川越達也シェフと言えば、一時期は毎日のようにテレビに出ている「イケメン料理人」として有名な方でした。テレビ等でしばらく見なくなってから、しばらくたち、その存在も忘れていましたが、ヤフーニュースで大きく取り上げられているのを拝見しました。
川越達也シェフについて
川越達也シェフは、1973年3月7日、宮崎県東諸県郡国富町に生まれました。
宮崎県立本庄高等学校を卒業後、大阪あべの辻調理師専門学校でフランス料理を専攻しました。
卒業後は大阪・北新地のフランス料理店で働きましたが、バブル崩壊の影響で閉店。
その後、神戸の料理店に転職しましたが、阪神・淡路大震災で被災し、上京して東京のウィークリーマンションに住みながら、喫茶店や飲食店でアルバイトを重ねました。
1997年7月、カラオケボックスに隣接するイタリア料理店での経験が評価され、レストランの新店舗の料理長に抜擢されました。
1998年9月3日放送の『TVチャンピオン イタリアンシェフ日本一決定戦』に出演しましたが、予選のパスタ対決で最下位となりました。
しかし、「10年後楽しみにしてて下さい」というコメントを残しています。
2000年に独立し、創作イタリアン「ティアラ・K・リストランテ」を開店。
当初は集客に苦労し、営業終了後に深夜のアルバイトを行うなどして店を維持しました。
2006年、「TATSUYA KAWAGOE」に改称し、代官山へ移転。オーナーシェフとして、2か月先まで予約が一杯の人気店となりました。
その後、テレビや雑誌などのメディアに多数出演し、「イケメンシェフ」として人気を博しました。
しかし、2013年のインタビューでの発言が物議を醸し、メディアへの露出が減少しました。
2017年3月時点では経営する店は全て休業・閉店状態となり、メディアへの露出も控えていました。
2019年8月9日放送の『爆報!THEフライデー』で、長野県に移住し、東京・中目黒で新しい店舗の出店準備をしていることを公表しました。
2024年7月、YouTubeチャンネル「川越シェフだよ。」を開設し、再び注目を集めています。
水1杯800円で炎上
川越達也シェフは、2013年に自身のレストランで提供していた水の価格と、それに関連する発言が原因で炎上しました。
当時、川越シェフのレストランでは、イタリア産のボトルウォーターを800円で提供していました。
しかし、一部の顧客から「注文していないのに水代として800円を請求された」との批判がグルメサイトに投稿されました。
これに対し、川越シェフはインタビューで「くだらない。人を年収で判断してはいけませんが、年収300万〜400万円の人が高級店の批判を書き込むこともあるが、そういう人たちには高級店の企業努力や歴史がわからない」と発言しました。
さらに、「いい水を出しているんだもん。1000円や1500円取るお店だってありますよ。そういうお店に行ったことがないから『800円取られた』という感覚になる」と述べました。
これらの発言は、低所得者層を軽視しているとの批判を招き、大炎上に発展しました。
その後、川越シェフは公式ブログで「年収300~400というのは、一般的なお客様を表現したこと。バカにしたという意味合いでは全くございません」と釈明し、「具体的な数字を出してしまったことで、誤解を与えてしまったことに関して、心より反省しております」と謝罪しました。
この一連の騒動により、川越シェフはメディアへの露出が減少していたのですが・・・
ユーチューバーとして出直し?
川越達也シェフは、2024年7月にYouTubeチャンネル「川越シェフだよ。」を開設し、活動を再開しました。
チャンネルでは、料理レシピの紹介やゲストとのコラボレーションなど、多彩なコンテンツを提供しています。
視聴者からは、川越シェフの丁寧な料理解説や親しみやすい人柄が好評を得ています。
特に、家庭で再現しやすいレシピや、プロの技術を学べる点が高く評価されています。
一方で、他の料理系YouTuberとの差別化や、今後のコンテンツ展開に期待する声もあります。
チャンネル登録者数は順調に増加しており、川越シェフの再起を応援するコメントも多く寄せられています。67本の動画でチャンネル登録者数 10.6万人とのことですので、いまだ衰えない人気であることがわかります。料理のチャンネルですから、繰り返し見る視聴者も多いでしょうから、今後再生回数も伸びていくかもしれません。
ヤフーニュースでの突然の炎上? コメント分析
ところが突然、ヤフーニュースで久々に川越達也シェフが登場しました。
「僕のことは忘れて」と消えた感じだけど…川越達也が予約の取れないレストランを閉じ、メディアの露出を控えた「40代の真相」
過去のいきさつを知っている人たちから多くのコメントが寄せられています。ここでは、寄せられたコメントについて、好意的なものとそうでないものを整理してみます。
川越達也シェフに関するコメントのまとめ
好意的なコメント
- 料理人としての卓越性:
- 川越シェフの料理は「芸術的で洗練されている」と高く評価されています。特に、見た目の美しさや味わいへの配慮が顧客にとって忘れられない体験として残っているという意見が多いです。
- 「代官山の店舗で提供された料理が非常に印象的だった」という具体的なエピソードも寄せられています。
- 接客やサービスの丁寧さ:
- 過去の店舗で、お客様一人ひとりに対して丁寧に対応していたことが感謝されています。手書きのメッセージカードや、訪問客の好みに配慮した接客は、特に好評です。
- 店の前で顧客を丁寧に見送る姿が「心を打たれた」という声もあり、ホスピタリティを感じた人々の印象は非常に良好でした。
- YouTubeでの再起に期待:
- 最近では、料理解説や他の料理系YouTuberとのコラボレーションが好意的に受け止められています。特に、家庭向けの簡単なレシピや、料理初心者でも試せるような内容が多いことが視聴者から喜ばれています。
- 所作や画面越しの視聴者への配慮が「プロフェッショナルでありつつ、親しみやすい」として評価されています。
- 人柄への評価:
- 過去の料理コンテストの審査員として丁寧に接していた姿や、テレビで見せる真面目な姿勢に触れ、「誠実な性格だ」という声があります。
- 「完璧主義ながらもお客様に喜びを届ける情熱」が評価され、再び料理の世界で輝いてほしいという応援のコメントが多いです。
好意的でないコメント
- 「水の件」に関する批判:
- 店舗で提供された水に対して800円の料金がかかることが説明されていなかった点に不満が寄せられています。顧客が不意に高額請求を受けたと感じたことが問題視されました。
- また、この件に関連して、川越シェフが「年収300万〜400万円の人には高級レストランの努力や歴史がわからない」と発言したとされ、これが不快感を与えたとの声が見られます。
- 高い理想と押し付け感:
- 川越シェフが持つ完璧主義や高い基準が、スタッフや周囲に負担をかけたという意見があります。例えば、彼の求める水準がスタッフにとって過剰であり、「一緒に働くのが難しい」と感じた人がいたとされています。
- 「自分の分身を作りたい」という姿勢が、従業員を追い詰める結果になり、離職が相次いだという指摘もあります。
- 発言が誤解を招いた可能性:
- 年収に言及した発言は、「低所得者層を軽視している」と取られ、大きな反発を呼びました。ただし、これについては本人がブログで釈明を試みており、「意図が誤解された」との弁解もあります。
- 管理能力の課題:
- 「料理の才能は素晴らしいが、スタッフをまとめる力に課題があった」という指摘が複数寄せられています。「プロフェッショナルであるがゆえに、自分ができることは他人もできるべき」と考えがちで、周囲との温度差が生じたようです。
- 完璧主義がもたらす弊害:
- 顧客に対するサービスが行き届いている一方で、「細部に対するこだわりが過ぎる」といった声もあります。従業員に対しても同様で、厳しい基準を求めすぎてストレスを与えた可能性があるとされています。
総括
川越シェフは、料理人としての実力や高いサービス精神が支持される一方、過去の発言や完璧主義的な態度が誤解や批判を招きました。彼のプロフェッショナルな姿勢に感銘を受ける人が多い一方で、経営者としての柔軟性に欠けた点が炎上の一因とも言えます。現在のYouTube活動では親しみやすい一面を見せており、新たな形で支持を集めています。マスメディアからは距離を置いて、今後活躍されることを祈っています。