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一夜漬け英単語記憶術 カタカナ語 シーン

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 シーン(scene)の発音から-neを取ると、see(見る)の音になります。「目に見えるもの」ということで、シーンや場面という意味があります。これに関連した派生語は以下の通りで、いずれも「見る」「見える」ことに関係しています。

カタカナ語 sceneの派生語

sceneシーン 場面
scenery風景 景色scene + ry
scenarioシナリオ 脚本scen+ario
脚本は、場面が思い浮かぶように書いてある
scenic景色の 風景のscen+ic
cinema映画cine+ma

関連リンク:カタカナ語英単語

シーンの語源的意味

「scene(シーン)」という言葉は、映画や演劇、小説などで「場面」や「場面の一部分」を表すときに使われます。私たちが何かの出来事を思い浮かべるとき、その瞬間を「シーン」として切り取って想像することがありますね。この言葉の語源をたどると、古代ギリシャ語の「σκηνή(skēnē:スケーネ)」に行き着きます。

「σκηνή(スケーネ)」という言葉は、もともと「テント」や「仮設の建物」を意味していました。古代ギリシャでは、劇場での演劇が盛んに行われていましたが、俳優たちが舞台の裏で衣装を着替えたり、物語の背景を作ったりするために「σκηνή(スケーネ)」という仮設の建物が使われていました。ここから、「σκηνή(スケーネ)」はやがて「舞台」や「劇の場面」という意味を持つようになったのです。

この言葉がラテン語の「scena(スケーナ)」を経て、英語に取り入れられて「scene」となりました。こうして、現代の「scene」は「劇や映画の中での特定の場面」や「ある出来事が起きる場所」を表す言葉として使われるようになりました。

たとえば、映画やドラマを見ているとき、「favorite scene(お気に入りのシーン)」という表現を使いますが、これは「物語の中で特に好きな場面」を指しています。また、現実の出来事でも「crime scene(犯罪現場)」という言葉は、犯罪が起きた場所や状況を示しています。このように、「scene」という言葉は、何かが起きる「場所」や「場面」を表すときに使われます。

さらに、「behind the scenes(舞台裏)」という表現もあります。これは、物事が表向きに見えない部分で進行していることや、裏で努力している様子を指す言い方です。この表現も、「scene」がもともと「舞台」や「劇場の背景」を意味していたことに由来しています。

「scene」という言葉の語源を知ることで、なぜこの言葉が「場面」や「出来事の一部」を意味するようになったのかが理解できます。もともと「劇の舞台」から始まり、そこから広がって「物語や出来事の一部分」を表す言葉になったのです。

言葉の成り立ちや背景を知ることで、「scene」という言葉の持つ本当の意味をより深く理解することができるでしょう。

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