この言葉は、もともとラテン語の「spatium」という言葉から来ていて、「広がった場所」や「距離」を意味していました。今では、空間や宇宙、そして物と物の間の「間隔」などを表す、とても広い意味で使われる言葉です。
ウルトラマンの放つ「スペシウム光線」は、このspatiumから来ているという話があります。
生成AIによる画像
カタカナ語 spaceの派生語
単語 | 意味 | 発音 |
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space | 空間、宇宙 | スペイス |
spacy | 広々とした、空間的な | スペイシー |
spacious | 広々とした、広い | スペイシャス space + ious |
spacing | 間隔、スペーシング | スペイシング space + ing |
air-space | 空域、航空空間 | エアスペイス |
spatial | 空間の、空間的な | スペイシャル space + ial |
backspace | バックスペース、(文字を消す)キー | バックスペイス back + space |
cyberspace | サイバースペース (インターネット空間) | サイバースペイス cyber + space サイバー:仮想の |
spacesuit | 宇宙服 | スペイススーツ space + suit |
spacewalk | 宇宙遊泳 | スペイスウォーク space + walk |
spacecraft | 宇宙船 | スペイスクラフト space + craft |
aerospace | 航空宇宙産業、航空宇宙 | エアロスペイス aero + space earo=air |
interspace | 中間空間、隙間 | インタースペイス inter + space |
spaceman | 宇宙飛行士 | スペイスマン space + man |
spaceperson | 宇宙飛行士(性別中立的な表現) | スペイスパーソン space + person |
hyperspace | 超空間 | ハイパースペイス hyper + space hyper: 次元を超えた superの上のレベルを意味する |
spaceship | 宇宙船 | スペイスシップ space + ship |
spacer | スペーサー (間隔を空けるための道具) | スペイサー space + er |
expatiate | 詳しく述べる、長々と話す | イクスペイシエイト ex + (s)pati +ate space(空間を)超越した(ex)くらいの長い時間話すという意味 |
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spaceの語源的意味
「space(スペース)」は、空間や場所、さらには宇宙を指す言葉です。
語源的知見
- ラテン語の起源: 「space」はラテン語の「spatium(スパティウム)」に由来します。この「spatium」は「広がった場所」「空間」「距離」などを意味していました。もともとは、地理的な距離や広がりを指す言葉でしたが、後に「時間の広がり」という意味でも使われるようになりました。
- フランス語の影響: ラテン語の「spatium」は古フランス語で「espace(エスパス)」という形に変わり、そこから英語に取り入れられて「space」という単語になりました。
現代の意味
現代英語で「space」は以下のような意味で使われます:
- 空間: 物理的な広がりや空いた場所のことを指します。たとえば、「部屋にスペースがある(There is space in the room)」のように使います。
- 宇宙: 地球の大気圏外に広がる「宇宙」を指します。「space travel(宇宙旅行)」や「outer space(外宇宙)」という表現があります。
- 間隔: 物と物の間の距離を指します。たとえば、「文字の間にスペースを入れる(Put a space between the words)」のように使います。
「space(スペース)」という言葉は、主に「空間」や「場所」を意味します。たとえば、机の上に空いている場所や、教室の中にある空いた場所も「space」と言います。さらに、「space」は「宇宙」という意味でも使われます。星や惑星がある広い場所を「space(宇宙)」と呼びます。
「space(スペース)」という言葉は、私たちが日常生活で「空間」や「場所」、「宇宙」などを意味するときに使いますが、その語源をたどると、ラテン語の「spatium(スパティウム)」に行き着きます。「spatium」という言葉は、もともと「空間」や「広がり」「間隔」という意味を持っていました。
「spatium」は古代ローマで使われていた言葉で、広い場所や距離を指すだけでなく、時間的な間隔や余裕を表すときにも使われていました。たとえば、道と道の間の「スペース」や、ある行動をするための「時間的な余裕」も「spatium」と呼ばれていました。
この「spatium」がフランス語や中世英語を経て、現代の英語で「space」となりました。ですから、「space」には「空間」だけでなく、「間隔」や「広がり」「余裕」といった意味が含まれています。これが、さまざまな文脈で「space」という言葉が使われる理由です。
たとえば、「living space(住むための空間)」は、人が生活するための広がりや場所を指します。また、「blank space(空白のスペース)」は、紙や画面上の何も書かれていない部分、つまり「空いている場所」を表しています。さらに、「personal space(個人の空間)」というと、自分自身が他の人と一定の距離を保ちたいと感じる、見えない「間隔」や「広がり」を意味します。
一方で、「space」は「宇宙」を指す言葉としても使われます。たとえば、「outer space(宇宙空間)」は地球の大気の外側に広がる無限の広がりを表しています。ここでは、「space」が「とても広くて何もない場所」という意味で使われているのです。
このように、「space」という言葉は、「何かと何かの間の広がり」や「余裕」を意味することから、さまざまな状況で使われています。語源的な知識を知ることで、「space」が単なる「空間」ではなく、「広がり」や「間隔」といったもっと幅広い意味を持っていることがわかります。
皆さんも、「space」という言葉に出会ったとき、その背景にある「spatium(広がりや間隔)」の意味を思い出してみてください。そうすることで、「space」という言葉の使い方や意味をより深く理解できるようになるでしょう。英語の単語を学ぶときには、このような語源の知識を知ることが、とても役立ちます。