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シャドーイング

 シャドーイングは「英文を見ずに、聞こえたモデル音声を、次から次へと口に出して言う」活動です。
 英文がないため、音声にとにかく集中しなければなりません。特に英文がないこともあって、リスニングに効果があると言われています。

 慣れないと難しい活動のように思えますが、すぐにできるようになる人もいます。その理由は関連リンクで触れます。

取り組む際の注意点

  • 片耳だけにイヤホンを付ける(自分の声も並行して聞くため)。
  • 音声をスタートさせたら、音声に少し遅れて聞こえた音を言ってみる。短いフレーズ単位で言えるようになるとよい(慣れないうちは、何度もオーバーラッピングに取り組んだ後の英文で取り組むこと)。
  • 途中かんだり、つっかえたりしても止めずに最後まで取り組む。
  • 必要に応じて速度の調整をする(ゆっくりにして練習し、徐々に速度を上げてみる)。
  • かんだり、つっかえたりするところは、まだ音声処理が自動化できていないので、英文を見て何度か繰り返して発音する(一息で3回、5回言ってみる)。
  • 再度シャドーイングに取り組んでみる。
  • かんだ部分、つっかえた部分が段々減っていくようであれば成果は出ていると考える。

 他の活動も同様ですが、完璧なシャドーイングを目指すというよりも、かんだりつっかえたりしてする部分、つまりまだ音声処理が自動化されていない自分のウイークポイントを見つけるための活動と考えて下さい。

 学生さんからは、「リスニングでは単語しか聞き取っていなかったのですが、シャドーイングの練習をしてみたら、フレーズとして聞き取るようになってきた気がします」という感想をいただいています。

 英文を見ながら取り組むオーバーラッピングですと、文字を見てしまうので、どうしても自己流発音が残ります。これに対してシャドーイングでは、文字を見ず聞いたままを言うため、発音を矯正する効果が高いです。

 シャドーイングは、音声に集中するため、予測能力を働かせる必要があります。そのため、「フレーズで聞き取る」ようになっていくと考えられます。

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 取り組む際には、音読の効果についても知識があるとよいので、以下のリンクも参考にしてみて下さい。

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