クラッカーはご存じですよね。
食べるクラッカーは、割ると「パリ」っと音がします。
パーティーで鳴らすクラッカーは「パン」と音がします。
この音のイメージがcrackの意味になります。
「(パキッと)割れる」「裂ける」「突然音を立てる」という意味です。
Tom Cruise saw people popping off about how he eats movie popcorn
2 minute read Published 9:48 AM EDT, Thu May 22, 2025
“I’ve never seen anyone eat popcorn this like,” Butler, said. “Are you actually eating popcorn or are you full of s**t right here, TC? I’ve got to know.”
It cracked Cruise up.
ここではcrack upということで、「プッと吹き出す」「爆笑する」というような意味でしょうか。
短くて読みやすい記事ですので是非ご覧ください。
この記事を読むとわかること
- 「crack」の基本的な意味と日常・ビジネスでの使い方
- 「crack」の語源とイメージ記憶法
- 「crack up」の口語表現と意味
- TOEIC・英検での頻出度と対策のヒント

crackの基本的な意味とは?
「crack(クラック)」は、日常会話でも頻繁に登場する単語で、中心イメージは「パキッと割れる・裂ける・鋭い音を立てる」です。
『世界一わかりやすい TOEICテストの英単語』の228ページに出ています。
✔ 動詞の意味(他動詞・自動詞)
- 割れる、裂ける、ひびが入る
- (音が)鋭く響く、破裂音を立てる
✔ 名詞の意味
- ひび、裂け目、割れ目
- (俗)冗談、試み、スラングでの「一発」
- クラック・コカイン(薬物)
例文で使い方をチェック!
英文 | 日本語訳 |
---|---|
The window cracked during the storm. | 嵐の間に窓にひびが入った。 |
He told a joke that made me crack up. | 彼の冗談で私は爆笑した。 |
There’s a crack in the wall. | 壁にひびがある。 |
crackの語源をやさしく解説
「crack」の語源は、中英語 crakken や、古ノルド語 kraka(音を立てて壊れる)にさかのぼります。
この単語は擬音語(onomatopoeia)的な性質を持っており、「パキッ」「バキッ」「パーン」といった破裂音から意味が派生しました。
crackの語源的イメージは「音+壊れる」
音を伴って壊れる、割れる、爆発するといったイメージが、「crack」のすべての意味の核になっています。
つまり、擬音語+動作の拡張で多義語化した単語だといえます。
「crack up」の意味と使い方
✅ crack up の意味(口語表現)
- 自動詞:大笑いする、吹き出す
例:I cracked up.(爆笑した) - 他動詞:~を爆笑させる
例:It cracked me up.(それで私は吹き出した)
✅ 実際の例文(実話ベース)
“It cracked Cruise up.”
(それでクルーズは爆笑した)
これは、俳優バトラーがトム・クルーズに冗談を言って、クルーズが思わず吹き出した場面を描いた引用例です。ここでの cracked up は「爆笑した」の意味。
類義語との違い
単語 | 意味 | ニュアンスの違い |
---|---|---|
break | 壊す、壊れる | 一般的な破壊 |
split | 割れる、分ける | 二つに分かれる |
fracture | 骨が折れる | 医療・科学分野で使用多い |
crack | 音を伴って割れる | 鋭さ・急激さ・音のイメージがある |
「クラッカー(cracker)」との語源的関係
「crack」から派生した名詞が cracker(クラッカー)です。これも語源は「音を立てて割れるもの」。
✅ cracker の主な意味
- 食べるクラッカー:パリッと音がするから
- firecracker(爆竹):パンッと音が鳴る
- safe cracker(金庫破り):金庫を“割る”人
- クリスマス・クラッカー:音が出る飾り
TOEIC・英検での出現頻度は?
- TOEIC:600点以上を目指す人なら知っておきたい語。Part 5やPart 7で登場の可能性あり。
- 英検:2級以上での読解、リスニング問題で頻出。
- crack up のような句動詞は英検準1級〜1級の英作文や長文問題でよく出ます。
記憶のコツ:「音と動作」でイメージ化
「crack」は擬音語に近い感覚を持つ単語なので、「音」+「破壊」=パキッと割れるというイメージで覚えると記憶に残りやすいです。
まとめ|crackは「音を伴って壊れる」万能動詞
「crack」は、音・動作・比喩表現(冗談・笑い)までカバーする、多機能な英単語。語源を意識して覚えれば、類義語との使い分けもラクになり、英語表現が自然に広がります。
一夜漬けでもしっかり記憶に残るよう、「音と動作のイメージ」で覚えるのがおすすめです!