ストレス(stress)と同じ語源の派生語を整理してみました。
stressed | ストレスのある | stress+ed |
stressful | ストレスを感じる 疲れる | stress+ful |
stressor | ストレスの原因 | stress+or |
distress | 苦悩 悲痛 | di+stress |
strain | 気持ちの張りつめた 無理して | str(ess)+ain |
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カタカナ語英単語
stressの語源的意味
「stress(ストレス)」という言葉は、現代では「緊張」や「心の負担」、「圧力」といった意味でよく使われます。私たちが日常生活で感じるプレッシャーや心配事を指すことが多いですね。しかし、この「stress」という言葉の語源をたどると、もっと違った意味が見えてきます。
「stress」は、もともとラテン語の「stringere(ストリンゲレ)」という言葉に由来しています。「stringere」は「引き締める」や「締めつける」という意味を持っていました。この言葉が変化し、古フランス語の「estresse(エストレス)」となり、「圧力」や「圧迫」という意味で使われるようになりました。
さらに、古フランス語から中世英語に取り入れられたときに、「distress(ディストレス)」という形で使われるようになりました。「distress」は「苦しみ」や「困難」を意味しており、何かが強く押しつけられることで生じる「苦しい状態」を表していました。この「distress」から一部が抜け落ちて、現在の「stress」という形が生まれたのです。
現代の英語で「stress」という言葉は、「精神的な緊張」や「心の負担」を指すときに使われます。たとえば、「I feel stress at work(仕事でストレスを感じる)」という場合は、仕事が原因で心に圧力や負担を感じている状態を表しています。また、「exam stress(試験のストレス)」という表現は、試験を受ける前に感じる緊張や不安を指します。
一方で、「stress」には「強調する」という意味もあります。たとえば、「The teacher stressed the importance of studying(先生は勉強の重要性を強調した)」と言うと、先生が勉強の大切さを強く伝えたという意味になります。この場合も、何かを強く押し出す、強調するというニュアンスが含まれているのです。
このように、「stress」という言葉の語源を知ると、「引き締める」「押しつける」といった意味が元になっていることがわかります。だからこそ、心や体に圧力がかかる状態や、何かを強調することを表す言葉として使われているのです。
語源的な知識を知ることで、「stress」という言葉の本来の意味や使われ方がより深く理解できます。ストレスを感じるとき、それは「心や体に圧力がかかっている状態」であり、この言葉の背景には「強く押しつけられる」というイメージがあるのです。
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