英語の文章を上手に書けるようになるには、たくさん練習して、間違いを直すことが大事です。この部分では、ChatGPTを使ってどのように英作文を直すか、わかりやすく説明します。
まず、ChatGPTは文法の間違いやスペルミスをすぐに教えてくれます。また、もっと自然な英語の言い方ができるようにアドバイスしてくれるので、練習にとても役立ちます。たとえば、文章の流れがおかしかったり、意味が分かりにくいところがあったら、どう直せばいいか提案してくれます。
さらに、ChatGPTで自分の作文の採点をしてみましょう。採点をすることで、自分がどのくらい英語を上手に書けているかを知ることができます。こうして何度も練習していくと、だんだんと英作文がうまくなっていきますよ!
自由英作文の添削 添削結果と解説を出力してもらう
ChatGPTは、自由英作文の添削も得意です。まず、自由英作文の添削と解説を出力してもらうプロンプト(指示文)をご紹介します。
ChatGPTに自由英作文の添削をしてもらうプロンプト例
プロンプト例
次の英文の間違いを添削して下さい。#英文:(ここに英文を入力する)
英文が短い場合、#英文:は省略可
出力結果:英文に「What I want for my birthday is a brand new computer.」を入力した場合
1. 現状のままでも問題ない例:
- What I want for my birthday is a brand new computer.
2. よりフォーマルに強調する例:
- What I would really like for my birthday is a brand new computer.
3. さりげなく欲しいものを伝える例:
- The one thing I want for my birthday is a brand new computer.
どの文も状況に応じて使えるので、あなたの意図や文脈に合わせて選ぶと良いですね。
出力例:英文に「There are nothing talk about the project.」を入力した場合
次の文にはいくつかの文法的な誤りがあります。まず、「nothing」は単数扱いなので「There are」ではなく「There is」を使います。また、「talk」には前置詞「to」や「about」が必要です。
修正後の例:
- There is nothing to talk about regarding the project.
- There is nothing to talk about the project.
どちらも自然な表現ですが、1つ目の文のほうが少しフォーマルです。
※ もとの英文にはaboutが入ってますが、ChatGPTが誤解しているようです。
日本語と英文をセットでChatGPTに英作文の添削をしてもらうプロンプト例
自分が考えた英文が、和訳と合っているのかどうか、確認できないと心配ですね。こういう場合は、日本語と英語の両方を入力して、内容が一致しているかどうかをChatGPTに判断してもらうことがかのうです。
プロンプト例
日本語と英文を比較し、英文が日本との意味に合っているかどうかを指摘して下さい。#日本語:(日本語を入力する) #英文:(英文を入力する)
出力例:#日本語:そのプロジェクトについて述べることはありません。 #英語:There are nothing to say about the project. の場合
この英文と日本語を比較すると、いくつかの修正が必要です。
- 「There are nothing」
英文では「There are nothing」となっていますが、これは文法的に間違いです。「nothing」は単数扱いなので、**「There is nothing」**が正しいです。 - 「to say about the project」
「そのプロジェクトについて述べることはありません」という意味にする場合、**「to say」は自然な選択です。ただし、文全体の意味を明確にするために「about」ではなく、「regarding」や「on」**を使うと、より適切なニュアンスになります。
修正後の英文例:
- There is nothing to say about the project.
- There is nothing to say regarding the project.
どちらの修正後の英文も、日本語の「そのプロジェクトについて述べることはありません」という意味に適しています。
2つ目に提案してくれた英文は少し難しいですが、「こういう表現もあるのだな」というヒントになりますね。
ChatGPT条件を指定してもらって自由英作文に取り組む
ChatGPTは条件を指定して英作文の添削もしてくれます。次のようなプロンプトが可能です。
プロンプト例
英単語を5個指定して下さい。中学生レベルの英単語とします。私がその5個の英単語を含む英文を作成するので、添削して下さい。
出力結果
指定された英語5語
以下の5つの中学生レベルの英単語を指定します。
- book
- school
- friend
- happy
- play
作成した英文:After I play baseball my friend gave me a present. I feel very happy.
文全体としては良いですが、少しだけ時制の一致と前置詞の調整が必要です。次のようにすると、より自然になります。
修正後の例:
- After I played baseball, my friend gave me a present. I felt very happy.
修正ポイント:
- 「After I play baseball」の「play」は過去の出来事なので、playedにします。
- 「I feel very happy」の「feel」も過去形に合わせてfeltにします。
このように細かい点についても指摘をしてくれます。この練習は「どう書くか(文型等)」はわかっているけれど、「何を書くか」がわからない場合に効果的な練習方法です。テーマを自分で設定して英文を書く場合の練習などに効果的です。
ChatGPTに自由英作文を100点満点で評価してもらう
ChatGPTに、英作文の評価を100点満点でしてもらうことが可能です。この記事の最後に、そのプロンプト例をご紹介します。
プロンプト例
次の英文の評価を100点満点でして下さい。After I play baseball my friend gave me a present. I feel very happy.
出力例
この英文を100点満点で評価すると、70点くらいです。
良い点:
- 意味は十分に伝わります。
- シンプルで分かりやすい構造です。
改善が必要な点:
- 時制の不一致: 最初の文の「After I play baseball」は現在形で、続く「my friend gave me a present」は過去形です。時制が一致していないので、playをplayedにする必要があります。
- 時制の一貫性: 2文目の「I feel very happy」も、過去の出来事を表すなら「felt」が適切です。
- コンマの追加: 「After I played baseball」の後にコンマを加えると、読みやすくなります。
修正例:
- After I played baseball, my friend gave me a present. I felt very happy.
このように時制を一致させれば、より自然な文になります。
簡単にコメントをしてくれて、採点結果を出力してくれるので励みになりますね。ChatGPTが出力する英文の正確さには若干問題がある印象を受けますが、ネイティブでも英語の間違いをすることを考えれば、問題ないレベルと考えてもよいでしょう。
その他、Eメールを書く練習や、要約問題、並べ替え問題などにもChatGPTは対応しています。別の記事で触れますので合わせてご覧下さい。
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