シンプル(simple)もおなじみのカタカナ語です。簡単な、単純なという意味です。
カタカナ語 simpleの派生語
simplest | 最も簡単な、最も単純な | シンプレスト |
simplicity | 簡潔さ、単純さ、素朴 | シンプリシティ |
simplify | 簡単にする、単純化する | シンプリファイ |
simplification | 簡単化、単純化 | シンプリフィケイション |
simplifier | 単純化する人や物 | シンプリファイア |
simplistic | 単純すぎる、過度に単純化した | シンプリスティック |
simpleの語源的意味
「simple(シンプル)」という言葉は、「簡単な」や「単純な」という意味で、私たちの日常生活でもよく使われる言葉です。この「simple」の語源をたどると、ラテン語の「simplus(シンプルス)」に行き着きます。「simplus」は「一つだけの」「混ざりけのない」という意味を持っていました。
「simplus」という言葉は、さらに2つの部分に分けて考えることができます。「sim-」は「一つ」という意味を持ち、単語の「sim-」は、英語の「same(同じ)」や「similar(似ている)」のような単語と関連があります。そして「-plus」は「折り重なる」や「重複」という意味を持っていて、「複雑でない」状態を表しています。つまり、「simplus」という言葉自体が「ただ一つだけ」「混ざりけのない」という意味を持ち、「simple」の基本的な意味である「簡単な」「単純な」へとつながっていきました。
この「simplus」は、やがてラテン語からフランス語の「simple(シンプル)」に受け継がれ、そこから英語に取り入れられて現在の「simple」になりました。ですから、「simple」という言葉には「混ざりけがなく、一つだけ」「余計なものがない」という意味が元々含まれているのです。
たとえば、「simple question(シンプルな質問)」と言えば、難しい言葉や複雑な考えがなく、誰にでもわかるような質問を指します。また、「simple design(シンプルなデザイン)」と言えば、装飾が少なく、無駄のないデザインを意味します。このように、「simple」という言葉は、物事がわかりやすく、飾り気のない状態を表すときに使われます。
また、「simple」は「質素な」や「純粋な」という意味も持ち、昔の時代には「控えめで贅沢ではない」というポジティブな意味でも使われていました。ですから、「simple」という言葉には、「余計なものがなくて素直であること」や「純粋さ」が含まれています。
このように、「simple」という言葉の語源を知ることで、「単純でわかりやすい」というだけでなく、「飾り気がなくて素直」「本質だけを持っている」という深い意味を理解することができます。英語を学ぶ際には、こうした言葉の成り立ちを知ることで、より正確に意味を捉えられるようになるでしょう。
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