コンサルはコンサルタント(consultant)を短くした言い方です。動詞形のconsultは「相談する」という意味です。
カタカナ語 コンサル(コンサルタント)の派生語
単語 | 意味 | パーツ |
---|---|---|
consultant | コンサルタント、相談役、顧問 | consult+ant |
consult | 相談する、意見を求める | |
consulting | 相談の(ための) 顧問の | consult+ing |
consultation | 相談、協議、診察 | consult+a+tion |
consultative | 相談の、助言を与える | consult+a+tive |
consultancy | コンサルタント業務、コンサルタント会社 | consult+an+cy |
consultantの語源的意味
「consultant(コンサルタント)」という言葉は、ビジネスの世界などで「専門的な助言をする人」や「アドバイスを提供する人」を指しますが、その語源をたどると、ラテン語に由来する興味深い意味が見えてきます。
「consultant」という言葉は、ラテン語の「consultare(コンスルターレ)」から来ています。「consultare」は、「一緒に話し合う」「相談する」という意味を持っています。この「consultare」のもとになった動詞は「consulere(コンスレーレ)」で、これは「助言を求める」「相談する」という意味です。「con-」は「一緒に」という意味を持ち、「sulere」は「跳ねる」「呼び起こす」という意味がありました。つまり、「consulere」という言葉には「一緒に相談して、解決策を見つける」というニュアンスがあったのです。
このような語源から、「consultant」は「人々が一緒に相談して解決策を見つけるときに助けてくれる人」という意味が含まれています。現代では、特定の分野や専門知識を持っている人が、企業や個人に対してアドバイスを提供する職業を「consultant」と呼ぶようになりました。
たとえば、「business consultant(ビジネスコンサルタント)」は、企業が抱える問題や課題に対して専門的なアドバイスをする人です。また、「financial consultant(ファイナンシャルコンサルタント)」は、お金の管理や投資について助言をする専門家を指します。
このように、「consultant」という言葉は、もともと「一緒に相談して助けを求める」という意味から発展し、現在では「専門的な知識や経験をもとにアドバイスを提供する人」という意味で使われています。
語源を知ることで、「consultant」という言葉には「相談して一緒に解決策を見つける」という重要な役割があることがわかります。単なる「アドバイスをする人」ではなく、「相手の問題に耳を傾け、一緒に考えてサポートする人」という意味が込められているのです。