モチベーション(motivation)は、まさに動機付け。moveと語源は同じです。「心を動かすこと(もの)」→「動機づけ」となります。
カタカナ語 モチベーションの派生語
単語 | 意味 | 発音 |
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motivation | 動機付け、やる気 | モティベイション |
motive | 動機、目的 | モウティブ |
motivational | 動機付けの、やる気を与える | モティベイショナル |
motivator | 動機を与える人・もの | モウティベイター |
motivate | 動機付ける、やる気を起こさせる | モウティベイト |
motif | 主題、テーマ | モウティーフ 作品創作の動機となるもの |
motiveless | 動機のない | モウティブレス |
self-motivation | 自己動機付け、自己やる気 | セルフモティベイション |
unmotivated | 動機付けられていない、やる気がない | アンモウティベイテッド |
demotivated | やる気を失った | ディモウティベイテッド |
locomotive | 機関車、移動の | ロコモウティブ motivation→motive→motion 動機は(心を)動かす motiveはmotion(動き)のための動力を意味する |
automotive | 自動車の、自動車関連の | オートモウティブ |
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motivationの語源的意味
「motivation」という単語は、ラテン語の「movere(動かす)」に由来しています。この「movere」が原点となり、後に「motivation」という形に発展しました。「movere」は「動かす」「移動させる」という意味を持ち、そこから「motivation」は「何かを動かす力」「行動を引き起こす要因」という概念を指すようになりました。
語源的には、まず「movere」という動詞に「-ation」という接尾辞がつき、名詞形「motivationem(動き、行動を起こすこと)」が形成されました。この接尾辞「-ation」は、動作や状態を表す名詞を作り出す役割を果たします。そのため、「motivation」という単語は、単に「動く」という行為そのものではなく、「動機付け」や「動きを促す要因」、つまり人や物を行動に駆り立てる力を意味するようになったのです。
現在では、「motivation」は、内的・外的な要因によって人が目標に向かって行動する際の原動力を指す言葉として広く使われています。これは、心理学やビジネス、教育などさまざまな分野で重要な概念となっており、人々がどのようにしてやる気を持ち、行動に移すかを理解するための鍵となる言葉です。
motivationとincentiveの違い
「motivation」と「incentive」は、どちらも人々が行動を起こす理由や要因を示す言葉ですが、語源的には異なる起源を持ち、それに基づくニュアンスの違いがあります。
まず、「motivation」の語源はラテン語の「movere(動かす)」に由来し、「動く」ことに焦点を当てた概念です。「motivation」は、内的な衝動や欲望、目標に向かって自ら動く力を意味します。すなわち、「motivation」は個人の内面から生じるエネルギーであり、自己成長や達成感、情熱などがその原動力となります。
一方、「incentive」は、ラテン語の「incinere(歌う)」から派生しており、特に外的な刺激や報酬を指します。原義では、「励まし」や「呼びかけ」のような意味合いを持ち、何か外部から与えられる報酬や誘惑によって行動を促すという概念です。「incentive」は、金銭的な報酬や賞賛といった外部から与えられるものに関連しており、その目的は他者に働きかけて行動を起こさせることです。
まとめると、「motivation」は内的な動機や自己の目標に基づいて行動する力であり、「incentive」は外的な報酬や刺激によって動かされる行動です。この違いは語源からも明確で、前者が「自己からの動き」であるのに対し、後者は「外部からの刺激」によるものと理解できます。