pedestrianをパーツに分解すると、ped+est+rianとなります。
pedは「ペダル」(pedal) に見られるように「足」を意味します。
-rianは「ベジタリアン」のように「~する人」を意味します。
pedestrianは「足で移動する人」=「歩行者」という意味になります。
『銀のフレーズ』p.107に掲載
この記事を読むとわかること
- pedestrianの基本的な意味と使い方
- 語源から意味をしっかり理解する方法
- 「ペダル」や「足」との関係
- 派生語や関連語とのつながり
PlayStation Store : Pedestrian
pedestrianの意味は?簡単にいうと「歩行者」!
英語の「pedestrian(ペデストリアン)」は、日本語でいうと「歩行者」を意味します。たとえば、道路を歩いている人や横断歩道を渡っている人のことです。
例文:
The pedestrian crossed the street at the traffic light.
(その歩行者は信号で道路を渡った。)
このように「車に乗っていないで、歩いている人」を指すのが「pedestrian」です。
語源で理解!pedestrianは3つのパーツでできている
pedestrianは、語源の視点から見ると次の3つの部分に分けられます。
- ped = 「足」
- -estr- = (つなぎ)
- -ian = 「〜の人」や「〜に関係する人」
ここで最も大事なのは、最初の部分「ped」です。
「-rian」が「人」を意味する接尾辞として使われている英単語はたくさんあります。以下はよく使われる代表的なものです:
単語 | 意味 | 補足 |
---|---|---|
librarian | 図書館員 | library(図書館)+-ian(〜の人) |
historian | 歴史家 | history(歴史)+-ian(〜を専門にする人) |
vegetarian | 菜食主義者 | vegetable(野菜)+-arian(〜を実践する人) |
musician | 音楽家 | music(音楽)+-ian(〜する人) |
politician | 政治家 | politics(政治)+-ian(〜に関わる人) |
magician | 魔法使い、奇術師 | magic(魔法)+-ian(〜を使う人) |
mathematician | 数学者 | mathematics(数学)+-ian(専門家) |
technician | 技術者 | technique(技術)+-ian(熟練した人) |
これらはすべて「〜に関わる人」「〜を専門とする人」「〜を実践する人」という意味で使われています。中高レベルの英語でもよく登場する単語ばかりです。

「ped」はラテン語で「足」を意味する
この「ped」は、ラテン語の pes(ペース) に由来します。これは「足」という意味で、英語では以下のような単語にも使われています。
- pedal(ペダル)=足でこぐもの
- centipede(ムカデ)=たくさん足がある虫(100本足と名づけられた)
- biped(二足歩行の動物)=bi(2)+ped(足)
つまり、pedestrian=足で移動する人=歩行者という意味になります。
ついでに覚えたい!pedを含む関連単語
単語 | 意味 | 語源からの連想 |
---|---|---|
pedal | ペダル | 足で操作するもの |
biped | 二足歩行動物 | 二本の足を持つもの |
centipede | ムカデ | 百本の足を持つ虫 |
impede | 妨げる | 足をとらえて前に進めなくする |
こうして見ると、「ped」は英単語の中でも「足」に関係する意味をたくさん持っていることがわかりますね!
pedestrianのもうひとつの意味に注意!
実は「pedestrian」には「歩行者」以外の意味もあります。
それは、「平凡な」「退屈な」という形容詞の意味です。
例文:
The speech was pedestrian and uninspiring.
(そのスピーチは平凡で、感動を与えなかった。)
なぜこのような意味になるのでしょうか?
それは、「歩く=特別なことではない、ふつうの動き」というイメージから、「地味」「平凡」という意味に広がったのです。
まとめ:pedestrianは「足」がキーワード!
pedestrianは、「足(ped)」に注目すると、意味が自然に覚えられる単語です。以下のポイントをおさえておきましょう。
- pedestrian = 歩行者(足で移動する人)
- ped = 足(ラテン語のpesが語源)
- 形容詞としては「平凡な」「退屈な」という意味もある
「ペダル」や「ムカデ」のような関連語と一緒に覚えると、語源の力で記憶がぐっと定着します!