このパートの取り組み方は、Part3と同じです。会話ではなく、ナレーションを聞いて答える問題です。そのためか、難しい単語がPart3よりも多くなっている点に注意しましょう。
Part4は音声処理(速音読)の能力に加えて、単語力も試されます。集中力が続かなくなってくるパートでもあります。
初見シャドーイング
もし挑戦する気持ちがあれば、Part4では「初見シャドーイング」に取り組んでみてはいかがでしょうか。手順はこんな感じです。
1回目と2回目で、聞こえ方に違いを感じる方は、速音読の練習がきちんとできている方です。
ちなみに、上の手順の一番目を飛ばし、問題を解く前に学生さんたちに初見シャドーイングをやっていただきました。初めて聞く英文のシャドーイングなので、初見シャドーイングと呼んでいます。受講している学生さんたちからは、いくつか反響があります。その中で特徴的なのが次のような感想です。
今までは単語だけを拾っていたけれど、初見シャドーイングに取り組んでみると、単語の前後も頭に入るようになる
一度も英文を見ていない場合のシャドーイングでは、音声に集中し、予測能力が働くことがあるため、内容理解が進む場合があります。特に速音読の練習を何度もやっている場合、口が表現を覚えています。ですから、すでに口が覚えているフレーズは、すぐに出てくるわけです。音声理解に割り当てる脳のリソースを内容理解に割り当てることができるわけです。洋画のワンシーンでも同じような体験ができます。洋楽でも同様の経験ができると思います。
洋楽を英語の勉強に活かすことを考えている方は、聴くだけでなく歌ってみることが多いのではないでしょうか。歌詞を見ずに歌う習慣を付けることで、いくつかの効果が期待できます。そのうちの1つが予測能力です。次にどんな単語が出てくるか、自分の知識を使いながら予測するようになるのです。
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