フラワーにも派生語がいくつかあります。そのうちの1つが「フローラ(腸内微生物)」。下の画像にあるように、人間の腸の中はお花畑のような状態になっているところからこう呼ばれるようです。フラワーだけではもったいないので、他の派生語も覚えて、会話で使ってみましょう。
flowery | 花のたくさん咲いた | flower+y |
flowering | 花の咲いている 満開の | flower+ing |
florally | 花のように | flo+ral+ly |
floral | 花の 花のような 花柄の | flo+ral |
flora | 腸内微生物 | flo+ra |
関連リンク:カタカナ語英単語
flowerの語源的意味
「flower(フラワー)」という言葉は、「花」を意味しますが、その語源をたどると、ラテン語の「flos(フロス)」に由来しています。この「flos」という言葉は、「花」そのものを意味していて、花が美しく咲くことや植物の最も美しい部分を指していました。
「flos」はラテン語の「florere(フロレーレ)」という動詞からも派生しており、これは「咲く」や「栄える」という意味を持っていました。つまり、「flos」や「florere」は、「花が咲くこと」や「何かが美しく栄えること」を表していたのです。
その後、このラテン語の「flos」が古フランス語の「flor(フロール)」や「fleur(フルール)」に変化し、そこから中世英語に取り入れられて「flour(フラウアー)」という形になりました。やがて時代が進むにつれて、現在の「flower」という形になったのです。実は、かつての「flour(フラウアー)」は、現代でいう「flour(小麦粉)」と同じつづりでした。これは、穀物の「最も良い部分」を「flower(花)」に例えていたからです。当時の人々は、小麦の中で一番良い部分、すなわち粉にする部分を「flower(flour)」と呼んでいたのです。
このような歴史から、「flower」という言葉には、「植物の中で最も美しい部分」という意味が含まれています。花は植物の中で特に目立ち、美しく咲く部分であるため、「flower」は「最も良い部分」や「栄えているもの」という意味も持っていたのです。
現代では、「flower」という言葉は単に「花」を意味するだけでなく、いろいろな形で使われています。たとえば、「flowering(フラワリング)」という言葉は、「花が咲くこと」や「発展すること」を表します。また、「flower garden(フラワーガーデン)」は「花園」を意味し、美しい花がたくさん咲いている場所を指します。
このように、「flower」という言葉の語源を知ると、「flower」がただ「花」を指すだけでなく、「最も美しい部分」や「咲くこと」を表していることがわかります。言葉の成り立ちや背景を知ることで、「flower」という言葉が持つ本来の意味や美しさをより深く理解できるでしょう。