ユニバーシティー(university)をパーツに分割します。すると、uni-ver+sityとなります。uni-は「1つの」という意味です。大学はいろいろな学部を1つにまとめたものなので、大学という意味になります。また、-sityはcityとつづりが似ている通り、市(大きな地域)を意味します。1つの市のように広い敷地でいろいろな学部がまとまって入っているというところからも、「大学」という意味になります。
さまざまな学問体系が集まったという点では、「宇宙」(universe)とも意味が通じるというわけです。
universityの派生語
単語 | 意味 | 発音 |
---|
university | 大学 | ユニヴァーシティ |
universe | 宇宙、全世界 | ユニヴァース |
universal | 普遍的な、全世界の | ユニヴァーサル 宇宙全体に通じる→普遍的 |
universally | 普遍的に、全体的に | ユニヴァーサリー |
universality | 普遍性、全体性 | ユニヴァーサリティ |
universalism | 普遍主義 | ユニヴァーサリズム |
universityの語源的意味
「university(ユニバーシティ)」という言葉は、ラテン語の「universitas(ウニヴェルシタス)」に由来しており、これは「全体」や「組織された集団」を意味します。この言葉は、さらに「unus(ウヌス)」=「1つ」と「vertere(ヴェルテレ)」=「回る、変わる」というラテン語の動詞から来ています。これにより、「1つの目的のために集まった場所」という意味が生まれました。
現代の「university」は「大学」という意味で使われ、学問や知識を探求するために人々が集まる場所を指します。多くの分野で学ぶことができる「知識の集まり」を表しているのです。
つまり、「university」とは、元々「知識を共有するために多くの分野の学問が1つに集まる場所」という意味を持っており、それが現在の「大学」という形で使われています。
「university(ユニバーシティ)」という言葉は、日本語で「大学」と訳され、勉強や研究をする場所を指します。この言葉の語源をたどると、ラテン語の「universitas(ウニウェルシタス)」に由来しています。さらに、この「universitas」は、「全体」や「集まり」という意味を持つラテン語の「universus(ウニウェルスス)」から来ています。「universus」という言葉は、「uni-(一つ)」と「versus(向かう)」という2つの部分から成り立ち、「一つにまとまる」「全体で一つのものになる」という意味を持っていました。
「university」という言葉がどのようにして「大学」という意味になったのかというと、中世ヨーロッパにおける高等教育の始まりにそのヒントがあります。12世紀から13世紀にかけて、ヨーロッパでは知識を学びたい人々が一か所に集まり、共に学ぶ場が生まれました。この学びの場では、さまざまな学問分野の先生や学生が集まり、一緒に学びや研究を行いました。この「知識を学ぶ人々の集まり」が「universitas」と呼ばれるようになり、次第に「学者や学生が集まって学ぶ場所」という意味で使われるようになったのです。
つまり、「university」という言葉には、「さまざまな人々が一つに集まって知識を共有し、学ぶ場所」という意味が込められています。ですから、「university」は単なる学校というよりも、多くの学問分野や多様な考え方が一つの場所で結びつき、知識を深める場所なのです。
たとえば、現代の大学では、理科や数学だけでなく、文学、歴史、経済学、工学など、さまざまな分野の学問が学べます。そして、異なる興味やバックグラウンドを持つ人々が一つの場所で集まり、共に学ぶことで、新しい知識や考え方が生まれるのです。
このように、「university」という言葉の語源を知ることで、単に「勉強する場所」というだけでなく、「多くの知識や人々が一つに集まって学び合う場」であることが理解できます。「university」に進学するときは、さまざまな分野の知識を学び、多くの人と出会って自分自身の考え方を広げていく場であることを知っておくと、より充実した学びの時間を過ごせるでしょう。