ビューティー(beauty)は、「美」。beauはフランス語で「美しい」を意味します。フランス語から英語になった単語の1つです。そのため、beauとつづっていますが、発音が「ビュー」と少し変わっているわけです。
カタカナ語ビューティーの派生語
beautyには、おなじみのbeautifulを含め、以下のような派生語があります。
beauty | 美しさ、魅力(見た目や心が美しいこと) | beau+ty |
beautiful | 美しい、素晴らしい(視覚的に魅力的であること) | beau+ti+ful |
beautifully | 美しく、見事に(美しい方法で、あるいは素晴らしい状態で) | beau+ti+ful+ly |
beautification | 美化 | beau+ti+fi+ca+tion |
beauteous | 美しい(詩的・文語的な「美しい」の表現) | beau+te+ous |
beautify | 美しくする、飾る(外見を美しくすること) | beau+ti+fy |
beautician | 美容師、エステティシャン(髪や肌の美容を専門とする人) | beau+ti+cian -cienは、エステティシャンの-cienと同じです。テクニシャン(technician)の-cianというように、高いスキルを持つ人を意味します。 |
beautyの語源的意味
「beauty(ビューティー)」という言葉は、「美しさ」や「魅力」を意味し、私たちの日常生活でもよく使われる言葉です。その語源をたどると、古フランス語とラテン語に由来する興味深い歴史があります。
「beauty」という言葉は、もともと古フランス語の「beaute(ボーテ)」から来ています。この「beaute」は、「美しさ」や「魅力」を意味していました。そして、この言葉はさらにさかのぼると、ラテン語の「bellus(ベッルス)」に由来します。「bellus」という言葉は、「美しい」「かわいい」という意味を持っていました。
ラテン語の「bellus」は、もともと「bonus(良い)」という言葉と関連しており、「良いもの」「魅力的なもの」といった意味を含んでいました。ですから、「beauty」という言葉には、「見た目が美しいだけでなく、全体的に良いもの」という意味が込められています。
「beauty」は、見た目の美しさだけでなく、心や行動の美しさを表すこともあります。たとえば、「the beauty of nature(自然の美しさ)」と言えば、風景や花の見た目の美しさだけでなく、自然全体が持つ魅力や心地よさを表しています。また、「inner beauty(内面の美しさ)」という表現では、外見だけでなく、人の性格や心の温かさを指しています。
さらに、「beautiful(ビューティフル)」という形容詞は「美しい」という意味で、「beauty」から派生した言葉です。たとえば、「a beautiful flower(美しい花)」や「a beautiful smile(美しい笑顔)」という表現で使われ、見た目の美しさや魅力を表すときに使います。
このように、「beauty」という言葉の語源を知ることで、単に「見た目がきれい」というだけでなく、「良さ」や「魅力」といった深い意味が含まれていることがわかります。また、美しさは見た目だけでなく、そのものが持つ全体的な価値や素晴らしさを指していることも理解できます。
皆さんも、「beauty」という言葉に出会ったとき、その語源にある「良さ」や「魅力」という意味を思い出してみてください。美しさは見た目だけでなく、心や行動、そしてそのものが持つ価値にあるということを意識することで、「beauty」という言葉の本当の意味をより深く理解できるでしょう。