力は現在TOEIC600点ですが、○○の専門資格を保有しており、△△での実績があります。英語力は入社後も継続的に向上させる意欲があります。」
英語条件が曖昧な求人への対応
戦略:積極的に質問する
- 応募前にエージェント経由で確認
- 書類選考通過後、面接で詳しく聞く
- 企業の採用担当者に直接問い合わせる
曖昧な条件の場合、企業側も「どのくらいの英語力が必要か」を明確にしていない可能性があります。積極的に確認することで、ミスマッチを防げます。
よくある思い込みと注意点
思い込み1:「英語を使う仕事」=「高い英語力が必須」
実態:
「英語を使う」と書かれていても、実際の使用頻度や求められるレベルは様々です。
- メールで月に数回やりとりする程度
- 技術ドキュメントを読むだけ
- 年に数回の海外出張時のみ
といった「限定的な使用」のケースも多くあります。
思い込み2:TOEICスコアが全て
実態:
TOEICスコアは一つの目安ですが、実務での使用経験の方が重視されることも多いです。
例:
- TOEIC800点でも実務経験なし
- TOEIC650点だが2年間の海外営業経験あり
後者の方が評価されるケースは珍しくありません。
関連記事:「留学なしで英語ができる人」の強みと伝え方|企業が評価するポイントを解説
思い込み3:外資系=全員英語ペラペラ
実態:
外資系企業でも部署によって英語使用頻度は大きく異なります。
- グローバル部門:英語が日常的に必要
- 日本市場専任部門:ほとんど日本語のみ
企業全体ではなく、配属予定の部署の実態を確認しましょう。
思い込み4:「歓迎」なら英語力がなくても大丈夫
注意点:
「歓迎」と書かれていても、実際には英語ができる人が優遇されることが多いです。
特に人気企業の場合、応募者の多くが英語力を持っているため、「歓迎」条件を満たさないと不利になる可能性があります。
実際の求人票例と読み解き方
ケース1:外資系IT企業のカスタマーサクセス
求人票の記載:
【必須条件】
・TOEIC700点以上または同等の英語力
・ITに関する基礎知識
【歓迎条件】
・カスタマーサポート経験
・SaaS製品の使用経験
【業務内容】
・海外製品の日本での導入支援
・日本のお客様からの問い合わせ対応
・グローバルチームとの連携
読み解き:
- 英語使用頻度:「グローバルチームとの連携」→週数回のWeb会議が想定される
- 求められるレベル:TOEIC700点=ビジネスメールと会議参加レベル
- 重視されるスキル:英語力+IT知識の組み合わせ
- 成長可能性:カスタマーサポート未経験でも応募可能
応募判断:
TOEIC650点以上で、ITの基礎知識があれば挑戦する価値あり
ケース2:日系メーカーの海外営業
求人票の記載:
【必須条件】
・法人営業経験3年以上
・英語でのビジネスコミュニケーション能力
【歓迎条件】
・TOEIC800点以上
・海外駐在経験
【業務内容】
・アジア市場への新規開拓
・既存顧客との関係維持
・年3~4回の海外出張
読み解き:
- 英語使用頻度:「海外出張」が年3~4回→日常的ではない
- 求められるレベル:「ビジネスコミュニケーション」=商談レベル(TOEIC750点程度)
- 重視されるスキル:営業経験>英語力
- 成長可能性:国内営業経験者が海外営業にステップアップする機会
応募判断:
営業経験があり、TOEIC700点程度あれば十分応募可能
ケース3:スタートアップの事業開発
求人票の記載:
【必須条件】
・ビジネスレベルの英語力(TOEIC不問)
・新規事業立ち上げ経験
【歓迎条件】
・MBA取得者
・海外スタートアップでの勤務経験
【業務内容】
・海外パートナー企業との提携交渉
・グローバル展開戦略の立案
・英語での投資家向けプレゼンテーション
読み解き:
- 英語使用頻度:業務の中心が英語→80%以上
- 求められるレベル:「ビジネスレベル」+交渉・プレゼン→TOEIC850点以上相当
- 重視されるスキル:実践的な英語力(スコアより実務経験)
- ハードルの高さ:高度な英語力とビジネススキルの両立が必要
応募判断:
海外での実務経験があり、英語で交渉・プレゼンができるレベルが求められる
よくある質問(FAQ)
Q1. 求人票に書かれたTOEICスコアより少し低い場合、応募は諦めるべきですか?
A. いいえ、諦める必要はありません。以下の条件を満たしていれば、応募する価値は十分にあります:
- スコアとの差が50点以内:例えばTOEIC700点必須の求人に650点で応募
- 学習中であることを示せる:「現在学習中で、○月に受験予定」
- 実務経験でカバーできる:「前職で英語を使った業務経験あり」
- 他のスキルが強い:専門知識や業界経験が豊富
特に「必須」ではなく「歓迎」の場合は、他の強みでカバーできる可能性が高いです。
Q2. 「日常会話レベル」と「ビジネスレベル」の違いは何ですか?
A. 明確な公式定義はありませんが、一般的には次のように考えられることが多いです:
日常会話レベル:
- 自己紹介、趣味、天気など日常的な話題
- TOEIC換算で500~600点程度
- 旅行先での基本的なコミュニケーション
ビジネスレベル:
- 業務上の報告、提案、交渉が可能
- TOEIC換算で700~800点程度
- 専門的な内容の議論に参加できる
ただし、企業によって定義が異なるため、面接で具体的な使用場面を確認することが重要です。
Q3. 求人票に英語条件が書かれていない場合、英語は使わないと考えていいですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。以下の理由から、確認が必要です:
- 業務内容に英語使用が含まれる可能性:
- グローバル企業の場合、当然視されている
- 部署によって英語使用頻度が異なる
- 将来的に英語が必要になる可能性:
- 海外展開の計画がある
- 昇進の条件に英語力が含まれる
対応方法:
- 企業のグローバル展開状況をホームページで確認
- 面接で「業務で英語を使う機会はありますか?」と質問
- エージェント経由で事前に確認
Q4. 複数の英語条件が書かれている場合、全てを満たす必要がありますか?
A. 書かれ方によって異なります:
「および」「かつ」で繋がれている場合:
- 全ての条件を満たす必要がある
- 例:「TOEIC700点以上かつ英語での商談経験」
「または」で繋がれている場合:
- いずれか一つを満たせばOK
- 例:「TOEIC800点以上または海外MBA取得者」
箇条書きで並べられている場合:
- 「必須」「歓迎」の区別を確認
- 不明な場合は問い合わせる
Q5. 英語の面接が含まれる場合、どのくらいのレベルが求められますか?
A. 求人票のTOEICスコア要件+50~100点程度が目安です。
理由:
- TOEICはリスニング・リーディングのみを測定
- 面接ではスピーキング力も必要
- 緊張すると普段の80%程度の力しか出せない
面接で聞かれる典型的な質問:
- 自己紹介(Tell me about yourself)
- 志望動機(Why do you want to work here?)
- 強みと弱み(What are your strengths and weaknesses?)
- 過去の実績(Tell me about your achievements)
これらの質問に英語で答えられるよう、事前準備が重要です。
Q6. 英語条件を満たしていても、実際に英語を使わない可能性はありますか?
A. はい、可能性はあります。以下のようなケースがあります:
- 人材プールの確保:
- 将来の海外展開に備えて英語人材を採用
- 当面は日本語の業務が中心
- 部署による差:
- グローバル部門への異動可能性がある
- 現在の配属先では英語使用が少ない
- プロジェクトによる変動:
- 海外案件がある時期のみ英語を使用
- 普段はほとんど使わない
対策:
面接で「実際に英語を使う頻度」「具体的な使用場面」を必ず確認しましょう。
まとめ:求人票を正しく読み解くポイント
英語を使う仕事の求人票を読む際は、以下の点に注意しましょう。
重要なポイント:
- 「英語を使う」の定義は企業によって異なる:「ほとんど使わないに等しい」ケースから毎日英語漬けの環境まで幅がある
- 具体的な記載がある求人を優先:曖昧な表現の求人は要確認
- TOEICスコアはあくまで目安:実務経験の方が重視されることも
- 「必須」「歓迎」「尚可」の違いを理解:応募戦略が変わる
- 職種によって求められる英語スキルが異なる:4技能の優先順位を理解
- 面接で必ず確認する:実際の使用場面、頻度、サポート体制
今日からできるアクション:
- 気になる求人票を印刷し、5つのチェックポイントで分析する
- 自分の英語レベルと職種別の要件を照らし合わせる
- 応募前に確認すべき質問リストを作成する
- 不明点がある場合は、エージェントや企業に積極的に質問する
求人票を正しく読み解くことで、ミスマッチを防ぎ、自分に合った職場を見つけることができます。
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- 20代の転職とキャリアの始め方|まず押さえておきたい全体像
参考資料
この記事は、以下の信頼できる情報源を参考に作成しています:
- 厚生労働省「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」:各職種で求められるスキルや英語力の要件について参照
- 独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)「若年者のキャリアと企業による雇用管理の現状」:若年者の転職活動と企業の採用基準について参照
- 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEICプログラムとは」:TOEICスコアとビジネス英語力の関係について参照
著者について
鈴木一世|現役大学教員・カウンセラー
20代が悩む場面を、大学教育と相談支援の現場で見てきました。息子が今、転職を考えており、あらためて20代の転職について調べてみたいと考えました。
データに基づいた客観的な情報提供を心がけています。
- Twitter: @suzukiissei8
- ブログトップ: https://isseisuzuki.org
最終更新日:2025年11月19日

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